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チェルシーホテル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Hotel Chelsea
ファサード近景。錬鉄製のバルコニーが見える。
チェルシーホテルの位置(マンハッタン内)
チェルシーホテル
所在地222 West 23rd Street, Manhattan, New York City, NY
座標北緯40度44分40秒 西経73度59分49秒 / 北緯40.7444度 西経73.9969度 / 40.7444; -73.9969
面積1エーカー未満
建設1884年
建築家Hubert, Pirsson and Company
NRHP登録番号77000958[1]
指定・解除日
NRHP指定日1977年12月27日
NYCL指定日:1966年3月15日

チェルシー・ホテル英語: Hotel Chelsea, Chelsea Hotel, またはthe Chelsea)は、1883年に、ニューヨーク市マンハッタンチェルシー地区に建設されたホテル。著名な芸術家や音楽家、作家が好んで滞在することで有名。7番街8番街の間、西23丁目222番に所在する。かつてはホテルには一般客も宿泊できたが、長期滞在者向けとして知られていた。現在はポリシーの変更によって長期滞在は受け付けておらず、かつてからの長期滞在者以外は一般の宿泊ホテルとなっている。全250ユニットである[2]

1966年にはニューヨーク市歴史建造物[3]、1977年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財[1][4]登録された。

著名な居住者

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チェルシー・ホテルには数々の著名な作家、ミュージシャン、アーティストや俳優が居住してきた。例えば、ボブ・ディランヴァージル・トムソンen:Brigid Berlinen:Brendan Behanサム・シェパードチャールズ・ブコウスキージャニス・ジョプリントム・ウェイツレナード・コーエンパティ・スミスイギー・ポップVivaギャビー・ホフマンen:Jim Carroll ジョブライアスen:Larry Riversらがこのホテルで生活した。

アーサー・C・クラークは小説2001年宇宙の旅をこのホテルに滞在中に執筆した。アレン・ギンズバーグおよびグレゴリー・コーソはこのホテルで哲学および芸術の交流を行っていた。また、作家のディラン・トマスはこのホテルで肺炎により1953年11月9日に亡くなった。Sex Pistolsシド・ヴィシャスのガールフレンドであるナンシー・スパンゲンはこのホテルで刺殺されているのが1978年10月12日に発見された。アーサー・ミラーは短編"The Chelsea Affect"で1960年代初頭のこのホテルでの生活を記した[5]

登場作品

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脚注

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  1. ^ a b National Park Service (13 March 2009). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  2. ^ Regier, Hilda. "Chelsea Hotel" in Jackson, Kenneth T. [in 英語], ed. (1995), The Encyclopedia of New York City (英語), New Haven: Yale University Press, ISBN 0300055366, p.210
  3. ^ New York City Landmarks Preservation Commission; Dolkart, Andrew S. [in 英語]; Postal, Matthew A. (2009), Postal, Matthew A. (ed.), Guide to New York City Landmarks (4th ed.), New York: John Wiley & Sons, ISBN 978-0-470-28963-1, p.70
  4. ^ Gobrecht, Lawrence E. (April 20, 1977). “National Register of Historic Places Inventory/Nomination: Hotel Chelsea”. 2010年2月21日閲覧。 and Accompanying three photos, exterior, from 1977
  5. ^ Miller, Arthur, "The Chelsea Affect", Granta #78: "Bad Company", Summer 2002

外部リンク

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