ズニ石
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ズニ石 | |
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ユタ州シルバーシティ産出の茶赤色のズニ石(大きさ: 5.5 x 5 x 3.5 cm) | |
分類 | ソロケイ酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 9.BJ.55 |
化学式 | Al13Si5O20(OH,F)18Cl |
結晶系 | 立方晶系 |
対称 | F43m |
単位格子 | a = 13.8654 - 13.8882 Å; Z = 4 |
晶癖 | 形の良い微小結晶 |
双晶 | On {111}, contact and penetration |
へき開 | Good on {111} |
断口 | 不平坦状 |
粘靱性 | 脆い |
モース硬度 | 7 |
光沢 | ガラス質 |
色 | 灰白色、赤色、薄片では無色 |
条痕 | 白色 |
透明度 | 透明からインクルージョンを持つ半透明 |
比重 | 2.874(5) (実測) 2.87 - 2.90 (計算) |
光学性 | 等方性 |
屈折率 | n = 1.592 - 1.600 |
その他の特性 | 紫外線下で赤色の蛍光 |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ズニ石またはズニアイト(Zunyite)は、化学式Al13Si5O20(OH,F)18Clのソロケイ酸塩鉱物で、アルミニウム、ケイ素、水素、塩素、酸素、フッ素から構成される。
発生
[編集]ズニ石は、アルミニウム含有量の多い頁岩や熱水による変成を受けた火山岩の中で生じる。その発生は、葉ろう石、カオリナイト、明礬石、ダイアスポア、金紅石、黄鉄鉱、赤鉄鉱、石英と共生している[1]。
1884年に発見され、発見地で模式産地であるコロラド州サンファン郡シルバートンのズニ鉱山に因んで名づけられた[2]。
出典
[編集]- Glendale Community College; retrieved March 26, 2005.
- Euromin; retrieved March 26, 2005.