セント=ブラウンの童話
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セント=ブラウンの童話 | |
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ジャンル | 少女漫画 |
漫画 | |
作者 | 美村あきの |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 別冊少女フレンド |
レーベル | KCフレンド |
発表号 | 1978年10月号 - 1979年7月号 |
巻数 | 単行本:全2巻 |
その他 | 講談社より電子版あり |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『セント=ブラウンの童話』(セントブラウンのどうわ)は、美村あきの による日本の漫画作品。『別冊少女フレンド』(講談社)にて、1978年10月号から1979年7月号にかけて連載された。単行本は別フレKCより全2巻。作者の初期の代表作。
19世紀のイングランド、コーンウォール地方の架空の村、セント=ブラウン[1]を舞台とした少女の成長物語。前半はマディ、ジム、セーラ、ロビィの四角関係、後半はジムの兄ビリーとヴェラ先生との恋愛が中心に、物語が展開される。
あらすじ
[編集]マディはお転婆で元気溌剌とした13歳の少女。母親よりレディになるための教育を受けているが、セント=ブラウン村の自然の中で、幼馴染みのジムや弟のネッドらと遊ぶことが好きであった。ある日、村の学校にヴェラという若い女性教師が赴任し、ほどなくしてロンドンよりセーラという富豪の娘が転校してきたことから、それまでのマディの日常は大きく変わってゆく。
登場人物
[編集]- マディーケン(マディ)・ブロディ
- 主人公。13歳→16歳(最終話)。お転婆で明るい、友達思いの少女。ジムとは5日誕生日が違う。ヴェアに憧れ、教師になることが夢となる。
- ネッド・ブロディ
- マディの弟。11歳→14歳(最終話)。スケッチが趣味。
- エリーズ・ブロディ
- マディ、ネッドの母。夫なき後、二人の子供を育ててきた。亡夫、クロードの遺志を継ぎ、マディを一人前のレディにすることが夢。
- ジム・トンプソン
- マディの幼馴染みの少年。14歳→17歳。父や兄のような農夫になるのが夢。セント=ブラウンの草のにおいが好きで、マディは草のようで、自分は土のようなものだと語る。
- ビリー・トンプソン
- ジムの長兄。ヴェア先生と恋仲になる。
- ダニエル・トンプソン
- ジムの次兄。
- ピーター・トンプソン
- ジムの三兄。
- ベン・トンプソン
- ビリー、ジムたちの父。妻なき後、四人の息子を男手で育ててきた。マディの一家と家族ぐるみのつきあいをしている。
- ドリーン・トンプソン
- ビリー、ジムたちの母。ジムを産んだ後、産後のひだちが悪く死去する。
- ロビィ・イースト
- 村の郵便局の息子で秀才。成績はトップでマディのライバル。一見マディに冷たい態度を示していたが、実はマディのことが好き。小説家になるのが夢。
- セーラ・ヴェロニック
- ロンドンの貴族の娘。14歳→17歳。病弱で、静養のために引っ越してきた。ジムにひとめぼれする。貴族としてのプライドが高く、当初はマディと仲が良かったが、ジムを巡ってライバル関係になる。のちに自分の非礼をマディに謝罪する。マディのことを好きなロビィのことをもどかしくも思う。
- ジュリー・ヴェア
- 村に新しく赴任してきた教師。未亡人。
- ティッピー
- ネッドのガールフレンド。
書誌情報
[編集]- 美村あきの 『セント=ブラウンの童話』 講談社〈別冊フレンドKC〉、全2巻、電子版あり。
- 1979年2月9日発売[2]、ISBN 978-4-06-106465-2、ASIN B07DQKHD1T
- 1979年7月11日発売[3]、ISBN 978-4-06-106478-2、ASIN B07DQF9NBH
脚注
[編集]- ^ 単行本『セント=ブラウンの童話』第2巻、作者のひとことより
- ^ “『セント=ブラウンの童話(1)』(美村あきの)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年12月14日閲覧。
- ^ “『セント=ブラウンの童話(2)』(美村あきの)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年12月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 「セント=ブラウンの童話」既刊・関連作品一覧 - 講談社コミックプラス