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スーパーセル法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スーパーセル法 (スーパーセルほう、super-cell method) は、シミュレーション計算手法の一つである。(主にバンド計算時に)周期的境界条件を置いてシミュレーションするときのセル(周期的に繰り返される単位)を理論的に最小なユニットセル単位胞単位格子)より大きなスーパーセルとする方法である。

周期的境界条件は、無限に同じセルが繰り返された系を仮定する。セルにユニットセルを使った場合、それは無限に続く完全結晶ということになる。不純物欠陥を扱う場合や、表面を扱う場合にはそれは成り立たず、スーパーセル法が必要になる。

フォノン格子振動)を従来型の方法で計算する場合も、Γ点以外のk点でのフォノンを求めるためには、スーパーセルでの計算が必要である(DFPT法では必要ない)。

関連項目

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