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ズグロハイタカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ズグロハイタカ
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約付属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: タカ目 Falconiformes
: タカ科 Accipitridae
: ハイタカ属 Accipiter
: ズグロハイタカ A. gundlachi
学名
Accipiter gundlachi
Lawrence, 1860
和名
ズグロハイタカ
英名
Gundlach's hawk

ズグロハイタカ(頭黒灰鷹、頭黒鷂、Accipiter gundlachi)は、タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類

分布

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  • A. g. gundlachi

キューバ西部固有亜種

  • A. g. wileyi

キューバ東部固有亜種

形態

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全長42-52cm。オスよりもメスの方がやや大型になる。上面は青みがかった灰色、下面は灰褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で覆われ、和名の由来になっている。腹部はオレンジ色の羽毛で覆われ、尾羽基部下面(下尾筒)は白い羽毛で覆われる。尾羽は灰褐色で、黒褐色の横縞が入る。

虹彩は赤い。嘴の色彩は黄色で、先端は黒い。後肢の色彩は黄色。

幼鳥は上面が褐色の羽毛で覆われ、下面に黒褐色の斑紋が入る。

分類

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  • Accipiter gundlachi gundlachi Lawrence, 1860
  • Accipiter gundlachi wileyi 

生態

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標高800m以下にある常緑広葉樹林などに生息し、水辺の森林にも生息する。亜種A. g. wileyi熱帯雨林雲霧林にも生息する。渡りは行わない。

食性は動物食で、主に鳥類を食べると考えられている。オスは林床で小型の鳥類を、メスは樹冠で大型の鳥類を捕食する。

繁殖形態は卵生。樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り、1-4月に1回に3-4個の卵を産む。同じ巣を数年に渡り利用する。

人間との関係

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家禽を食害する害鳥。

開発による生息地の破壊、害鳥としての駆除などにより生息数は激減している。1994年における生息数は150-200ペアと推定されている。

関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、183-184頁。

外部リンク

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