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セフロキシム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セフロキシム
Skeletal formula of cefuroxime
Ball-and-stick model of the cefuroxime molecule
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Zinacef, Ceftin, others
Drugs.com monograph
MedlinePlus a601206
ライセンス US Daily Med:リンク
胎児危険度分類
  • B
法的規制
薬物動態データ
生物学的利用能37% on an empty stomach, up to 52% if taken after food
半減期80 minutes
排泄Urine 66–100% unchanged
データベースID
CAS番号
55268-75-2 チェック
ATCコード J01DC02 (WHO) S01AA27 (WHO) QJ51DC02 (WHO)
PubChem CID: 5361202
DrugBank DB01112 チェック
ChemSpider 4514699 チェック
UNII O1R9FJ93ED チェック
KEGG D00262  チェック
ChEMBL CHEMBL466 チェック
化学的データ
化学式C16H16N4O8S
分子量424.38 g·mol−1
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セフロキシム(Cefuroxime)は、ジナセフ(Zinacef)などの商品名で販売されているいくつかの細菌感染症の予防と治療に用いられる抗生物質である[1]。セフロキシムが使用される感染症には、肺炎髄膜炎中耳炎敗血症尿路感染症ライム病、などがあげられる[2]。投与法は経口、または静脈注射筋肉内注射である[2]

一般的な副作用は、吐き気、下痢、アレルギー反応、注射部位の痛み、などである[2]。重度の副作用には、クロストリジウム・ディフィシル感染症アナフィラキシースティーブンス・ジョンソン症候群、などがあげられる[2]妊娠中授乳中の人への投与は安全であると考えられている[3]。セフロキシムは第二世代のセファロスポリンであり、その作用機序は細菌の細胞壁を作る働きを阻害することにより細菌を消滅させる[2]

セフロキシムは1971年に特許を取得し、1977年に医療用として承認された[4]。セフロキシムは世界保健機関の必須医薬品リストに収載されている[5]

出典

[編集]
  1. ^ British national formulary : BNF 76 (76 ed.). Pharmaceutical Press. (2018). pp. 518. ISBN 9780857113382 
  2. ^ a b c d e Cefuroxime Sodium Monograph for Professionals”. Drugs.com. American Society of Health-System Pharmacists. 22 March 2019閲覧。
  3. ^ Cefuroxime Use During Pregnancy”. Drugs.com. 3 March 2019閲覧。
  4. ^ Fischer, Jnos; Ganellin, C. Robin (2006). Analogue-based Drug Discovery. John Wiley & Sons. p. 493. ISBN 9783527607495. https://books.google.com/books?id=FjKfqkaKkAAC&pg=PA493 
  5. ^ World Health Organization model list of essential medicines: 21st list 2019. Geneva: World Health Organization. (2019). WHO/MVP/EMP/IAU/2019.06. License: CC BY-NC-SA 3.0 IGO