ダロル火山
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ダロル火山 | |
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塩分・硫黄・その他鉱物の温泉沈殿物と、酸性の水たまり。Global Volcanism Programコード:221041 | |
標高 | −82 m |
所在地 | エチオピア、ダナキル砂漠 |
位置 | 北緯14度14分30秒 東経40度18分00秒 / 北緯14.24167度 東経40.30000度座標: 北緯14度14分30秒 東経40度18分00秒 / 北緯14.24167度 東経40.30000度 |
種類 | マール |
プロジェクト 山 |
ダロル火山はエチオピアのエトラエール山脈の北東、アファール州ダナキル砂漠に位置するスコリア丘火山である。爆発により生じたマールと呼ばれるクレーター状の地形で、中新世に玄武岩質のマグマが堆積した塩に侵入し、その後の熱水活動により形成された[1]。
1926年に起きた水蒸気噴火によりダロル火山が形成された。付近の塩干潟にも、いくつもの噴火クレーターの跡が点在する。火口は海抜マイナス45m~50mほどで、陸地にある火山としては世界で最も低い噴火口として知られる[2]。
付近一帯にはいくつもの食塩泉や酸性泉が湧き、間欠泉により形成された円錐形の塩の塊がみられる。
「ダロル」はアファル人の言葉で「溶解」「崩壊」を意味する。緑色をした強酸性(pH1未満)の池のほか、酸化鉄や硫黄、塩などにより構成された、色鮮やかで荒涼とした、地球上とは思えない光景が広がっている。このため観光客に人気があり、エチオピア北部の都市メケレから3泊4日程度のツアーが出ているが、治安が悪いため武装した護衛が必須である[3]。
噴火による硫黄の燃焼で、夜間には青い炎が広がる光景が見られる[4]。
ギャラリー
[編集]-
ダロル火山から見たダナキル砂漠
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ダロル火山の、塩と硫黄の地層
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ダロル火山の光景
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周囲の温泉と現地の兵隊(人とのサイズ比較)
脚注
[編集]- ^ “Dallol salt springs and geysers”. Wondermondo. 2011年6月7日閲覧。
- ^ “この世の果て? 地獄のような絶景10選”. ナショナル ジオグラフィック (2017年12月11日). 2018年2月18日閲覧。
- ^ ナショナルジオグラフィック「荒野に広がる異世界/エチオピア」『日本経済新聞』朝刊2017年7月16日 NIKKEI The Style
- ^ “「信じられない、火山が青く燃えるだって!?」エチオピアのダロル火山を見た人々の反応”. らばQ (2014年6月3日). 2014年6月3日閲覧。
- "Dallol". Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2021年3月25日閲覧。
- On the Volcanoes of the World episode The Horn of Africa (2008; サイエンスチャンネル)
関連項目
[編集]- 大地溝帯
- fr:Liste des volcans d'Éthiopie - エチオピアの火山一覧(フランス語版)
- エルタ・アレ
- ダロル - 平均気温が高すぎて人が住めなくなった火山周辺のゴーストタウン
- イエローストーン国立公園 - 有名なアメリカの国立公園で似たような光景がみられる