タコマナローズ
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タコマナローズ(Tacoma Narrows)は、アメリカ合衆国ワシントン州にある海峡。ピュージェット湾の一部をなす。湾内西部にある大きな半島・キトサップ半島と、ワシントン州本土とが非常に接近している部分であり、近くには太平洋側有数の港湾都市タコマがある。
キトサップ半島にはアメリカ海軍の造船所の街ブレマートンなどがあり、この海峡への大型架橋への期待は19世紀末よりあった。1940年7月には長さ1,524mの世界第3位(当時)の吊り橋、タコマナローズ橋が完成したが、構造的欠陥により同年11月に強風で落橋した。1950年10月には改めて1,822mの長さの現在のタコマナローズ橋ができ、交通量の増加により2本目の橋も完成し、2007年7月に開通した。
世界最大級のタコ、ミズダコ(North Pacific Giant Octopus)がタコマナローズ橋付近に巣を作っている。