セカンド・ハンド (バンド)
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セカンド・ハンド Second Hand | |
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別名 | ネクスト・コレクション、ムーヴィング・フィンガー、チラム |
出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル | プログレッシブ・ロック、シンフォニック・ロック、アート・ロック |
活動期間 | 1965年 - 1972年 |
レーベル | ポリドール、マッシュルーム |
共同作業者 | セブンス・ウェイヴ、バラム・アリゲイターズ |
旧メンバー |
ニック・サウス アーサー・キッチェナー キーラン・オコナー ボブ・ギボンズ ケン・エリオット ロブ・エリオット ジョージ・ハート トニー・マックギル |
セカンド・ハンド(Second Hand)は、イギリスのサイケデリック・ロックバンド。
来歴
[編集]- 1966年
- ケン・エリオット、キーラン・オコナー、ボブ・ギボンズ、グラント・ラムジーでネクスト・コレクションを結成。
- ラムジー脱退。アーサー・キッチェナー加入。
- 1967年
- バンド名をムーヴィング・フィンガーに改名。
- アルバムのレコーディングを開始。
- キッチェナー脱退。ニック・サウス加入。
- サウスはレコーディング終了後間もなくアレクシス・コーナーの下へ行ってしまった。
- アルバム『リアリティー』は完成したが、別のバンドがムーヴィング・フィンガー名義でシングルを発表するところであったため、バンド名変更を余儀なくされ、セカンド・ハンドに改名。彼らの使っている機材が中古品 (second hand)であったことからセカンド・ハンドというバンド名になった。
- ただし、既に幾らかプレスされてしまったため、初回プレス分にはムーヴィング・フィンガー名義の『リアリティー』もある。
- 1968年
- ジョージ・ハート加入。
- 1969年
- ギボンズ脱退。
- 1970年
- ロブ・エリオット加入。
- ギボンズの後任ギタリスト探しは難航したため、2ndアルバム『デス・メイ・ビー・ユア・サンタ・クロース』ではボーカル+キーボード・トリオ編成となり、モギー・ミード、トニー・マックギルが3曲ゲスト参加と言う形となっている。
- 1971年
- ロブ脱退。
- トニー・マックギルのバンド・オーディション時の音源を元に、3rdアルバム『チラム』をチラム (Chillum:大麻吸引用のパイプのこと)名義で作製。
- ハート脱退。
- 1974年
- ケン・エリオット、キーラン・オコナーで、セブンス・ウェイヴを結成。
メンバーと担当楽器
[編集]ネクスト・コレクション (Next Collection) 1966年
[編集]- ケン・エリオット (Ken Elliott) - ハーモニカ、ピアノ、ボーカル
- キーラン・オコナー (Kieran O'Connor) - ドラム、パーカッション
- ボブ・ギボンズ (Bob Gibbons) - ギター
- グラント・ラムジー (Grant Ramsay) - リズム・ギター
第1期 ムーヴィング・フィンガー (Moving Finger)第1期 1966年 - 1967年
[編集]- ケン・エリオット (Ken Elliott) - オルガン、メロトロン、ピアノ、ボーカル
- キーラン・オコナー (Kieran O'Connor) - ドラム、パーカッション
- ボブ・ギボンズ (Bob Gibbons) - ギター
- アーサー・キッチェナー (Arthur Kitchener) - ベース
アルバム・レコーディングを開始。
第2期 ムーヴィング・フィンガー (Moving Finger)第2期 1967年
[編集]- ケン・エリオット (Ken Elliott) - オルガン、メロトロン、ピアノ、ボーカル
- キーラン・オコナー (Kieran O'Connor) - ドラム、パーカッション
- ボブ・ギボンズ (Bob Gibbons) - ギター
- ニック・サウス (Nick South) - ベース
+
- クリス・ウィリアムス (Chris Williams) - ストリングス・ディレクション、チェロ、フルート、サクソフォーン (ゲスト/1st)
バンド名をセカンド・ハンドに改名。
ムーヴィング・フィンガー第1期、第2期で録音した1stアルバム『リアリティー』をセカンド・ハンド名義とした。
第3期 1968年 - 1969年
[編集]- ケン・エリオット (Ken Elliott) - オルガン、メロトロン、ピアノ、ボーカル
- キーラン・オコナー (Kieran O'Connor) - ドラム、パーカッション
- ボブ・ギボンズ (Bob Gibbons) - ギター
- ジョージ・ハート (George Hart) - ベース
第4期 1970年 - 1971年
[編集]- ケン・エリオット (Ken Elliott) - オルガン、メロトロン、ピアノ、ボーカル
- キーラン・オコナー (Kieran O'Connor) - ドラム、ヴィヴラフォン、パーカッション、ボーカル
- ジョージ・ハート (George Hart) - ベース、ヴァイオリン、ボーカル
- ロブ・エリオット (Rob Elliott) - リード・ボーカル
+
- モギー・ミード (Malcolm "Moggy" Mead) - ギター (ゲスト/2nd)
- トニー・マックギル (Tony McGill) - ギター (ゲスト/2nd)
- ポール・グリーダス (Paul Greedus) - ボーカル (ゲスト/2nd)
- ロル・コックスヒル (Lol Coxhill) - サクソフォーン (ゲスト/2ndレコーディング・セッション)
2ndアルバム『デス・メイ・ビー・ユア・サンタ・クロース』録音。
1997年版CDには、アルバム未収録であったモギー・ミード参加曲、ロル・コックスヒル参加曲を収録している。
第5期 チラム (Chillum) 1971年
[編集]- ケン・エリオット (Ken Elliott) - オルガン、メロトロン、ピアノ
- キーラン・オコナー (Kieran O'Connor) - ドラム、パーカッション
- ジョージ・ハート (George Hart) - ベース
- トニー・マックギル (Tony McGill) - ギター
トニー・マックギルのバンド・オーディション時の音源を元に、3rdアルバム『チラム』をチラム名義で作製。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『リアリティー』 - Reality (1968年 第1期 - 第2期)
- 『デス・メイ・ビー・ユア・サンタ・クロース』 - Death May Be Your Santa Claus (1971年 第4期)
- 『チラム』 - Chillum (1971年 第5期) ※チラム名義
シングル
[編集]- "A Fairy Tale / Reality" (1969年 第2期)
- "Funeral" / "Hangin' on an Eyelid" (1972年 第5期)