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ダッシュ野郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダッシュ野郎
ジャンル レースゲーム
対応機種 アーケード (AC)
開発元 東亜プラン
発売元 タイトー
プログラマー 和田悦拓
音楽 太田理
人数 1人
メディア 業務用基板
(1.08メガバイト
稼働時期 INT 1988051988年5月
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU MC68000 (@ 10 MHz)
Z80 (@ 3.5 MHz)
サウンド YM3812 (@ 3.5 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
320×240ピクセル
60.00Hz
パレット2048色
その他 型式:TP-012
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ダッシュ野郎』(だっしゅやろう)は、1988年に稼動開始したアーケードレースゲーム。開発は東亜プラン、販売はタイトーが行った。日本国外では『Rally Bike』(ラリー・バイク)のタイトルで稼働された。

1990年にファミリーコンピュータ、1991年にはX68000に移植されて発売された。メガドライブ版も発売が予定されていたが、発売中止となった[1]

ゲーム内容

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システム

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8方向レバー、2ボタン(アクセル、ブレーキ)でプレイヤーであるオートバイを操作する。

ゴール時に各ステージのクオリファイ(規定順位)を越せなかったり、燃料切れで停止するとゲームオーバー(燃料が切れると徐々に減速するが、その間にゴールは可能)。本編の6ステージとボーナスゲームの2種類を合わせると全8ステージ。

ゲーム開始時の燃料は満タンで、走行することで燃料を消費する。道中のガソリンスタンドやアイテムに接触することで、燃料を補給できる。ただし、ガソリンスタンドに入ると順位を落としてしまう。

アイテム

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アイテムはレース中にヘリコプター(『究極タイガー』での自機「バトルタイガー」)が上空からコース上に落としていく。

  • ガス(GAS)
    燃料が少し増える。
  • ターボ(TURBO)
    最高速がアップする(2段階)。一部のステージでは、これを序盤に獲得し、かつ無事故でなければ1位になることができない。
  • ヘルパー(HELPER)
    自機の左右にオートバイが2機装着。左右からの接触で他車を破壊できる。
  • ボーナス(1000POINT)
    点数が1000点増える。

ボーナスゲーム

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60秒の時間制限が設定されたレース。ヘリコプターが常時コース上におり、次々とアイテムや勲章を落としていく。燃料切れ(時間切れでも強制的に燃料切れとなる)で停止するか、クラッシュすると終了となり、ボーナス得点を加算して次のステージに進む。

ボーナス得点は走行距離と拾った勲章の数で決まり、拾った勲章ひとつにつき「(2+それまでの優勝回数)×50」点の勲章ボーナスと、走行距離に応じた最高9000点の走行ボーナスが入る。

尚、ボーナスゲーム自体にも追い越し得点(敵を追い越すたびに得点が上がる)がある。

ステージ構成

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全8ステージで構成される。各ステージ60位からスタートし、クオリファイ以上の順位でゴールすると次のステージへ進める。ボーナスゲームはプレイ結果に関わらず終了後次のステージへ進める。

  • サンフランシスコ(クオリファイ30位以内)
  • ロサンゼルス(クオリファイ25位以内)
  • ボーナスゲーム1
  • フェニックス(クオリファイ25位以内)
  • デンバー(クオリファイ20位以内)
  • ボーナスゲーム2
  • ボストン(クオリファイ15位以内)
  • ニューヨーク(クオリファイなし)

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 ダッシュ野郎 日本 199006151990年6月15日
ファミリーコンピュータ ビスコ 日本 ビスコ
アメリカ合衆国 Romstar
1メガビット+64キロRAM[2] 日本 VIS-5D
アメリカ合衆国 NES-LI-USA
-
2 ダッシュ野郎 日本 199105231991年5月23日
X68000 SPS シャープ 5インチフロッピーディスク CZ-269AS -
3 Amusement Arcade TOAPLAN INT 202411162024年11月16日
iOS
Android
TATSUJIN TATSUJIN ダウンロード
App StoreGoogle Play
- - アーケード版の移植
東亜プラン制作のゲーム25本をカップリング。

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム4/5stars (AC)[3]
ファミ通20/40点 (FC)[4]
ファミリーコンピュータMagazine15.75/30点 (FC)[2]
ファミリーコンピュータ版

ゲーム誌『ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計20点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り15.75点(満30点)となっている[2]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.67 2.54 2.57 2.73 2.57 2.67 15.75

脚注

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  1. ^ 「スラップファイト3671」開発日誌 Beep21出張版 #0”. Beep21. note (2022年1月28日). 2022年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ2022年4月16日閲覧。
  2. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、276頁。 
  3. ^ Rally Bike for Arcade (1988)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年6月24日閲覧。
  4. ^ a b ダッシュ野郎 まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年6月24日閲覧。

外部リンク

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