タイムパフォーマンス
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タイムパフォーマンス(英:Time Performance)は、かけた時間に対する効果、すなわち「時間対効果」のことである[1]。かけた費用に対する効果(費用対効果)を意味する「コストパフォーマンス(省略形:コスパ)」の「コスト」を「タイム」(時間)に置き換えた造語で、和製英語。「コスパ」同様、しばしば省略されてタイパと言われる。
概要
[編集]中長期的な損得を意識した「費用対効果」(コストパフォーマンス)の考え方から派生し、時間消費の観点から全ての物事をいかに効率化するかを考えた行動志向や[2]、かけた時間に対する満足度を意味する[3]。「タムパ」[2]、または「タイパ」と略され[3]、「タイパ」は今年の新語 2022の大賞に選出された[4]。商標登録されている[5]ため、使用するときには権利を侵害しないようにしなければならない。
起源
[編集]2015年、原田曜平が当時の若者たちの実態を見て思いついた造語。(出典)
もとはビジネスにおいての時間と能率の関係について用いられた言葉だったが[1]、SNSや動画配信サイトの爆発的な普及に伴い大量の情報とコンテンツに触れるようになり「最小の労力で最大の成果を得る」ことを重視する若者の志向に対しても使われるようになった[3]。
脚注
[編集]- ^ a b 情シスリーダーのための時間管理術10 仕事に時間をかけすぎない!タイパを意識しよう - パシフィックネット、2016年10月3日掲載
- ^ a b 牛窪恵 「Z世代を読み解く 日本経済をけん引する新たな価値観」 - Planet VAN VAN 2022 Spring Vol.134(プラネット)
- ^ a b c 就職活動準備で「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識する学生が半数を超える。「やりたいことが、たくさんある」「インターンシップは、仕事体験ができるものに絞って参加」の声/2024年卒対象アンケート - 学情(PR TIMES)
- ^ “デジタルネイティブのZ世代を象徴する「タイパ」:三省堂の辞書編集者が選ぶ2022年の新語”. nippon.com (2022年11月30日). 2022年12月3日閲覧。
- ^ “登録5797284(商願2015-031220)”. 特許情報プラットフォーム. 2023年1月20日閲覧。