ソンミの歌
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『ソンミの歌』 | ||||
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フレディ・ハバード の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1970年7月20日、8月10日 ニューヨーク リージェント・サウンド・スタジオ[1] | |||
ジャンル | アヴァンギャルド・ジャズ、ミュジーク・コンクレート | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | イルハン・ミマールオール | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
フレディ・ハバード アルバム 年表 | ||||
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『ソンミの歌』(そんみのうた、原題:Sing Me a Song of Songmy)は、アメリカ合衆国のジャズ・トランペット奏者、フレディ・ハバードが1970年に録音・1971年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]トルコの作曲家イルハン・ミマールオールとのコラボレーション・アルバムで、朗読や合唱の断片、それにミュジーク・コンクレート色も取り入れられた[3]。シャロン・テート殺害事件、ケント州立大学銃撃事件、ベトナム戦争といった時事問題について言及された内容である[4]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「思想(時事問題や反戦)を音楽で表現した誠実な作品だが、聴き手を選ぶ抽象的な音楽性で、ジャズ・ファンは他の作品を探した方がいい」と評している[2]。
収録曲
[編集]全曲ともイルハン・ミマールオール作。
ソンミの歌 パートI
- シャロン・テイトへの哀歌(序曲&コメント) - "Threnody for Sharon Tate" - 2:05
- 戦闘 - "This Is Combat, I Know" - 8:57
- 群集 - "The Crowd" - 7:03
- ホワット・ア・グッド・タイム・フォー・ア・ケント・ステイト - "What a Good Time for a Kent State" - 1:29
ソンミの歌 パートII
- モノドラマ(一人芝居) - "Monodrama" - 2:54
- ブラック・ソルジャー(黒人兵士) - "Black Soldier" - 2:19
- インタールードI - "Interlude I" - 5:48
- インタールードII - "Interlude II" - 4:30
- 愛を忘れず - "And Yet, There Could Be Love" - 4:28
- 終曲 - "Postlude" - 1:06
参加ミュージシャン
[編集]- フレディ・ハバード - トランペット、フリューゲルホルン、朗読(on #6)
- イルハン・ミマールオール - シンセサイザー、サウンド・プロセス
- ジュニア・クック - テナー・サクソフォーン
- ケニー・バロン - ピアノ
- アート・ブース - ベース
- ルイス・ヘイズ - ドラムス
- アリフ・マーディン - ハモンドオルガン、ストリングス指揮
- バーナード・コロムビア・コーラス - コーラス(on #3, #4, #8)
- ダニエル・ページェット - コーラス指揮
- メリー・アン・ホックスワース - 朗読(on #1, #3)
- ナ・ケ - 朗読(on #2, #8, #9)
- チャールズ・グロー - 朗読(on #3)
- グンゴー・ボズクルト - 朗読(on #3, #10)
脚注
[編集]- ^ “Freddie Hubbard Discography”. Jazz Discography Project. 2024年11月21日閲覧。
- ^ a b Yanow, Scott. “Sing Me a Song of Songmy - Freddie Hubbard - Album”. AllMusic. 2024年11月21日閲覧。
- ^ Waring, Charles (2024年4月7日). “Best Freddie Hubbard Songs: Jazz Essentials From An Iconic Hornblower”. 2024年11月21日閲覧。
- ^ Roberts, Chris (2023年10月21日). “Yes' Relayer: the story behind the album”. loudersound.com. Future plc. 2024年11月21日閲覧。