セラニーズ
種類 | 上場会社 |
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市場情報 |
NYSE: CE ニューヨーク証券取引所 |
業種 | 化学工業 |
事業分野 | 石油化学製品および高機能プラスチック製造 |
前身 | Celanese AG |
設立 |
1918年・アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市 |
創業者 | Camille Dreyfus |
本社 |
アメリカ合衆国 テキサス州ダラス市 |
事業地域 | グローバル |
主要人物 | Mark C. Rohr, Chief Executive Officer and Director |
売上高 | 5700百万米ドル(2015年)[1] |
営業利益 | 1,378,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) |
利益 | 1,894,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) |
従業員数 | 7,400名 (2015年)[2] |
ウェブサイト | www.celanese.com |
セラニーズコーポレーション (NYSE: CE)はアメリカ合衆国テキサス州ダラス市に本社を置く、石油化学製品・プラスチック製品等を製造するグローバル企業である。ニューヨーク証券取引所(NYSE: CE)に上場し、フォーチュン500にもリストされる企業体である。
事業体はEngineered Materials(旧ティコナ部門)やFood Ingredients(旧ニュートリノバ部門)、Cellurose Delivertivesから構成されるマテリアルソルーションズとIntermediate Chemistry(化学品中間体)、Emulsion Polymers, EVA Polymersから構成されるアセチルチェーンの2グループから構成される。米州、ヨーロッパ、アジアの32か所の製造拠点で、酢酸および酢酸誘導体、高機能プラスチック等を製造している。各種産業分野に広く使用される酢酸の世界トップメーカーであり、関連する酢酸ビニルモノマー(VAM)においても世界トップの生産規模を有する。最大の工場はアメリカ合衆国テキサス州クリアレーク市(Clear Lake, Texas)のパサデナプラント(Pasadena)であり、世界最大能力の酢酸製造プラントを保有している。高機能プラスチック分野においても、ポリアセタール樹脂、液晶ポリマー、超高分子ポリエチレン、PPS樹脂では世界トップクラスの生産規模を誇る。ヨーロッパではドイツのフランクフルトプラント、オバーハウゼンプラント、アジアにおいてはシンガポールプラント、中国の南京プラント等、アメリカの主要生産拠点の他、ヨーロッパ・アジアにも主要な生産拠点を保有する。
歴史
[編集]同社は1863年設立のドイツの総合化学企業であるヘキスト(Hoechst AG)と1918年設立のアメリカンセラニーズ(American Celanese)の流れを引き継ぎ、巨大製薬会社であるヘキストセラニーズ(Hoechst Celanese)の時代を経て、ヘキストの解体と共に事業再編が行われ、前述の事業を継承して現在のセラニーズコーポレーション(Celanese Corporation)の形となった。
2015年時点での売上は5700百万米ドル、従業員数は約7400名となっている。
2016年には北米で130万トンのメタノールの製造を開始している[3]。
製品
[編集]酢酸および誘導体
[編集]酢酸・酢酸ビニルモノマー・無水酢酸・酢酸エステル等、各種化学品中間体
高機能プラスチック(旧ティコナ)
[編集]ポリアセタール樹脂(POM)・超高分子ポリエチレン(UHMW-PE)・液晶ポリマー(LCP)・PPS等、各種エンジニアリングプラスチック
コンシューマースペシャリティ
[編集]アセテートトウ・アセテートフレーク・人口甘味料(アセスルファムK)
インダストリアルスペシャリティ
[編集]参考
[編集]- ^ http://www.celanese.com/celanese_corporation_reports_fourth_quarter_and_record_full_year_results_2011.pdf
- ^ “Celanese - Company Profile”. www.celanese.com. 2010年5月18日閲覧。
- ^ “Celanese sales rise pushes up 4Q profit”. The Associated Press via www.bloomberg.com. 2011年2月9日閲覧。
- Peter John Turnbull Morris, "The American Synthetic Rubber Research Program", Pennsylvania Press, ISBN 0-8122-8207-8, page 258.
外部リンク
[編集]- セラニーズグローバルサイト
- セラニーズジャパン株式会社
- ティコナオフィシャルページ
- Celanese Sustainability Report 2010
- "Analysis of Proposed Consent Order to Aid Public Comment" Federal Trade Commission
- Ernest Scheyder (May 11, 2010) "Interview-Celanese CEO Looks to Shake Up Product Line" Reuters
- Paul Tate (May 4, 2010) "Dialogue: Innovating the Future" Manufacturing Executive
- Wes Iversen (April 2010) "A Pragmatic Response to Climate-Change Regulation" Automation World
- Sarah Johnson (March 31, 2010) "The CFO as Chief of Objectivity" CFO
- Lou Reade (March 25, 2010) "Celanese Health and Safety Culture is Zero Tolerance" ICIS Chemical Business