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ストレング石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ストレング石
ストレング石の小さな結晶
シュツルンツ分類 8.CD.10
Dana Classification 40.04.01.02
化学式 FePO4 · 2H2O
結晶系 直方晶系
対称 Pcab
モル質量 186.85 g/mol
晶癖 ブドウ房状英語版、放射状、球状(: spherical)[訳語疑問点]
へき開 {010} 明瞭 {001} 不明瞭
モース硬度 3½ - 4
光沢 ガラス光沢
無色、藤色、パンジー色(: deep violet)[訳語疑問点]、赤色、カーマイン、緑白色
条痕 白色
透明度 透明もしくは半透明
比重 2.84
密度 2.87 g/cm3
光学性 二軸性 (+)
光軸角 2V 72° - 88°
分散 r < v 比較的強い
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ストレング石(ストレングいし、ストレンガイト、: Strengite)は、 FePO4 · 2H2Oという組成式の、比較的稀少な鉄リン酸塩鉱物 [4] 。 別名をBarranditとも[要出典]。「燐鉄鉱」とも呼ばれるが、同質異像フォスフォシデライトと意味が被ることもあり、上記の名称が一般的となっている。

ラベンダー色、ピンク色あるいは紫色を呈し、鉄がアルミニウムに置き換わったバリサイトに似ている[5]。 また低pHかつ低酸化還元電位の条件では部分的に可溶性である[4]

発見と語源

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1877年ヘッセン州ビーバータールGrube Eleonore鉱山で、August Nies(1854年-1931年)が初めて発見した[要出典]。Niesの恩師の鉱物学者ヨハン・アウグスト・シュトレングドイツ語版教授(1830年-1897年)に因んで命名された[6]

出典

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  1. ^ Strengite Mineral Data”. Webmineral.com. 2011年10月25日閲覧。
  2. ^ Strengite mineral information and data”. Mindat.org. 2011年10月25日閲覧。
  3. ^ STRENGITE (Hydrated Iron Phosphate)”. 2011年10月25日閲覧。
  4. ^ a b Patrick, W. H., Jr.; Gotoh, S.; Williams, B. G. (February 9, 1973), “Strengite Dissolution in Flooded Soils and Sediments”, Science 179 (4073): 564–565, Bibcode1973Sci...179..564P, doi:10.1126/science.179.4073.564, PMID 17820817 
  5. ^ Pough, Frederick H.; Peterson, Roger Tory (1997), A Field Guide to Rocks and Minerals, Peterson Field Guide, 7 (5th ed.), Houghton Mifflin Harcourt, p. 239, ISBN 0-395-91096-X, https://books.google.com/books?id=C-7APnYVG04C&pg=PA239 
  6. ^ Senning, Alexander (2007), Elsevier's dictionary of chemoetymology: the whies and whences of chemical nomenclature and terminology, Elsevier, p. 374, ISBN 0-444-52239-5, https://books.google.com/books?id=Fl4sdCYrq3cC&pg=PA374