チャグチャグ馬コ
チャグチャグ馬コ | |
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イベントの種類 | 祭り |
開催時期 | 6月第2土曜日 |
会場 | 岩手県滝沢市、盛岡市 |
チャグチャグ馬コ(チャグチャグうまっコ)は、岩手県滝沢市と盛岡市において毎年6月の第2土曜日に実施される祭り[1][2]。滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮までの14キロメートルの道のりを、100頭ほどの華やかな馬具を纏った馬を連れて進行する[2][3]。1978年に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され[2][3]、チャグチャグ馬コの鈴の音は、1996年に環境庁の「残したい日本の音風景100選」に選出された[2][3]。
概要
[編集]起源は、「農民による馬体安全祈願の蒼前詣」であるとされる[2]。古来より、牛とともに農耕にかかせない家畜であった馬の勤労を感謝する祭りで、大型の優秀な馬「南部駒」の産地として知られる南部藩において日頃の労働の感謝の意味を込めて旧暦の5月5日に村民が鬼越蒼前神社に馬の無病息災を祈願したのである[要出典]。
馬のあでやかな飾り付けとたくさんの鈴が特徴で、歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来といわれている[2]。
小学生の子供が馬の乗り手としてパレードに参加する。長い行程で疲れてしまい、居眠りをする子供もよく見られる[要出典]。
パレードのルートに入らないが、馬のオーナーがいる関係で矢巾町も開催団体に加わっており、本開催前には同「町内の幼稚園や老人ホームなど」を周る催しも行われる[4]。なお2023年4月29日には、矢巾町で初めてチャグチャグ馬コが行われ、6頭の馬が練り歩いた[5]。
もともとは旧暦5月5日に開催されていたが、農繁期を避けるために1958年からは新暦の6月15日開催に変更された[2]。2001年以降はより多くの人が参加しやすいよう[要出典]、6月の第2土曜日に開催されている[1][2]。
2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった[6]。2022年は、「ルートの一部変更や盛岡市大通でのパレード縮小などのコロナ対策を講じた上で開かれ」た[6]。2023年は「制限を設けず通常通り開催」された[6]。
脚注
[編集]- ^ a b “チャグチャグ馬コ(岩手県)”. 【ロケ地 検索】全国ロケーションデータベース. 2023年7月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “滝沢市 チャグチャグ馬コとは?”. www.city.takizawa.iwate.jp. 2023年7月7日閲覧。
- ^ a b c “チャグチャグ馬コ | 盛岡観光情報”. www.odette.or.jp. 2023年7月7日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “チャグチャグ馬コ前に こども園など馬コが訪問 矢巾町|NHK 岩手県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年7月7日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年4月29日). “一足早くチャグチャグ馬コ、初めて岩手県矢巾町で6頭が練り歩く”. 産経ニュース. 2023年7月7日閲覧。
- ^ a b c https://www.facebook.com/asahicom+(2023年4月13日).+“チャグチャグ馬コ、4年ぶり通常開催 マスク制限なし、馬と触れ合い:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2023年7月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 滝沢市「チャグチャグ馬コ」
- ウィキニュースに関連記事があります。岩手県で「チャグチャグ馬コ」の行進が行われる 【2016年6月11日】