ソリチュード・ソノール
表示
ソリチュード・ソノール (Solitude Sonore)は、日本の作曲家、武満徹が1958年に作曲した管弦楽曲である。
概要
[編集]作品はNHKの委嘱により作曲され、1958年11月にNHKで放送初演された[1]。黛敏郎に献呈された[2]。
編成
[編集]オーボエとチューバを欠く3管編成にギターを加えた、変則的な編成となっている[2][3]。
フルート2、バスフルート、小クラリネット、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット1、コントラファゴット、ホルン4、トランペット4、トロンボーン4、グロッケンシュピール、ヴィブラフォン、ハープ、チェレスタ、ギター2、弦楽合奏
楽曲構成
[編集]演奏時間は約5分。
♩=38-42というかなり遅いテンポ指定、Quietment, avec sonore cruelの指示がある[2]。ただし、Quietmentはフランス語の辞書にはなく、何かの思い違いで書いたものと見られる[2]。コーダの前にダル・セーニョの指示があるというかなり古典的な、武満には珍しい作品である[2]。
脚注
[編集]- ^ ピーター・バート『武満徹の音楽』音楽之友社、2006年、77頁。ISBN 4-276-13274-6。
- ^ a b c d e バート『武満』p.78.
- ^ “ショット・ミュージック株式会社|武満徹 作品情報〈オーケストラ作品〉”. www.schottjapan.com. 2021年10月24日閲覧。