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セリエA (女子サッカー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セリエA・フェンミニーレ・eBay
加盟国 イタリアの旗 イタリア
大陸連盟 UEFA
創立 1968年
参加クラブ 10
リーグレベル 第1部
下位リーグ セリエB英語版
国内大会 コッパ・イタリア英語版
国際大会 UEFA女子チャンピオンズリーグ
最新優勝クラブ ASローマ (2回目) (2023-24)
最多優勝クラブ トッレス英語版 (7回)
公式サイト https://www.figc.it/it/femminile
2024-25

セリエA・フェンミニーレ: Serie A Femminile)は、イタリア女子サッカー1部リーグである。eBayがパートナーとなっており、セリエA・フェンミニーレ・eBay: Serie A Femminile eBay)が正式表記となる。イタリアサッカー連盟(FIGC)傘下で運営され、2022-23シーズン以降はプロリーグとなっている。

概要

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原型となる女子サッカー選手権は1968年に創設されたが、当時はFICFとUISPという2つの組織が独立に選手権を運営しており、統一された状態ではなかった。翌年の1969年にUISP傘下のクラブがFICFの運営するリーグに参加して、統一した女子サッカー選手権となった。1970年にはローマでFFIGCなる組織が設立され再び2つの女子サッカー選手権が存在するようになった。1972年、FFIGCとFICFが統合されてイタリア女子サッカー連盟(FFIUAGC、イタリア語: Federazione Femminile Italiana Unita Autonoma Giuoco Calcio)が結成されたが、反対派が再びFICFを設立、依然2つの女子サッカー選手権が存在する状態が続いた。1974年、遂に現在のように統一リーグになった。

セリエAはドイツフランススウェーデンといった国々に比べ、UEFA女子チャンピオンズリーグでの実績には劣るものの、UEFA内で強豪リーグの地位を保っている[1]

2022-23シーズンから完全なプロリーグとなり、現在のサラリーキャップが取り除かれ、チームは選手に高い賃金を支払うことができるようになる。選手はイタリアで初めて完全にプロになる女性アスリートとなる。チームの数も12から10に減少する。

リーグ方式

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2022-23シーズンから参加クラブ数が減少されたことにより大会形式が新たなものとなった。10チームで構成されたリーグは2期に分けて行われる。第1期ではホーム&アウェイの総当たり戦を各クラブが18試合ずつ行い順位を決める。続く第2期は、第1期の順位に基づき2つのグループに分けられる。第1期の成績上位5クラブがスクデットプール(Poule scudetto)に、下位5クラブが残留プール(Poule salvezza)に参加する。このそれぞれのプール内で再びホーム&アウェイの総当たり戦を各クラブ8試合ずつ行い、第1期から持ち越された勝ち点などの成績に上積みをして最終的な順位を決定する[注釈 1]。スクデットプール1位のクラブがリーグ優勝となり、2位・3位のクラブと共に翌シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグ予選への出場権を得る。残留プール最下位クラブはセリエB英語版に自動降格となり、下位から2番目のクラブはセリエB2位のクラブとプレーオフを行う。

2025-26シーズンより参加クラブ数が再び12に拡大されるため、2024-25シーズンは降格プレーオフは行われず、最下位の1クラブのみセリエBへ降格となる[2]

所属クラブ(2024-25シーズン)

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クラブ ホームタウン スタジアム 2023-24シーズン
FCコモ・ウィメン英語版 コモ スタディオ・フェッルッチョイタリア語版セレーニョ 7位
ACFフィオレンティーナ英語版 フィレンツェ スタディオ・クルヴァ・フィエーゾレイタリア語版バーニョ・ア・リーポリ 3位
FCインテルナツィオナーレ・ミラノ ミラノ アレーナ・チーヴィカ英語版 5位
ユヴェントスFC トリノ スタディオ・ラ・マルモラ=ポッツォイタリア語版ビエッラ 2位
SSラツィオ・ウィメン2015英語版 ローマ スタディオ・ミルコ・フェルシーニイタリア語版フォルメッロ セリエB 1位
ACミラン ミラノ チェントロ・スポルティーヴォ・ヴィズマーラ 6位
SSDナポリ・フェンミニーレ ナポリ スタディオ・コムナーレ・ジュゼッペ・ピッコロチェルコラ 9位
ASローマ ローマ スタディオ・トレ・フォンターネ英語版 1位
UCサンプドリア英語版 ジェノヴァ スタディオ・ラ・ショルバイタリア語版 8位
USサッスオーロ・カルチョ英語版 サッスオーロ スタディオ・エンツォ・リッチ英語版 4位

歴代優勝クラブ

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優勝クラブ
1968 (FICF) ジェノヴァイタリア語版
1968 (UISP) ボローニャCFイタリア語版
1969 (FICF) ACFローマイタリア語版
1969 (UISP) ボローニャCFイタリア語版
1970 (FFIGC) ゴンマゴンマイタリア語版
1970 (FICF) レアル・トリーノ
1971 (FFIGC) ピアチェンツァイタリア語版
1971 (FICF) レアル・ユヴェントス
1972 (FFIUAGC) ガンマ3パドヴァイタリア語版
1973 (FFIUGC) ガンマ3パドヴァイタリア語版
1973 (FICF) ミラーノイタリア語版
1974 ファルキ・アストロ・モンテカティーニ
1975 USFミランイタリア語版
1976 ヴァルドッビアーデネイタリア語版
1977 ディアドーラ・ヴァルドッビアーデネイタリア語版
1978 ジョッリ・カターニアイタリア語版
1979 ラツィオCFルビアムイタリア語版
1980
1981 アラスカ・レッチェイタリア語版
1982
1983
1984 アラスカ・トラーニ80イタリア語版
1985 サニタス・トラーニ80イタリア語版
1985-86 デスパル・トラーニ80イタリア語版
1986-87 ラツィオCFイタリア語版
1987-88
1988-89 ジュリャーノイタリア語版
1989-90 レッジャーナ・R・ザンベッリイタリア語版
1990-91
1991-92 ミラン82サルヴァラーニイタリア語版
1992-93 レッジャーナ・R・ザンベッリイタリア語版
優勝クラブ
1993-94 トッレスFo.S.イタリア語版
1994-95 アリャーナイタリア語版
1995-96 ヴェローナ・グンテルイタリア語版
1996-97 モデナイタリア語版
1997-98
1998-99 ACFミランイタリア語版
1999-00 トッレスFo.S.イタリア語版
2000-01
2001-02 ルーコ・リーネ・ラツィオイタリア語版
2002-03 フォローニ・ヴェローナイタリア語版
2003-04
2004-05 バルドリーノ・ヴェローナイタリア語版
2005-06 フィアンマモンツァイタリア語版
2006-07 バルドリーノ・ヴェローナイタリア語版
2007-08
2008-09
2009-10 トッレスイタリア語版
2010-11
2011-12
2012-13
2013-14 ブレシアイタリア語版
2014-15 AGSMヴェローナイタリア語版
2015-16 ブレシアイタリア語版
2016-17 フィオレンティーナイタリア語版
2017-18 ユヴェントス
2018-19
2019-20
2020-21
2021-22
2022-23 ローマ
2023-24

脚注

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注釈

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  1. ^ そのため第1期では成績上位に入りスクデットプールに振り分けられたクラブが、最終的には残留プールのクラブより勝ち点が少なくなることが起こりうる。

出典

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  1. ^ UEFA ASSOCIATION COEFFICIENT RANKINGS uefa.com、2012年5月8日閲覧。
  2. ^ Serie A Femminile” (イタリア語). FIGC. 2024年9月10日閲覧。

外部リンク

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