セヴァラ・ナザルハン
セヴァラ・ナザルハン | |
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イギリスで公演を行うナザルハン、2006年 | |
基本情報 | |
出生名 | Sevara Nazarxon |
生誕 | 1978年12月31日(45歳) |
出身地 |
ソビエト連邦 ウズベク・ソビエト社会主義共和国アンディジャン州アンディジャン |
ジャンル | ウズベク・ポップ |
職業 | 歌手、作詞家 |
担当楽器 | 歌 |
活動期間 | 2000年 - |
レーベル |
リアル・ワールド・レコード セヴァラ・ミュージック |
公式サイト | sevaramusic.com |
セヴァラ・ナザルハン(ラテン文字:Sevara Nazarkhan、ウズベク語: Sevara Nazarxon / Севара Назархон、ロシア語: Севара Назархан)はウズベキスタンのシンガーソングライターであり、音楽家である。彼女の音楽スタイルにはウズベキスタンの伝統音楽、現代音楽が取り込まれている。ナザルハンは世界的な名声を手にしており、アフロ・ケルト・サウンド・システムなど国際的に有名なアーティストとのコラボレーションも行なっている。2004年、ナザルハンはイギリスのBBCが発表するBBCラジオ3アワード・フォア・ワールドミュージックにおいて、「最優秀アジアアーティスト賞」を受賞した[1]。
生い立ち・学歴
[編集]ナザルハンは1978年にウズベク・ソビエト社会主義共和国(ウズベクSSR)のアンディジャンにて音楽家の一員として生まれた。彼女の父は国営ラジオ委員会の編集者を務めていた。母親は音楽学校にてウズベキスタンの伝統楽器の演奏方法を指導していた。ナザルハンは国営テレビやラジオ放送において、合奏団の一員、ドゥタール奏者として音楽キャリアを始めることとなった。中学校を卒業すると、彼女はウズベキスタン国立音楽院に入学した。
キャリア
[編集]ナザルハンは2000年に自身のソロキャリアを開始した。2003年、彼女はイギリスのレコードレーベル、リアルワールド・レコードから、後に大きな評価を得るアルバム、ユル・ブルシンをリリースした。このアルバムはフランスの音楽プロデューサー、エクトル・ザズーとの共同制作により生まれた。アルバムリリース後、彼女はヨーロッパとアジアの広範囲に渡るミュージックツアーを行った。彼女はピーター・ガブリエルのツアー、「Growing Up Tour 2004」においてもサポートメンバーとして帯同している。同年、ナザルハンはイギリスのBBCが発表する「BBCラジオ3アワード・フォア・ワールドミュージック」において、「最優秀アジアアーティスト賞」を受賞した。
2004年、セヴァラは民族音楽の作品集であるグザル・デマという限定版のアルバムをリリースした。2007年、リアルワールド・レコーズは彼女の3枚目のアルバムセンをリリースした。このアルバムに収録されている音楽のほとんどはセヴァラ自身が作曲したものである。彼女はこのアルバム制作にあたり、ブルーノ・エリンガムとヴィクター・ソログーブという2人の音楽プロデューサーを迎えた。2009年、セヴァラはロシア語で「А Он Не Пришёл」という曲をリリース、CIS諸国で大きな評価を得た[2]。
セヴァラが2011年に発表したアルバム、タルタドゥルはウズベキスタンの伝統音楽・古典音楽の作品集であり、アメリカ合衆国で彼女自身のレコードレーベル、セヴァラ・ミュージックから10月11日に発売された。セヴァラは生のレコードセッションのため民族楽器演奏者を招待した。このアルバムはオンライン上では扱われていない。
セヴァラ・ナザルハンが他のアーティストと共演した作品の一覧。
- Peace Song (Halla Bassam/Sevara Nazarxon) アルバム「Lullabies From The Axis Of Evil」より
- In Your Eyes (Peter Gabriel), Peter Gabriel - Growing Up Live (2003) DVD
- My Secret Bliss (Iarla Duet With Sevara Nazarxon) - AfroCelt Sound System. From the Album Volume 5: Anatomic (2005)
- Everything Comes From You (feat. Richard Evans, Joji Hirota, Sevara Nazarxon, Sinéad O'Connor, Guo Yue) - ピーター・ガブリエルのアルバム「Big Blue Ball」より
ディスコグラフィー
[編集]- ユル・ブルシン(どこに向かっているの?) (2003)
- グザル・デマ(綺麗なんて言わないで) (2004)
- セン(あなた) (2007)
- タク・レグコ(2010)
- タルタドゥル(魅) (2011)
- マグダラのマリア (2012)
脚注
[編集]- ^ “Uzbek pop: Sevara Nazarkhan”. The Moscow News. (2010年5月14日) 2013年6月14日閲覧。
- ^ “Sevara: "So Easy"” (ロシア語). KM. 2013年6月14日閲覧。
外部リンク
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