チャトラパティ

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シヴァージー

チャトラパティデーヴァナーガリー文字:छत्रपती, Chhattrapati)は、インドにおける称号の一つで、 マラーター王国君主が使用した称号。

語源[編集]

語源に関してはいくつかの説がある。

  1. サンスクリット語なら、クシャートラ/クシェートラ (kshatra, または kshetra [empire/land])+パティ(pati [lord/husband])で、意味は「皇帝」。
  2. マラーティー語なら、チャトラ (chatra [roof or umbrella] )+パティ( pati [husband])で、意味は「」あるいは「支配者」
  3. これ以外では、 クシャトリヤ("Kshatriya")+パティ("Pati")で、 指導者または戦士(クシャトリヤ)の主。

、とするものがある。

歴史[編集]

1674年6月シヴァージーマラーター王国を創始した際、王の称号として「チャトラパティ」を採用した。

1680年4月、シヴァージーが死ぬと、後継者サンバージーもまたこの称号を使い、弟のラージャーラームをはじめ、以降滅亡まで歴代の君主がこの称号を使用した。

参考文献[編集]

  • V.S. Kadam, 1993. Maratha Confederacy: A Study in its Origin and Development. Munshiram Manoharlal Publishers, New Delhi.
  • D.B. Kasar, Rigveda to Rajgarh – Making of Shivaji the Great. Manudevi Prakashan, Mumbai.

関連項目[編集]