タマヨリビメ
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タマヨリビメ(タマヨリヒメ、玉依毘売、玉依姫、玉依媛)とは、日本神話・神道の女神である。
タマとは霊(神霊、霊魂)のことで、ヨリとは憑りつくことを指す。すなわち、タマヨリビメとは「神霊の依り代となるヒメ(巫女)」を意味する。この名を持つ神は複数存在する[1]。
- 玉依姫命 - 『日本書紀』第9段の第7の一書にのみ登場。高皇産霊尊の娘万幡姫の娘。天忍骨命の妃で、天之杵火々置瀬尊の母。
- タマヨリビメ (日向神話) - 海童の娘。彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊の妻で、神武天皇の母。
- 玉櫛媛 - 三島溝橛耳神(陶津耳)の娘。事代主神(大物主大神)の妻で、媛蹈鞴五十鈴媛命(神武天皇の皇后)の母。
脚注
[編集]- ^ 石田英一郎『一寸法師』アテネ文庫、1948年、25頁。