チャールズ・ルイス・ファッセル
チャールズ・ルイス・ファッセル Charles Lewis Fussell | |
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トマス・エイキンズによる肖像画 | |
生誕 |
1840年10月25日 アメリカ合衆国、West Vincent Township |
死没 |
1909年6月 アメリカ合衆国 |
チャールズ・ルイス・ファッセル(Charles Lewis Fussell、1840年10月25日 - 1909年6月)は、アメリカ合衆国の風景画家である。フィラデルフィアなどで活動し、アメリカ近代美術のパイオニア、トマス・エイキンズの親しい友人であった[1][2][3]。
略歴
[編集]ペンシルベニア州、チェスター郡のWest Vincent Townshipのクエーカー教徒の家に生まれた。フィラデルフィアの高校で学び、この高校の同窓生に、トマス・エイキンズとやはり画家になるウィリアム・サーティンがいた。フィラデルフィアのペンシルベニア美術アカデミーに入学し、ピーター・フレデリク・ロザメルに学び[4]、1861年にはエイキンズもアカデミーに入学してきた。エイキンズとは生涯を通じての友人であり、1860年頃、ファッセルはエイキンズをモデルにして人物画を描き、後年(1905年)、エイキンズはファッセルの肖像画を描いた[5][3][6] 。
父親が病気になり、父親の療養のために1868年に家族とニュージャージー州の海岸の町、Sea Isle Cityに移った。父親の病気に良い場所を探すうちに、1870年にコロラドも訪れ、ロッキー山地の風景画も描いた。しばらくしてフィラデルフィアに戻り、家族も1871年にメディアに戻った。この後、ペンシルベニアやニュージャージー、ニューヨークの多くの風景を描いた。1889年にニューヨークに拠点を移し、風景画の製作を続け、1897年にペンシルバニア州メディアに戻り、妹と叔母で博物学者、社会運動家のグレーセアンナ・ルイス(Graceanna Lewis)と暮らした。油彩、水彩、ペン画など様々な作品を描き、1863年から1905年の間にペンシルベニア美術アカデミーの展覧会に38点の作品を出展した。[1][3][6][7]
作品
[編集]-
『若い画家(エイキンズ)の肖像画』(1860/1865)
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『夏の午後』(水彩)
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『古い水車小屋』(1901)
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"Spring blossoms"(1902)
参考文献
[編集]- ^ a b “Archives | Philadelphia Sketch Club” (英語). sketchclub.org. 2018年1月16日閲覧。
- ^ Tran, Hoang (January 2016). “Charles L. Fussell papers”. www.pafa.org. January 17, 2018閲覧。
- ^ a b c “Charles Lewis Fussell (1840-1909)”. www.schwarzgallery.com (2007年). January 16, 2018閲覧。
- ^ “Catalogue of the Annual Exhibition, Pennsylvania Academy of the Fine Arts Volumes 35-50”. Catalogue of the Annual Exhibition Pennsylvania Academy of the Fine Arts 35-50. (1858-1879) .
- ^ “PAINTINGS Eakins, Thomas (American, 1844-1916) Charles Fussell, ca. 1905”. Montlclair Art Museum (2018年). 13 Feb 2018閲覧。
- ^ a b “Schwarz Gallery - Charles Lewis Fussell - September 2007”. www.schwarzgallery.com. 2018年1月17日閲覧。
- ^ Friends Historical Library of Swarthmore College. (1980年). “An Inventory of the Lewis-Fussell Family Papers, 1698-1978”. www.swarthmore.edu. Jan 17, 2018閲覧。