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タージ・ギブソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タージ・ギブソン
Taj Gibson
ワシントン・ウィザーズでのギブソン
(2022年)
シャーロット・ホーネッツ  No.67
ポジション PF / C
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 Hard Hat
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1985-06-24) 1985年6月24日(39歳)
出身地 ニューヨーク州ニューヨーク
身長 206cm (6 ft 9 in)
体重 105kg (231 lb)
キャリア情報
高校 テラコミュニケーションアーツ&テクノロジー
ストーンブリッジ・プレップ
カルバリー・クリスチャン
大学 USC
NBAドラフト 2009年 / 1巡目 / 全体26位[1]
プロ選手期間 2009年–現在
経歴
20092017シカゴ・ブルズ
2017オクラホマシティ・サンダー
20172019ミネソタ・ティンバーウルブズ
20192022ニューヨーク・ニックス
2022–2023ワシントン・ウィザーズ
2023–2024ニューヨーク・ニックス
2024デトロイト・ピストンズ
2024シャーロット・ホーネッツ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

タージ・ジャミ・ギブソンTaj Jami Gibson, 1985年6月24日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク出身のプロバスケットボール選手。NBAシャーロット・ホーネッツに所属している。ポジションはパワーフォワード

経歴

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生い立ち

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1985年6月24日にニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区で生まれた。高校でのキャリアはブルックリンにあるHigh School of Telecommunication Arts & Technologyでスタート。2、3年目はカリフォルニア州ターザーナにあるストーンリッジ高校に通った。2006年には4年生としてカリフォルニア州サン・フェルナンドにあるキャルヴァリー・クリスチャン高校に通った。

カレッジ

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南カリフォルニア大学に進学し、学生友愛会ファイ・カッパ・サイに所属。2007年に21歳と1年生にしては高年齢ながらもPac-10のオールフレッシュマンチームに選出された。2008年にはライバル高であるUCLAへの勝利に貢献、大学のシーズン通算ブロック数を塗り替えた。

2009年にはステイプルズ・センターで行われたPac-10トーナメントでトロージャンズを優勝へと導き、オールPac-10トーナメントチームに選出された。

シカゴ・ブルズ

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2009年のNBAドラフトにおいてシカゴ・ブルズから全体26位で指名される。同じくドラフトされたジェームズ・ジョンソンと共に2009年6月にブルズと契約。インサイドの主力であるジョアキム・ノアらの故障もあってシーズン途中から先発に昇格。エネルギー溢れるプレイとその堅守で周囲を驚かせた。オールスターではNBAルーキーチャレンジに出場し、2002年以来のルーキーチーム勝利に貢献した。ブルズはその年8位でプレイオフに進出。第1ラウンドでクリーブランド・キャバリアーズに敗退する中、ギブソンは平均7.6得点7.0リバウンドを記録。シーズンを通して怪我人が多発したチームにおいて、ギブソンは全試合に出場を果たし、オールルーキー1stチームに選出された。

2010–11シーズンは、オフシーズン中にFAユタ・ジャズから移籍してきたカルロス・ブーザーにレギュラーを明け渡す可能性が濃厚であった。しかし、シーズン開幕前に、ブーザーが自宅でかばんにつまづいて右手を負傷し手術し開幕絶望となる。そのため、ギブソンは開幕後、ブーザーの復帰まで15試合先発出場して穴を埋めた。ブーザーの復帰後は、貴重なバックアッパーとして活躍。この年のオールスターではNBAルーキーチャレンジの2年目のソフォモアチームの先発として選出されるも、ルーキーチームに148-140と敗戦した。ギブソンは18分出場し8得点。シューティングスターズのシカゴ代表としても出場した。 この年のブルズは東カンファレンス1位でプレイオフに進出した。2011年5月10日に行われた東カンファレンス準決勝の第5戦では、第4Qに11得点をあげアトランタ・ホークスに勝利しブルズが3勝2敗とリードする手助けをした。 2012年10月31日にブルズと複数年契約延長を結んだ。 2013–14シーズンは、控えながらも平均13得点6.8リバウンドを記録し、ブロック数ではリーグ上位にランクイン。NBAシックスマン賞ではジャマール・クロフォードに次ぐ2位に投票された。 2014-15シーズンは、カルロス・ブーザーアムネスティ条項を行使して放出したが、ブルズは新たにパウ・ガソルと契約。ギブソンは引き続きシックスマンを務めた。

オクラホマシティ・サンダー

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2017年2月23日、大型トレードでオクラホマシティ・サンダーに移籍[1]。8シーズンを過ごしたブルズを離れることになった。

ミネソタ・ティンバーウルブズ

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2017年7月2日。ミネソタ・ティンバーウルブズと2年2800万ドルの契約で合意。ブルズ時代の恩師トム・シボドーの元で再出発することになった[2]

ニューヨーク・ニックス

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2019年7月1日にニューヨーク・ニックスと2年2000万ドルの契約を結んだ[3]

2019-20シーズンオフにチームオプションを破棄されてFAとなったが、2021年1月に再契約した[4]

2020-21シーズン終了後にFAとなったが、ニックスと2年総額1,000万ドルで再契約した[5]

2022年7月8日に解雇された[6]

ワシントン・ウィザーズ

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2022年7月19日にワシントン・ウィザーズと契約した[7]

