スロッグスネック橋
スロッグスネック橋 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | アメリカ合衆国 |
所在地 | ニューヨーク市ブロンクス区 - クイーンズ区間 |
交差物件 | イースト川 |
座標 | 北緯40度48分06秒 西経73度47分27秒 / 北緯40.80167度 西経73.79083度 |
構造諸元 | |
全長 | 886.97m |
高さ | 43.3m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
スロッグスネック橋(英語:Throgs Neck Bridge)は、1961年1月11日に開通した吊橋。橋は、イースト川を横切り、ニューヨーク市のブロンクス区とクイーンズ区を結んでいる。州間高速道路295号線の一部でもある。
歴史
[編集]スロッグスネック橋は、ロバート・モーゼスによって計画された。最初に計画されたのは1945年で、彼の最後のプロジェクトの6年後だった。1939年には、2マイル(3㎞)西に、ブロンクス=ホワイトストーン橋が完成している。モーゼスは、有名な橋のデザイナー、オスマー・アマンに委任した。アマンは、これまでにもジョージ・ワシントン・ブリッジ、ブロンクス=ホワイトストーン橋、ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ、ロバート・F・ケネディ橋の建設に携わってきた。彼は、プレート・ガーダー・システムを利用する代わりに、デッキの下に28フィート(8.5m)の補剛トラスを備えた。また、水上交通も頭に入れ、中央部分が少し高くなっている。
計画中、橋は州間高速道路495号線とされていたが、その後建築中に、州間高速道路78号線の一部となった。そして1971年から現在まで州間高速道路295号線となっている。また、クイーンズ側の橋のたもとには、リトル・ベイ・パークがある。
2009年7月10日金曜日の午前5時頃に、建設作業員のトーチ・ランプが原因で、火災が発生した[1][2]。そのため、ほとんどの自動車が、ブロンクス=ホワイトストーン橋を通った。また、閉鎖された橋も多かった。イースト川のボートの上などから、消防士約170人を動員し消火を行った[3]。消火作業は、少なくとも7時間続き、クイーンズ行きの一部の車線のみ、その日の午後、夕方のラッシュアワーの前に再開された。被害の大きかったレーンは、修復に1ヶ月かかり、8月10日に再開された。
2010年12月30日の時点で、橋の通行料金は、二輪車が$6.50、ニューヨーク州E-ZPass利用者が$1.70である。オートバイは、$2.75、ニューヨーク州E-ZPass利用者が$0.66である。割引は、州外の利用者は対象となっていない[4]。
2011年1月11日で、橋は開通50周年を迎えた[5]。橋はニューヨーク市が所有しており、MTAブリッジ&トンネルが管理している。
トラックの通行制限
[編集]2005年6月に橋を検査したところ、破損が見つかったため、40トン以上の大型トラックは、交通量の少ない午後11時から午前5時までの間のみ、橋を通ることができる[6]。
ギャラリー
[編集]-
スロッグスネック橋
-
ブロンクス側から撮影。
-
夜のスロッグスネック橋。
-
トッテン砦から見た橋。
出典
[編集]- ^ Frazier, Michael (July 13, 2009). “FDNY: Worker's blow torch started Throgs Neck fire”. Newsday (ロングアイランド) 2009年8月6日閲覧。
- ^ Akam, Simon (July 21, 2009). “Throgs Neck Bridge Fire Reveals Fragility of New York’s Travel Network”. The New York Times 2009年8月6日閲覧。
- ^ Cruz, Wil (July 10, 2009). “Throgs Neck Bridge fire causes commuter chaos”. Daily News (ニューヨーク) 2009年8月6日閲覧。
- ^ “Crossing Charges”. MTAブリッジ&トンネル. 2010年11月8日閲覧。
- ^ Clark, Roger (January 11, 2011). “Celebrations Mark 50th Birthday Of Throgs Neck Bridge”. NY1. 2011年1月11日閲覧。
- ^ Chan, Sewell (October 1, 2005). “Cracks on Throgs Neck Spur a Daytime Ban on Heavy Trucks”. The New York Times 2008年9月2日閲覧。