スリーコース
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スリーコース | |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1991年4月4日 |
死没 | 1997年2月1日(7歳没・旧表記) |
父 | キンググローリアス |
母 | スリーリオン |
母の父 | レイズアボーイ |
生国 | 日本(北海道静内町) |
生産者 | 岡野牧場 |
馬主 |
スズカ商事(株) →永井商事(株) |
調教師 |
地邉幸一(名古屋) →橋本寿正(栗東) |
競走成績 | |
生涯成績 |
33戦8勝 中央競馬25戦4勝 地方競馬8戦4勝 |
獲得賞金 | 1億2146万0000円 |
スリーコースは、日本の競走馬。快速の逃げ馬として1990年代に人気を博した。また、引退レースにおける悲劇的な最期でも知られている。
概要
[編集]旧4歳春に公営・名古屋競馬から中央競馬に移籍し、ダートの短距離路線で活躍。非常にスタートダッシュが速い馬として知られ、中央競馬で出走した全25戦で、第3コーナーまでは1度も他馬に先頭を譲ることはなかった。1996年に出走した高松宮記念とギャラクシーステークスでは、いずれも2桁着順に大敗したものの、それぞれ芝・ダートの1000メートル通過時点ではそれまでの日本レコードを上回るタイムで走破している。こうした破滅的なレース振りから、中央では準オープン戦での優勝が最高実績という戦歴ながら実力以上の人気を獲得していた。
しかし引退・繁殖入りを前にしての最後のレース・すばるステークスの枠入り時に、発馬機内で暴れて転倒し、左前脚を脱臼。予後不良と診断され、そのまま安楽死の措置が執られた。ラストランでの事故、それもスタートに天才的な冴えを見せた馬がスタートできないまま最期を迎えるという悲劇性から、死後は実績的に異例とも言えるほど数々の書籍で取り上げられ、その死が悼まれた。
年度別競走成績
[編集]血統表
[編集]スリーコースの血統ミスタープロスペクター系 / Raise a Native3×4、Tom Fool5*5(父内) | (血統表の出典) | |||
父 *キンググローリアス King Glorious 1986 黒鹿毛 |
父の父 Naevus 1980栗毛 アメリカ |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Mudville | *ボールドラツド | |||
Batteer Up | ||||
父の母 Glorious Natalie 1980黒鹿毛 アメリカ |
Reflected Glory | Jester | ||
Lysistrata | ||||
Blue Eyed Blonde | The Pie King | |||
Blue-Eyed Barbie | ||||
母 スリーリオン 1978 栗毛 日本 |
*レイズアボーイ 1972 鹿毛 アメリカ |
Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
Masked Lady | Spy Song | |||
Spinosa | ||||
母の母 ミツドコース 1965鹿毛 日本 |
*パールダイヴアー Pearl Diver |
Vatellor | ||
Pearl Cap | ||||
ミユツセ | *フエリオール | |||
ミルウオーキー F-No.14-a |
参考文献
[編集]- 市丸博司・編『サラブレッド怪物伝説・平成版』廣済堂文庫 1997年 ISBN 4331652491
- 大川慶次郎ほか『サラブレッド101頭の死に方・2』アスペクト 1997年 ISBN 4893668757
- 日本中央競馬会 『優駿』2004年10月号
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビKEIBA.GO.JPJBISサーチ