ステイディアム・アーケイディアム
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(スノー (レッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲)から転送)
『ステイディアム・アーケイディアム』 | ||||
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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
オルタナティヴ・ロック[2] ファンク・ロック ラップ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | リック・ルービン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
Dani California
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ゴールドディスク | ||||
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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ アルバム 年表 | ||||
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『ステイディアム・アーケイディアム』(Stadium Arcadium)は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの9枚目のスタジオ・アルバム。日本盤は、ワーナーミュージック・ジャパンより2006年5月10日に発売された。アルバムチャートでは、初の全米1位を獲得。
概要
[編集]- ジャケットは、宇宙のアートワークになっており、DISC 1が木星、DISC 2が火星と分けられている。
- レコーディングされた38曲から、28曲に厳選し2枚組としてリリースされた[1]。
- オリコンアルバムチャートで、初登場1位を獲得。2枚組の洋楽アルバムとしては、史上初の快挙達成である。このほか、アメリカやイギリスを始め、全世界24ヶ国で1位を獲得している。
- 前作、前々作で推し進められたメロディー路線を継承しつつも、原点回帰と言えるファンク・パンクソングも揃った、集大成的な作品になった。メンバーは最高傑作と語っており、フリーは「このアルバムが嫌いだということはすなわち、レッチリが嫌いだということ」と語る。
- プロモーションや、反応ではYouTubeが極めて目立ったアルバムだった。ワーナーとYouTube社の連携牽引役といっても過言でない。シングル発売時のPV制作コンテストの発端にもなったと思われる。
- ほぼ全ての楽曲に、ジョン・フルシアンテのギターソロが織り込まれているが、ジョンが「現代の三大ギタリスト」(The New Guitar Gods)としてローリング・ストーン誌に選出された際、「ダニー・カリフォルニア - Dani California」と「メイク・ユー・フィール・ベター - Make You Feel Better」のソロは譜面に起こしてレコーディングに臨んだが、他の曲のソロは即興演奏であることを明かした。
収録曲
[編集]- Disc 1 (Jupiter~木星)
- ダニー・カリフォルニア - Dani California (4:42)
- スノー((ヘイ・オー)) - Snow ((Hey Oh)) (5:34)
- チャーリー - Charlie (4:37)
- ステイディアム・アーケイディアム - Stadium Arcadium (5:15)
- ハンプ・デ・バンプ - Hump De Bump (3:33)
- シーズ・オンリー・エイティーン - She's Only 18 (3:25)
- スロー・チータ - Slow Cheetah (5:19)
- トーチャー・ミー - Torture Me (3:44)
- ストリップ・マイ・マインド - Strip My Mind (4:19)
- エスペシャリー・イン・ミシガン - Especially In Michigan (4:00)
- ワーロックス - Warlocks (3:25)
- カモン・ガール - C'mon Girl (3:48)
- ウェット・サンド - Wet Sand (5:09)
- ヘイ - Hey (5:39)
- Disc 2 (Mars~火星)
- デセクレイション・スマイル - Desecration Smile (5:01)
- テル・ミー・ベイベー - Tell Me Baby (4:07)
- ハード・トゥ・コンセイトレイト - Hard To Concentrate (4:01)
- 21st センチュリー - 21st Century (4:22)
- シー・ルックス・トゥ・ミー - She Looks To Me (4:06)
- レディメイド - Readymade (4:30)
- イフ - If (2:52)
- メイク・ユー・フィール・ベター - Make You Feel Better (3:51)
- アニマル・バー - Animal Bar (5:25)
- ソー・マッチ・アイ - So Much I (3:44)
- ストーム・イン・ア・ティーカップ - Storm In A Teacup (3:45)
- ウィ・ビリーブ - We Believe (3:36)
- ターン・イット・アゲイン - Turn It Again (6:06)
- デス・オブ・ア・マーシャン - Death Of A Martian (4:24)
シングル・カット 楽曲紹介など
[編集]- 国内盤とUK盤、US盤のリリース。カップリング曲はアルバム未収録。US盤のみ収録曲が異なる。
- 1st シングル Dani California ワーナー・ブラザース映画配給映画『デスノート』の主題歌として提供された。
- ミディアム・テンポでメロディックなファンク・ナンバー[1]。
- タイトルのダニーとは、女の子の名前。「カリフォルニケイション」、「バイ・ザ・ウェイ」から続く三部作の完結編。
- メンバーが、歴代ロックを彩ったアーティスト達に扮して次々と演奏を行うPVが、その完成度の高さで話題となった。
- →詳細は「ダニー・カリフォルニア」を参照
- 2nd シングル Tell me Baby
- ファンク色が強めな曲。曲中のキーボード的なサウンドはギターの多重、倍速、低倍速録音によるものであり、アルバム中の他の曲で聞かれるそのような音もほとんどが、ジョン・フルシアンテがマスタリング時に苦心してギターサウンドのみで作り上げたものである。
- 3rd シングル Snow ((Hey Oh)) ワーナー・ブラザース映画配給映画『デスノート the Last name』主題歌
- 国内は2006年11月発売。
- 映画前編を鑑賞したメンバーが前編に引き続き、主題歌としての提供を即断した。
- 映画の内容も、終盤では一部この曲を意識したと思われる展開となっている。
- 4thシングル Desecration Smile
- 日本版未発売。アコースティック・ギターを使用したバラード。
- Charlie
- PVをリスナーから公募。選ばれた作品はそのままPVに使われた。商品は賞金5000ドルとパリ公演のチケット。
エピソード
[編集]今作はバンド史上初の2枚組となったが、当初は、2枚組ではなく3枚組にしようというアイデアもあった。チャド・スミスは2016年のインタビューで、次のように語っている。
また、同インタビューにおいて、チャド・スミスは次のようにも語っている。
バンドにとってすごくクリエイティヴな時期だったね。大量に曲を書いたし、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』をレコーディングした家に戻ったんだ。そこに戻ってすごく良い気分だったよ。そんな苦労もなくいろいろ思い浮かんだし、レコーディングもすごく楽しかったんだ。ただ純粋に音楽だったんだよね[3]