2022-23シーズン終了後にウィザーズと再契約したが、2023-24シーズン開幕前に解雇された。

ニックス復帰

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2023年12月15日に古巣のニックスと契約した[8]。1月7日に解雇されたが、30日に10日間契約を結んで復帰し、2月10日には二度目の10日間契約を結んだ[9]

デトロイト・ピストンズ

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2024年3月6日にデトロイト・ピストンズと10日間契約を結んだ[10]。その後、16日にシーズン終了までの契約を結んだ[10]

シャーロット・ホーネッツ

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2024年7月13日にシャーロット・ホーネッツと330万ドルの単年契約を結んだ[11]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2009–10 CHI 82 70 26.9 .494 .646 7.5 .9 .6 1.3 9.0
2010–11 80 19 21.8 .466 .125 .676 5.7 .7 .5 1.3 7.1
2011–12 63 0 20.4 .495 .622 5.3 .7 .4 1.3 7.7
2012–13 65 5 22.4 .485 .000 .679 5.3 .9 .4 1.4 8.0
2013–14 82 8 28.7 .479 .000 .751 6.8 1.1 .5 1.4 13.0
2014–15 62 17 27.3 .502 .717 6.4 1.1 .6 1.2 10.3
2015–16 73 55 26.5 .526 .000 .692 6.9 1.5 .6 1.1 8.6
2016–17 56 55 27.2 .523 .167 .714 6.9 1.1 .5 .9 11.6
OKC 23 16 21.2 .497 1.000 .718 4.5 .6 .6 .7 9.0
2017–18 MIN 82 82 33.2 .577 .200 .768 7.1 1.2 .8 .7 12.2
2018–19 70 57 24.1 .566 .324 .757 6.5 1.2 .8 .6 10.8
2019–20 NYK 62 56 16.5 .584 .286 .732 4.3 .8 .4 .5 6.1
2020–21 45 3 20.8 .627 .200 .727 5.6 .8 .7 1.1 5.4
2021–22 52 4 18.2 .518 .395 .808 4.4 .6 .4 .8 4.4
2022–23 WAS 49 2 9.8 .520 .333 .714 1.9 .7 .3 .2 3.4
2023–24 NYK 16 1 10.3 .304 .000 1.000 1.8 .6 .1 .4 1.0
DET 4 0 9.8 .571 .500 2.3 .5 .3 .3 4.5
通算 965 450 23.5 .517 .263 .713 5.8 1.0 .5 1.0 8.6

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010 CHI 5 5 29.0 .421 .545 7.0 .6 .2 .6 7.6
2011 16 0 17.8 .566 .000 .600 4.1 .6 .3 1.4 5.9
2012 6 0 22.8 .457 .682 6.5 .7 .7 1.7 9.5
2013 12 0 17.2 .470 .000 .727 3.0 .3 .3 .5 6.5
2014 5 0 30.8 .561 .750 6.2 .4 .4 2.4 18.2
2015 12 2 23.0 .472 .700 5.5 1.0 .3 1.0 7.4
2017 OKC 5 5 23.6 .600 .875 3.6 .6 .2 .0 9.8
2018 MIN 5 5 24.6 .636 1.000 4.0 .4 .2 .4 6.2
2021 NYK 5 3 27.6 .600 1.000 7.0 .8 1.6 1.0 5.0
通算 71 20 22.3 .519 .000 .709 4.9 .6 .4 1.0 7.8

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2006–07 USC 37 37 32.4 .558 .623 8.7 1.5 .5 1.9 12.2
2007–08 33 32 32.1 .580 .594 7.8 1.3 .7 2.5 10.8
2008–09 35 35 33.7 .601 .659 9.0 1.3 1.0 2.9 14.3
通算 105 104 32.7 .580 .629 8.5 1.4 .7 2.4 12.4

脚注

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  1. ^ Sources: Bulls trade Taj Gibson to Thunder”. Yahoo.com (2017年2月23日). 2017年2月24日閲覧。
  2. ^ Timberwolves will sign Taj Gibson to a two-year, $28 million contract
  3. ^ Report: Knicks to sign Taj Gibson to two-year, $20 million deal” (英語). ProBasketballTalk | NBC Sports (2019年7月1日). 2022年7月9日閲覧。
  4. ^ Knicks Sign Taj Gibson” (英語). www.nba.com. 2022年7月9日閲覧。
  5. ^ Knicks Re-Sign Taj Gibson” (英語). www.nba.com. 2022年7月9日閲覧。
  6. ^ Knicks Waive Taj Gibson” (英語). www.nba.com. 2022年7月9日閲覧。
  7. ^ Wizards sign Taj Gibson” (英語). www.nba.com. 2022年7月20日閲覧。
  8. ^ Knicks Sign Taj Gibson” (英語). www.nba.com. 2024年3月19日閲覧。
  9. ^ Knicks sign Taj Gibson to a second 10-day contract” (英語). Yahoo Sports (2024年2月10日). 2024年3月19日閲覧。
  10. ^ a b Pistons signing veteran Gibson for rest of season” (英語). ESPN.com (2024年3月16日). 2024年3月19日閲覧。
  11. ^ Hornets Sign Taj Gibson” (英語). www.nba.com. 2024年7月15日閲覧。

外部リンク

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