ソコベニヒルガオ
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ソコベニヒルガオ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ソコベニヒルガオの花
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Ipomoea littoralis Blume | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Ipomoea gracilis auct. non R.Br. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Coastal morning glory |
ソコベニヒルガオ(底紅昼顔[1]、学名Ipomoea littoralis)は、ヒルガオ科サツマイモ属のつる性多年草。
特徴
[編集]長さ1–2 mに伸び、地上を這うか、他植物によじ登る。葉は互生し、卵状心形で長さ3–6 cm、やや厚く無毛。葉腋から花梗を出し、直径4 cmほどで淡紅色の漏斗状の花を単生させる。花の中心部が濃い紅紫色であることが和名の由来。果実は球形で直径約8 mm。種子は海水に2ヶ月以上浮き続け、海流散布される[1][2][3]。
分布と生育環境
[編集]熱帯アジア、ポリネシア、台湾、日本[2]。奄美以南[4]~オセアニア、小笠原諸島[5]。八重山の海岸には多い[6]。
砂浜や海岸の林縁部。林縁部に生育するものは砂浜でみられるものに比べて葉が大きくなる[2]。
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]- ^ a b (池原 1979, p. 103)
- ^ a b c (中西 2020, p. 144)
- ^ (新里 & 嵩原 2002, p. 149)
- ^ (片野田 2019, p. 226)
- ^ (琉球の植物研究グループ 2018)
- ^ (林 & 名嘉 2022, p. 110)
参考文献
[編集]- 米倉浩司; 梶田忠「ソコベニヒルガオ」『「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)』2003年 。2024年2月8日閲覧。
- 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。
- 中西弘樹『フィールド版 日本の海岸植物図鑑』トンボ出版、2020年。ISBN 9784887162266。
- 片野田逸朗『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年。ISBN 9784861244056。
- 新里孝和; 嵩原建二『伊江島の植物図鑑』伊江村教育委員会、2002年。(Ipomoea gracilisと表記)
- 池原直樹『沖縄植物野外活用図鑑』 4巻《海辺の植物とシダ》、新星図書出版、1979年。(Ipomoea gracilisと表記)
- 琉球の植物研究グループ「ソコベニヒルガオ」『「琉球の植物」データベース』、国立科学博物館、2018年 。2024年2月8日閲覧。