スメッドさん一家とスムーさん一家
スメッドさん一家とスムーさん一家 | |
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The Smeds and The Smoos | |
監督 |
Daniel Snaddon Samantha Cutler |
脚本 |
ジュリア・ドナルドソン アクセル・シェフラー Julia Smuts Louw |
原作 | The Smeds and the Smoos(ジュリア・ドナルドソン作) |
製作 |
Barney Goodland マーティン・ポープ Simon Quinn マイケル・ローズ |
音楽 | ルネ・オーブリー |
編集 | ロビン・セールス |
製作会社 |
Magic Light Pictures BBC One BBC iPlayer ZDF Studios |
配給 | Les Films du Préau |
公開 |
2022年12月25日 ( イギリス) 2023年10月18日 ( フランス) |
上映時間 | 26分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
画像外部リンク | |
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英語版ウィキペディアにおけるスメッドさん一家とスムーさん一家の映画ポスターの画像。 | |
en:File:The Smeds and the Smoos Movie Poster.jpg |
『スメッドさん一家とスムーさん一家』(すめっどさんいっかとすむーさんいっか、英: The Smeds and The Smoos)は、イギリスのMagic Light Picturesにより2022年に制作された短編アニメーション映画[1]。ジュリア・ドナルドソン文、アクセル・シェフラー絵の同名の本を原作とする[2][3]。
物語は偏見と不寛容から優しさと友情への旅で、対立している2つのエイリアンの一家(スメッド家とスムー家)を描いている[4][5]。多様性を尊重する大切さと違いを受け入れる大切さをエンターテイメントを通して伝える作品[6][7][8][9]。
あらすじ
[編集]舞台は、はるか遠くの惑星[1][5][6][7][9][10]。ジャネットとビルは対立している2つのエイリアンの一家(スメッド家とスムー家)出身の2人のエイリアンで、互いの一家を見下すように教えられてきた[2][3][5]。
ビビットワープの森(Wurpular Wood)で出会ったジャネットとビルは、友達になり、お互いに恋に落ちる[1][3][6][7][9][10][11]。ただ、2人の家族、スメッド家とスムー家は何代にもわたってお互いを嫌い合い、つきあいすらしていないため、両家とも結婚には大反対をする[1][3][6][7][9]。
その後2人は駆け落ちをして、スメッド家の赤いロケットで飛び去り、行方をくらましてしまう[1][3][6][10]。結果的に2つの家族はけんかをやめて、お互いの違いを乗り越えて、ジャネットとビルを探し出し家に連れ帰るために協力をすることを余儀なくされる[1][2][3][5][6][11]。
2つの家族はスムーおばあちゃんの青いロケットに搭乗し、宇宙を旅する[3]。2つの家族によるジャネットとビルを探し出すための銀河間の長旅は、思いがけなく徐々に2つの家族の仲を縮めていくことになる[2][5]。
登場キャラクター
[編集](この節の出典[11])
スメッド家
[編集]チャプチャプ湖(Loobular Lake)のほとりに暮らす一家[5]。赤い身体をしている[5]。スムー家のことを何代にもわたって嫌っている[1]。
- ジャネット(Janet)
- スメッドのおじいさん(Grandfather Smed)
- スメッドのおばさん(Aunt Smed)
- スメッドの子ども(Young Smed)
- 声: アシュウィン・サクティヴェル(英語版)
スムー家
[編集]コブコブ丘(Humplety Hill)のほとりに暮らす一家[5]。青い身体をしている[5]。スメッド家のことを何代にもわたって嫌っている[1]。
- ビル(Bill)
- スムーのおばあさん(Grandmother Smoo)
- 声: アドジョア・アンドー(英語版)[5]
- スムーのおじさん(Uncle Smoo)
- スムーの子ども(Young Smoo)
- 声: ラファエラ・クロウ(英語版)、田村奈央(日本語版吹き替え)[12]
製作
[編集]アニメーションはMagic Light Picturesにより製作された[14]。プロデューサーのバーニー・グッドランドによると2021年に製作は開始され、2年間で140人が製作に参加した[14]。
3DアニメーションプログラムのMayaでアニメーション化され、レンダリングソフトウェアのRedshiftでレンダーされた[14]。登場キャラクター、背景、世界全体のデザインは原作の絵を描いたアクセル・シェフラーのイラストにインスパイアされた[14]。
放送
[編集]2022年12月25日にイギリスのBBC Oneにおいて放送され、視聴占有率36%を記録した[7][8][9]。
2023年10月18日にフランスで放送された。
日本においては2023年12月24日にNHK Eテレで初放送が行われた[15]。
受賞・評価
[編集]- 2022年の「Shanghai International TV Festival」において「Magnolia Award for Best Animation」と「Magnolia Award for Best Storytelling (Animation)」にノミネートされた[16]。
- 2023年の「ニューヨーク国際児童映画祭」において「Audience Award (Ages 3-6)」を受賞[17]。
- 2023年度の「クリーブランド国際映画祭」において「Best Animation」にノミネートされた[18]。
- 2023年度の「世界のベスト!教育コンテンツ ~第50回日本賞~」において「幼児向け部門 最優秀賞」を受賞した[15]。
- 2024年の『プリ・ジュネス』において「6歳以下フィクション部門(英: Up to 6 Fiction)のグランプリ」及び「UNESCO賞(英: UNESCO Prize)」を受賞した[19][20]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 日本放送協会. “審査結果”. Japan Prize International Contest For Educational Media -日本賞-. 2023年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
