ダイハツ・ゼブラ
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ゼブラ(ZEBRA)は、日本の自動車メーカー、ダイハツ工業により製造・販売されたアジア向けの小型商用車である。
概要
[編集]直列3気筒、1.0L・SOHC6バルブのハイゼットに比べ、直列4気筒で排気量が1.3Lから1.6Lと大きく、動弁系もSOHC16バルブとしたエンジン(1.3L・HC型および1.6L・HD型)を積む、上級車種となっている。
インドネシアのアストラ・ダイハツ(P.T. Astra Daihatsu Motor: ADM、ジャカルタ)による設計で、同社のスンター工場で生産された。
バリエーションは、ピックアップの「ゼブラ マスター」と、1BOXタイプの「マルチバン」と呼ばれる2つのシリーズからなり、さらに、マルチバンには、荷室の窓がない、「ブラインドバン」と、MPVの「ゼブラ エスパス」がある。
また、マレーシアではプロドゥアによって姉妹車がプロドゥア・ルサの車名で製造・販売されていた。
1980年代後半から製造され、1996年にはモデルチェンジが行われた。グランマックスの登場により生産を終了。
初代 S88/89型(1986年 - 1996年)
[編集]ダイハツ・ゼブラ S88型/S89型 | |
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ゼブラ 1.3 アストレア | |
概要 | |
別名 |
ダイハツ・ハイゼットゼブラ(1.0Lバン、インドネシア市場、1986年 - 1989年) ダイハツ・D130ジャンボ(トラック、インドネシア市場) |
製造国 | インドネシア(サンター、ジャカルタ、アストラ・ダイハツ・モーター、サンター工場) |
販売期間 | 1986年8月1日 - 1995年10月(トラック: 1996年1月) |
パワートレイン | |
エンジン |
993cc CB型 直列3気筒(S88型) 1295cc HC-C型 直列4気筒(S89型) |
最高出力 |
53PS(CB型) 72PS(HC-C型) |
変速機 | 5速MT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,080mm |
全長 | 3,835mm(バン) |
全幅 | 1,560mm |
全高 | 1,860mm(バン) |
- 1986年8月1日、7代目S80系ハイゼットを普通車規格に合わせ、ボディサイズを拡大して発売。搭載エンジンは53PSを発揮する993cc直列3気筒CB型。型式はS88型。
- 1989年10月、搭載エンジンを72PSを発揮する1295cc直列4気筒HC-C型へ変更[1][2][3]。これにより型式もS89型へ変更となる。販売台数は前年比で倍増となった。トラックはD130ジャンボを名乗る。
2代目 S90/91/92型(1996年 - 2008年)
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ダイハツ・ゼブラ(2代目) S90/91/92型 | |
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エスパス(フロント) | |
概要 | |
別名 | プロドゥア・ルサ |
販売期間 | 1996年 - 2008年 |
- 1996年 S100系ハイゼットをベースにフルモデルチェンジ。
- 2008年 S400系グランマックス(日本でトヨタ・タウンエース/トヨタ・ライトエースとして販売)の登場に伴い生産終了。
- 前期型
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エスパス(リア)
- 後期型
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エスパス ZL 1.3(フロント)
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エスパス ZL 1.3(リア)
- ピックアップ
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スタンダード 1.3
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Dermawan, Marcell Antonius (2019年8月14日). “Mengenal Sejarah Produk Minivan Daihatsu” (インドネシア語). SEVA. 2024年9月3日閲覧。
- ^ GridOto.com. “Daihatsu Zebra, Perjalanan Salah Satu Perintis Minibus di Indonesia - GridOto.com” (インドネシア語). www.gridoto.com. 2024年9月3日閲覧。
- ^ “Sejarah Daihatsu Hijet, Zebra, Gran Max, Hi-Max di Indonesia” (英語). Mobil Motor Lama (2018年4月28日). 2024年9月3日閲覧。