コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

セッジール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セッジール(Sejil)
種類 戦術MRBM
運用史
配備先 イランの旗 イラン
開発史
製造業者 イランの旗 イラン
諸元
重量 26000kg
全長 19m
直径 1.5m

弾頭 1個 [要出典]

エンジン 固体燃料 (2段式)
テンプレートを表示

セッジールイラン中距離弾道ミサイル

セッジール (Persian: سجیل, "焼いた粘土"を意味する (クルアーンSurat al-Filを参照))は液体燃料のシャハブミサイルを更新する 固体燃料の弾道ミサイルである。アメリカ国防総省によるとセッジールはアーシュラーGhadr-110)やSamenと一致するという。[1]

セッジール-1

[編集]

セッジール-1は2段式の固体燃料地対地ミサイルで報告によると射程は1930kmでイスラエルヨーロッパの一部を射程に収める。[2]2008年11月12日に発射実験に成功した。イランは純粋に防衛目的であると主張している。固体燃料式の弾道ミサイルの自国開発に成功したため、これは大陸間弾道ミサイル開発の布石との見方がある[要出典]

設計

[編集]

ジェーンズによると詳細は多段式で固体燃料である事以外は発表されていない。イスラエルの弾道ミサイル防衛組織のUzi Rubenは"イランの他のミサイルは異なりセッジールはいかなる北朝鮮やロシアや中国やパキスタンのミサイルとも似ていないという。それはイランのミサイル能力が飛躍した事を示している。"Rubinはセッジール1の状態に関して"イランに配備された多段式ミサイルは大陸間弾道ミサイルを配備する能力を獲得した事を意味する。"と語った。[3] 固体燃料ロケットは液体燃料ロケットよりもはるかに兆候が少なく打ち上げ地点を攻撃する事は遥かに困難であるので兵器としてセッジール1はイランの敵に対してによってより大きな脅威となる。[4]

セッジール-2

[編集]

セッジール-2は改良型のセッジールである。セッジール-2は2段式の固体燃料ミサイルで2009年5月20日に発射実験が行われ、射程は約2000kmだとされる。[5] セッジール-2地対地中距離弾道ミサイルの最初の試験は実際の打ち上げ試験の8ヶ月前にイラン中部のセムナーン州で試験された。[6]より優れた誘導装置、探知装置、積載量、射程、保管期間、即応性、低視認性に改善された。[7] On December 16, 2009,an upgraded version of Sejil-2 was test fired.[8] 新型のセッジール-2は軌道投入と同様に再突入までの動力飛行時間が早くなった。同様にミサイル警戒システムでの検知が困難になるようにレーダー波を反射しにくい素材で覆われた。新しい機動性に優れたミサイルは発射準備に要する時間を減らす。政治評論家のKiyan Nader Mokhtariはこの新しいミサイルの特徴に関して"新しいエンジンと燃料は試験され今では高い信頼性がある。最新の試験の成果が導入され核弾頭の搭載も視野に入れているのだろう。"と述べた。さらに"幾つかの核弾頭は戦時下において敵の対ミサイル防衛システムをかいくぐって到達するように設計されている。"と付け加えた[9]

関連項目

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ “Iran Tests Second Solid-Fuelled Sejil Missile, Capable of 2,000 km”. Defense Update. (2009年5月20日). http://www.defense-update.com/newscast/0509/news/sejjil_test_200509.html 2009年5月21日閲覧。 
  2. ^ “Iran tests new long-range missile”. BBC. (2008年11月12日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7725951.stm 2008年11月12日閲覧。 
  3. ^ “New missile marks 'significant leap' for Iran capabilities”. Jane's Defence Weekly. (2008年11月14日). http://www.janes.com/news/defence/systems/jdw/jdw081114_1_n.shtml 2010年4月17日閲覧。 
  4. ^ “Iran, U.S.: Missile Claims and BMD in Europe (pay site)”. STRATFOR. (2008年11月12日). http://www.stratfor.com/analysis/20081112_iran_u_s_missile_claims_and_bmd_europe 2010年2月9日閲覧。 
  5. ^ “Iran tests new surface-to-surface missile”. CNN. (2009年5月20日). https://edition.cnn.com/2009/WORLD/meast/05/20/iran.missile.test/ 2009年5月20日閲覧。 
  6. ^ “Iran successfully tests Sejil 2 missile”. Press TV. (2009年5月20日). オリジナルの2009年5月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090523162844/http://www.presstv.com/detail.aspx?id=95359&sectionid=351020101 2009年5月20日閲覧。 
  7. ^ “Iran Successfully Tests Sejil-2 Missile”. YouTube. (2009年5月21日). http://www.youtube.com/watch?v=6lXT4NgviL0&fmt=18 2009年5月23日閲覧。 
  8. ^ “Iran tests long-range missile, raises ire of West”. AP. (2009年12月16日). http://hosted.ap.org/dynamic/stories/M/ML_IRAN_MISSILE?SITE=RIPRJ&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT 2009年12月16日閲覧。  [リンク切れ]
  9. ^ “Iran tests new Sejil-2 missile with success”. Press TV. (2009年12月16日). オリジナルの2009年12月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091219032612/http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=113877&sectionid=351020101 2009年12月16日閲覧。