セルビア王国のレガリア
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セルビア王国のレガリア(セルビアおうこくのレガリア、英語:Regalia of Serbia)とは、セルビア王国の国王の王権の象徴とされたレガリア。一般的な西欧のレガリアと同様に、冠、宝珠、マントなどで主に構成されている[1]。
概要
[編集]セルビア王国は、ヨーロッパのほとんどの旧君主国家と同様に、かつてその支配者であった国王によって着用され、セルビア、のちにユーゴスラヴィア王国の王権を象徴したレガリアを所有していた。その中にはセルビア王国の紋章にも描かれていた王冠も存在し、1901年から王家・カラジョルジェヴィチ家によって用いられ、歴代のセルビア、ユーゴスラビア王が戴冠した。セルビア王国は異なる王室の王朝の数の周りに組織され、これら周辺王朝の多くは、宝石や他の宝物をセルビア王国レガリアの製作に投資し、それによりこのレガリアは作られた。
現在に残存する物の中で、かつてセルビア王国の国王やその王子が身に着け、権力の象徴とされていた4つの王室の王冠があり、そのうちの1つは今日、セルビア共和国内に保管されている[1]。
内容
[編集]- 冠‐双頭の鷲の紋章が意匠された、他にはない独特の造り。
- 宝珠‐金装飾が施され、頂点には(ほかの物でもそうであったように)十字架があしらわれた。
- 王笏‐頂点には双頭の鷲の紋章が意匠された。
- 戴冠式用のマント
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]- ^ a b Lazarević, Veselin. “(NE)SAČUVANA SRPSKA BAŠTINA” (5). Vratiti srpske krune. Dan online. 22 October 2019閲覧。