セガ・システム1
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System 1/System 2は、セガ(後のセガ フェイブ)が1983年に開発したアーケードゲーム基板。
概要
[編集]8ビットCPUを使用したセガ初の内製アーケード用システム基板。コアランド(後のバンプレスト)製作のゲームが数多くリリースされた。ハード設計を行ったのは佐藤秀樹[1]。
1985年9月にはバージョンアップ版のシステム2が登場。メモリが増えたときに対応できるようROMボードを別にしたことと、システム1のバグ修正が行われている[1]。
1985年に発売されたセガ・マークIIIは、本システム基板のゲームが見劣りなく移植できる性能を目標として開発された[1]。
仕様
[編集]システム1と2の差異はVRAM容量と基板の枚数(システム2はROMボードが別になる)で、その他は共通。
- メインCPU: Zilog Z80 @ 4MHz
- サウンドCPU: Zilog Z80 @ 4MHz
- RAM: メイン4KB + サウンド2KB
- 音源チップ: SN76496 @ 4MHz + SN76496 @ 2MHz
- 画面解像度: 256×224ドット
- 発色数: 2048/4096色
- スプライト: 8×8~256×224ドット。画面内に最大128個、ライン毎に32個まで表示可。ハードウェアによる衝突判定機能あり。
- スクロール画面: 256×256ドット(システム2は512×512ドット) 1面
- 固定画面: 256×256ドット 1面
主なタイトル
[編集]- システム1専用タイトル
- スタージャッカー
- アップンダウン
- セガ・レグルス
- ミスターバイキング
- スワット(製作:コアランド)
- フリッキー
- ウォーターマッチ
- ザ・闘牛(製作:コアランド)
- 三輪サンちゃん
- 青春スキャンダル(製作:コアランド)
- ピットフォールII
- 忍者プリンセス
- ごんべえのあいむそ~り~(製作:コアランド)
- テディーボーイ・ブルース
- 4Dウォリアーズ(製作:コアランド)
- ガルディア(製作:コアランド)
- ラフレシア(製作:コアランド)
- のぼらんか(データイースト発売)
- ブロックギャル(製作:ビック東海)
- システム1用とシステム2用が混在するタイトル
- システム2専用タイトル
- ヘビーメタル
- シューティングマスター
- 119(製作:コアランド)
- 戦略GAME ボピープ(製作:コアランド)
- ブレイン(製作:コアランド)
- ウォーボール
- 時の戦士
- ワンダーボーイ モンスターランド(製作:ウエストン)
- 脱子ちゃん雀荘(製作:ホワイトボード)
- UFO戦士ようこちゃん(製作:ビック東海)
脚注
[編集]- ^ a b c “「GAME ON」トークイベント「セガハードの歴史を語り尽くす」レポート 歴代セガハードの生みの親が集結した夢のキャスティングが実現!”. GAME Watch. インプレス (2016年5月23日). 2024年5月8日閲覧。