セパレーション (映画)
邪悪は宿る | |
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Separation | |
監督 | ウィリアム・ブレント・ベル |
脚本 |
ニック・アマデウス ジョシュ・ブラウン |
製作 |
ウィリアム・ブレント・ベル ジョーダン・ベッカーマン ジョーダン・イェール・レヴィン クレイ・ペコリン ラス・パステルナーク |
製作総指揮 |
ラッセル・ガイザー ジェシー・コーマン トム・オーテンバーグ ジェーン・オスター・シニッシ セス・パステルナーク デニス・ライス |
出演者 |
ルパート・フレンド メイミー・ガマー マデリーン・ブルーワー ブライアン・コックス |
音楽 | ブレット・デター |
撮影 | カール・ウォルター・リンデンローブ |
編集 | ブライアン・バーダン |
製作会社 |
イェール・プロダクションズ レインメーカー・フィルムズ ザ・マシン・ルーム |
配給 | オープン・ロード・フィルムズ,ブライアクリフ・エンターテインメント |
公開 | 2021年4月30日 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $1,800,162[1] |
『邪悪は宿る/セパレーション 魔物の棲む家』(原題:Separation)は2021年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はウィリアム・ブレント・ベル、主演はルパート・フレンドが務めた。U-NEXTでの配信時のタイトルは『セパレーション 魔物の棲む家』。
概略
[編集]ブルックリン。芸術家のジェフ・ヴァンは妻(マギー)から離婚を切り出され、8歳になる娘(ジェニー)の親権をめぐって激しく争っていた。罵り合う両親の姿を見たジェニーは心を痛め、空想の世界に没入することで寂しさを紛らわせていた。そんなある日、マギーが轢き逃げ事故に遭い、治療の甲斐なく亡くなってしまった。ジェニーは母親の死を受け止められずにいたが、ジェフはそんな娘にどう接していいのか分からず、結局ベビーシッター(サマンサ)に丸投げする有り様だった。また、マギーの不慮の死で親権争いは決着するかと思われたが、今度は彼女の父親(ポール)が娘の遺志を継いでジェニーの親権を主張し始めた。こうした状況の中で、ジェニーはますます空想の世界に入り浸るのだった。
しばらくして、ジェニーは人形のような怪物を目撃するようになった。しかも、その怪物はジェフが描いた作品(グリズリー・キン)にそっくりな姿をしていた。怪物はジェニーの周囲にいる全ての人間に敵意を向けており、ジェフたちは命の危険に晒されるのだった。
キャスト
[編集]- ジェフ・ヴァン:ルパート・フレンド(中谷一博)
- マギー・ヴァン:メイミー・ガマー(きそひろこ)
- サマンサ・ナリー:マデリーン・ブルーワー(藤野泰子)
- ポール・リヴァース:ブライアン・コックス(仲野裕)
- ジェニー・ヴァン:ヴァイオレット・マッグロウ(小澤美優)
- アラン・ロス:サイモン・クォーターマン(比嘉良介)
- コナー:エリック・トロイ・ミラー(ふくまつ進紗)
- コリー:チェルシー・デボ(青木瑠璃子)
- ピット:マニー・ペレス(宮本淳)
- ロッシ:ローリー・オドム(ニケライ・ファラナーゼ)
- バリスタ女性:ライラ・シュリーヴ(武隈史子)
- 地下鉄の女子:アンナ・マリア・ヴァーガス(後藤佑里奈)
日本語版制作スタッフ 演出:小泉紀介、翻訳:有馬康永、音響:宮澤二郎、制作:IYUNO-SDI GROUP/IYUNO STUDIOS
製作・音楽
[編集]2018年10月23日、ウィリアム・ブレント・ベル監督の新作映画にルパート・フレンドが出演することになったと報じられた[2]。2019年9月16日、ブレット・デターが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[3]。11月9日、メイミー・ガマー、ブライアン・コックス、マデリーン・ブルーワー、ヴァイオレット・マッグロウがキャスト入りした[4]。2021年4月30日、ムービースコア・メディアが本作のサウンドトラックを発売した[5]。
マーケティング・興行収入
[編集]2021年3月1日、オープン・ロード・フィルムズとブライアクリフ・エンターテインメントが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[6]。26日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[7]。4月30日、本作は全米1751館で封切られ、公開初週末に180万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった[8]。
当初、本作は2021年4月23日に全米公開される予定だったが[6]、後に公開日は同月30日に延期されることになった[9]。
評価
[編集]本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには22件のレビューがあり、批評家支持率は9%、平均点は10点満点で4.4点となっている[10]。RogerEbert.comのブライアン・タレリコは本作を4つ星評価で星0としたうえで、「ウィリアム・ブレント・ベル監督のワースト作品」「『セパレーション』は『インシディアス』と『クレイマー、クレイマー』を合体させたような作品だが、リアリティを感じさせる登場人物は出てこず、切迫感もなく、観客を怖がらせるシーンもない。」と述べている[11]。
出典
[編集]- ^ “Separation (2021)”. The Numbers. 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Rupert Friend to Star in Divorce-Themed Horror Film 'Separation' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年10月23日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Brett Detar Scoring William Brent Bell’s ‘Brahms: The Boy 2’”. Film Music Reporter (2019年9月16日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Mamie Gummer, Madeline Brewer, Brian Cox Join William Brent Bell’s ‘Separation’”. Deadline.com (2018年11月9日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “‘Separation’ Soundtrack Released”. Film Music Reporter (2021年4月29日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ a b “Open Road & Briarcliff Land ‘Separation’, Set April Wide Release For William Brent Bell-Helmed Horror Film With Brian Cox & Rupert Friend”. Deadline.com (2021年3月1日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Separation Official Trailer In Theatres April 30”. YouTube (2021年3月26日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Domestic 2021 Weekend 18/April 30-May 2, 2021”. Box Office Mojo. 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Open Road Horror Feature ‘Separation’ Moves To Late April Following ‘Black Widow’s Move To July”. Deadline.com (2021年3月24日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Separation”. Rotten Tomatoes. 2021年5月3日閲覧。
- ^ “Reviews: Separation”. RogerEbert.com (2021年4月30日). 2021年5月3日閲覧。