セレクトマン
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セレクトマン(英 selectman)は、アメリカ合衆国ニューイングランド地域の行政機構における主要な官吏[1]。理事[2]、村務委員[3]、長老[4]とも。
タウンミーティングが重要事項を決定する立法機能を持つのに対し、理事会(セレクトマン)は常勤の官吏による行政機能を持つ[2]。
セレクトマンは市民の中から選ばれる[5]。マサチューセッツ州の場合タウンごとに少なくとも年一回開催される住民総会(タウンミーティング)での投票により、理事(セレクトマン)が3名または5名または7名選出される[6]。理事会は月2回ほど開催され、政策立案の機能を担い、タウンミーティングの議題を作成する[6][2]。
出典
[編集]- ^ 野口 貴公美 <論説>近代アメリカ地方行政機構論 : 「アドミニストレーション」の抽出 法政大学社会志林,46(1),3-25 (1999-09)
- ^ a b c 自治体国際化協会 タウンミーティング 住民自治の原型
- ^ 沖田,哲也 アメリカにおける地方自治の育成--ホーム・ルールへの発展-1- 明治大学政經論叢28(2), 55-78, 1959-10
- ^ 田村光三 ニューイングランド商業の生誕 明治大学政經論叢37(1-2), 109-135, 1969-02
- ^ 澤田道夫 シティマネジャーシステムの機能的特質の研究
- ^ a b 外山 公美 [ http://id.nii.ac.jp/1648/00008995/ マサチューセッツ州の住民総会制度 : わが国への導入可能性をふまえて] 經濟學論纂58(3・4), 121-137, 2018-03