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ストリート・クワイア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ストリート・クワイア』
ヴァン・モリソンスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックブルー・アイド・ソウルフォークブルース
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース ヴァン・モリソン
ダハード・エリアス・シャー(アシスタント・プロデューサー)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 18位(イギリス[1]
  • 32位(アメリカ[2]
  • ヴァン・モリソン アルバム 年表
    ムーンダンス
    (1970年)
    ストリート・クワイア
    (1970年)
    テュペロ・ハニー
    (1971年)
    テンプレートを表示

    ストリート・クワイア』(原題:His Band and the Street Choir)は、北アイルランド出身のシンガーソングライター、ヴァン・モリソン1970年に発表した、ソロ名義では4作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    ドミノ」は、モリソンが敬愛するミュージシャンであるファッツ・ドミノに捧げられた[3]。「アイヴ・ビーン・ワーキング」は前作『ムーンダンス』(1970年)制作時のアウトテイクの再録音で、初期のヴァージョンは約11分に及んだが、本作では短くまとめられた[4]

    「スウィート・ジャニー」は当時の妻ジャネット・プラネットに捧げられた曲で[5]、彼女は本作のレコーディングにも、クワイア隊の一人として参加している[6]。なお、本作リリース前の1970年4月3日には、二人の間の娘シャナ・モリソン英語版が誕生している[7]

    本作でアシスタント・プロデューサーを務めたドラマーのダハード・エリアス・シャーは、後にモリソンのライヴ・アルバム『魂の道のり』(1974年)、スタジオ・アルバム『ヴィードン・フリース』(1974年)でもドラムスを担当する[8]

    2015年発売のリマスターCDには未発表ヴァージョン5曲がボーナス・トラックとして追加されており[6]、「コール・ミー・アップ・イン・ドリームランド」の別ヴァージョンは、アルバム・ヴァージョンよりもバッキング・ボーカルが突出した内容となっている[9]

    反響・評価

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    アメリカのBillboard 200では32位に達し、前作『ムーンダンス』に引き続き全米トップ40アルバムとなった[2]。第1弾シングル「ドミノ」はBillboard Hot 100で9位に達し、1967年の「ブラウン・アイド・ガール」以来の全米トップ10入りを果たす[2]。その後「ブルー・マネー」(全米23位[2])、「コール・ミー・アップ・イン・ドリームランド」(全米95位[2])もシングル・ヒットした。

    イギリスでは1971年2月13日付の全英アルバムチャートで初登場した後、前作『ムーンダンス』を上回る18位を記録して、モリソン初の全英トップ20アルバムとなった[1]

    Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「彼が長年魅せられてきたニューオーリンズR&Bの伝統をインスピレーションとして深く掘り下げている」「殆どの曲がファンに愛され続けていることが、その質を証明している」と評している[10]

    収録曲

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    全曲ヴァン・モリソン作詞・作曲。

    オリジナル

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    Side 1
    1. ドミノ - Domino – 3:10
    2. クレイジー・フェイス - Crazy Face – 3:00
    3. ギヴ・ミー・ア・キス - Give Me a Kiss – 2:40
    4. アイヴ・ビーン・ワーキング - I've Been Working – 3:29
    5. コール・ミー・アップ・イン・ドリームランド - Call Me Up in Dreamland – 3:55
    6. アイル・ビー・ユア・ラヴァー、トゥー - I'll Be Your Lover, Too – 3:53
    Side 2
    1. ブルー・マネー - Blue Money – 3:48
    2. ヴァーゴ・クラウンズ - Virgo Clowns – 4:14
    3. ジプシー・クイーン - Gypsy Queen – 3:18
    4. スウィート・ジャニー - Sweet Jannie – 2:12
    5. イフ・アイ・エヴァー・ニーデッド・サムワン - If I Ever Needed Someone – 3:48
    6. ストリート・クワイア - Street Choir – 4:50

    2015年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. コール・ミー・アップ・イン・ドリームランド(テイク10) - Call Me Up in Dreamland (Take 10) – 4:14
    2. ギヴ・ミー・ア・キス(テイク3) - Give Me a Kiss (Take 3) – 2:32
    3. ジプシー・クイーン(テイク3) - Gypsy Queen (Take 3) – 4:13
    4. アイヴ・ビーン・ワーキング(オルタネイト・ヴァージョン) - I've Been Working (Alternate Version) – 4:25
    5. アイル・ビー・ユア・ラヴァー、トゥー(オルタネイト・ヴァージョン) - I'll Be Your Lover, Too (Alternate Version) – 4:10

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b VAN MORRISON | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
    2. ^ a b c d e Van Morrison | Awards | AllMusic
    3. ^ Childers, Chad. “10 Best Van Morrison Songs”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2016年1月22日閲覧。
    4. ^ Chilton, Martin (2013年10月16日). “Van Morrison Moondance outtakes are hidden gems”. The Telegraph. Telegraph Media Group. 2016年1月22日閲覧。
    5. ^ Landau, Jon (1971年2月4日). “Van Morrison His Band and The Street Choir Album Review”. Rolling Stone. 2016年1月22日閲覧。
    6. ^ a b Van Morrison - His Band And The Street Choir (CD, Album) at Discogs - 2015年リマスターCDの情報
    7. ^ Henderson, Alex. “Shana Morrison - Biography & History”. AllMusic. 2016年1月22日閲覧。
    8. ^ Dehaud Elias Shaar | Credits | AllMusic
    9. ^ Mathers, Ian (2015年11月13日). “Van Morrison: Astral Weeks / His Band and the Street Choir”. PopMatters. 2016年1月22日閲覧。
    10. ^ Jurek, Thom. “His Band and the Street Choir - Van Morrison”. AllMusic. 2016年1月22日閲覧。