スパークルホース
スパークルホース Sparklehorse | |
---|---|
ミラノにて(2007年5月22日) | |
基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 バージニア州リッチモンド |
ジャンル | オルタナティヴ・ロック、インディー・ロック、ドリーム・ポップ |
活動期間 | 1995年 - 2010年 |
レーベル | EMI |
公式サイト |
www |
旧メンバー |
マーク・リンカス スコット・マイナー スコット・フィッツシモンズ ジョニー・ホット ポール・ワトソン |
スパークルホース(Sparklehorse)は、アメリカ合衆国バージニア州出身のオルタナティヴ・ロック・バンド。2010年に中心人物のマーク・リンカスが自殺したことにより活動を終えた。
来歴
[編集]1995年に『Vivadixiesubmarinetransmissionplot』でアルバム・デビュー。翌1996年にはレディオヘッドのオープニング・アクトとしてヨーロッパをツアーした。
しかし、このツアーの途中でマーク・リンカスがアルコールと薬物(抗うつ薬、バリウム、ヘロイン)の摂取によりオーバードーズを起こしてしまう。一時は心停止状態に陥り、意識の回復後も両足に麻痺が残る恐れがあった。複数回にわたる手術の結果、回復したものの、リンカスは半年の間車椅子での生活を強いられた。
この苦境を乗り越えて1997年に発表されたセカンド・アルバム『グッド・モーニング・スパイダー』の中の楽曲「St. Mary」は、リンカスが入院中に世話になったパディントンにある同名の病院[1]の看護師たちに捧げられている。
2001年のサード・アルバム『イッツ・ア・ワンダフル・ライフ』には、ゲストとしてトム・ウェイツ、PJ ハーヴェイ、カーディガンズのニーナ・パーションらが参加した。続く2006年のアルバム『Dreamt for Light Years in the Belly of a Mountain』には、デンジャー・マウスが参加。彼とのコラボレーションはこの後も続き、共に『ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル』を制作したものの、レコード会社によってリリースが中止された。この措置に対し、リンカスとデンジャー・マウスはパッケージのみを空のCD-Rと共に発売するという行動に出た[2]。
2010年3月6日、マーク・リンカスが自殺したことが発表された[3][4]。正式な発売が見送られていた『ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル』はリンカスの死後、同年7月に発売された。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- Vivadixiesubmarinetransmissionplot (1995年) ※全英58位
- 『グッド・モーニング・スパイダー』 - Good Morning Spider (1998年) ※全英30位
- 『イッツ・ア・ワンダフル・ライフ』 - It's a Wonderful Life (2001年) ※全英49位
- Dreamt for Light Years in the Belly of a Mountain (2006年) ※全英60位[5]
- 『ダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル』 - Dark Night of the Soul (2010年) ※with デンジャー・マウス、全英32位
- Bird Machine (2023年)
EP
[編集]- Chords I've Known EP (1996年)
- Distorted Ghost EP (2000年)
- In the Fishtank 15 EP (2009年) ※with フェネス
シングル
[編集]- "Spirit Ditch" / "Waiting for Nothing" (1995年)
- "Hammering the Cramps" / "Too Late" (1995年)
- "Someday I Will Treat You Good" / "Rainmaker" (1996年)
- "Someday I Will Treat You Good" / "London" / "In The Dry" (1996年)
- "Hammering the Cramps" / "Spirit Ditch" / "Dead Opera Star" / "Midget In A Junkyard" (1996年)
- "Rainmaker" / "I Almost Lost My Mind" / "Intermission" / "Homecoming Queen (Live On KCRW)" / "Gasoline Horseys (Live On KCRW)" (1996年)
- "Come On In" / "Blind Rabbit Choir" (1998年)
- "Maria's Little Elbows" / "Painbirds" / "Wish You Were Here" (with トム・ヨーク) (ピンク・フロイドのカバー) / "Haint" (1998年)
- "Sick of Goodbyes" / "Good Morning Spider (BBC Radio 1 Evening Session)" (1998年)
- "Sick of Goodbyes" / "Happy Place" / "Happy Pig (BBC Radio 1 Evening Session)" / "Shot A Dog" / "Gasoline Horseys (Live)" (1998年)
- "Gold Day" / "Heloise" / "Devil's New" / Maxine" (2001年)
- "Don't Take My Sunshine Away" / "Ghost In The Sky" / "Knives of Summertime" (2006年)
- "Don't Take My Sunshine Away" / "Galveston" (ジミー・ウェッブ/グレン・キャンベルのカバー) (2006年)
- "Ghost in the Sky" / "Marigold" (2006年)
- "Knives of Summertime" / "Caroline" (2006年)
脚注
[編集]- ^ St Mary's Hospital, London公式ウェブサイト
- ^ デンジャー・マウス、新作に空のCDをリリース - BARKS
- ^ スパークルホースのマーク・リンカスが死去 - CDJournal
- ^ スパークルホースのシンガー、自殺 - BARKS
- ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 518. ISBN 1-904994-10-5