- ^ a b c d Yossman, K. J. (2022年12月13日). “Julia Donaldson, Axel Scheffler on the BBC, Magic Light Adaptation of ‘The Smeds and the Smoos’” (英語). Variety. 2023年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i Skwigly (2022年12月2日). “Trailer released for Magic Light's 'The Smeds and the Smoos'”. Skwigly Animation Magazine. 2023年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b Yossman, K. J. (2022年9月28日). “First Look Image: Bill Bailey, ‘Bridgerton’s’ Adjoa Andoh in Julia Donaldson’s ‘The Smeds and The Smoos’” (英語). Variety. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o Giltrow, Sam (2022年10月3日). “Magic Light offers first look at animation The Smeds and the Smoos” (英語). Licensing.biz. 2023年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e f “20231124.pdf”. nhk.or.jp. p. 3 (2023年11月24日). 2023年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e “NHK主催「第50回日本賞映像祭」のみどころ【参加募集!】世界の制作者たちといっしょに番組を鑑賞し、語り合おう!”. ステラnet. 2023年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
- ^ a b published, Nicholas Cannon (2022年12月23日). “The Smeds and the Smoos — air date, voice cast, plot, trailer, interviews, furst looks and all about the Christmas animation” (英語). whattowatch.com. 2023年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e Corporation), NHK (Japan Broadcasting. “Award-winners Screenings & Discussions” (英語). Japan Prize International Contest For Educational Media. 2023年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月19日閲覧。
- ^ a b c McMicking, Paramount Graphics-www paramountgraphics com au, Rob. “The Smeds and The Smoos : Live on Stage - CDP Theatre Producers” (英語). The Smeds and The Smoos : Live on Stage - CDP Theatre Producers. 2023年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c Cutler, Samantha; Snaddon, Daniel (2022-12-25), The Smeds and the Smoos, Sally Hawkins, Bill Bailey, Ashna Rabheru, Magic Light Pictures, BBC One, BBC iPlayer 2023年12月18日閲覧。
- ^ a b “人気ポスト(@tamunao10) - Yahoo!リアルタイム検索”. web.archive.org (2023年12月27日). 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b “人気ポスト(@ishikari_yuki) - Yahoo!リアルタイム検索”. web.archive.org (2023年12月27日). 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b c d “You are being redirected...” (英語). www.animationmagazine.net. 2023年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
- ^ a b 日本放送協会. “世界のベスト!教育コンテンツ ~第50回日本賞~”. Japan Prize International Contest For Educational Media -日本賞-. 2023年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月24日閲覧。
- ^ “Overview of the Magnolia Awards Nominations: Mysteries and Romance in the World of Animation” (英語). www.stvf.com. 2023年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
- ^ “The Smeds and the Smoos”. New York Int'l Children's Film Festival. 2023年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
- ^ “The Smeds and the Smoos (2022) | MUBI”. 2023年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
- ^ “PRIX JEUNESSE INTERNATIONAL 2024 – Prix Jeunesse” (英語). 2024年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月15日閲覧。
- ^ “Preistraegerbroschuere.pdf”. prixjeunesse.de. 2024年10月15日閲覧。