スリ・アユタヤ (海防戦艦)
表示
スリ・アユタヤ(เรือหลวงศรีอยุธยา)はタイ海軍の海防戦艦。スリ・アユタヤ級[1]。
概要
[編集]神戸の川崎造船所で建造[2]。1937年1月12日起工[2]。1937年7月24日進水[2]。1938年6月15日竣工[2]。
「スリ・アユタヤ」はラーマ8世やラーマ9世が留学先から帰国する際に御召艦になった[3]。
1951年6月29日、海軍士官がプレーク・ピブーンソンクラーム首相を拉致して「スリ・アユタヤ」に監禁[4]。それに対し陸軍と空軍が攻撃を行い、「スリ・アユタヤ」は7月1日に沈没した[4]。
「スリ・アユタヤ」は1959年10月8日に除籍され、浮揚後解体された[4]。
要目
[編集]- 排水量:基準2080トン(2115メートルトン)、満載2350トン[2]
- 長さ:全長77.01m、水線長75.00m[2]
- 幅:水線幅13.41m[2]
- 吃水:4.17m、平均3.99m(基準排水量)[2]
- 装甲:装甲帯63.5mm、甲板25-38mm、司令塔102mm[2]
- 機関:川崎MAN G9V 45/60型9気筒4ストロークディーゼル機関2基、2軸、出力5200制動馬力[2]
- 速力:15.8ノット[2]
- 兵装:50口径三年式20cm砲4門(連装2基)、ボフォース50口径75mmM/30型両用砲4門(単装4基)、マドセン60口径20mm機銃4艇(連装2基)[2]
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 橋本若路『海防戦艦 設計・建造・運用 1872~1938』イカロス出版、2022年、ISBN 978-4-8022-1172-7