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チャールトン・アスレティックFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャールトン・アスレティックFC
原語表記 Charlton Athletic Football Club
愛称 アディックス(Addicks)
クラブカラー 赤・白
創設年 1905年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン EFLリーグ1
ホームタウン ロンドン
ホームスタジアム ザ・ヴァレイ
収容人数 27,116
代表者 デンマークの旗 トーマス・サンドガード
監督 イングランドの旗 ナイジェル・アドキンス
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

チャールトン・アスレティック・フットボール・クラブCharlton Athletic Football Club)は、イングランドロンドン南東のグリニッジ・ロンドン特別区チャールトンに本拠地を置くプロサッカークラブ。現在はフットボールリーグEFLリーグ1に所属する。

チームの練習場(2018年)

同地域内にはThe O2も存在する。一時期、三都主アレサンドロの獲得に動いたこともある。2008-09シーズンにチャンピオンシップで最下位となり降格、2009-10シーズンは3部にあたるリーグ1に属した。2011-12シーズンにリーグ1で優勝し、2012-13シーズンにチャンピオンシップに復帰した。

ザ・ヴァレイ・スタジアム

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ザ・ヴァレイ

ザ・ヴァレイ・スタジアムはチャールトン・アスレティックの為に建設されたスタジアムであり、長い間ロンドンで最大のスタジアムでもあった。

1919年、安定したホームグラウンドを獲得することが出来ずにあちこちのスタジアムを点々と渡り歩いていたチャールトンは、チャールトン・ヴィレッジの中心部にあった廃坑にスタジアムを建設することを目論んだ。しかし、クラブはスタジアム建設費用を捻出することが出来なかった。そこで立ち上がったのがクラブのサポーターたちである。彼らはボランティアで廃坑を埋め、あるいは掘り起こしてグラウンドの形に整形し、余った土砂を周囲に積み上げてスタンドとした。「ザ・ヴァレイ」の名前の由来は、スタジアムが建設される以前の廃坑が峡谷(valley)のように見えたからである。

1984年、クラブが破産した時には、サポーターたちの設立した投資組合がクラブを買収。しかし組合は「ザ・ヴァレイ」の権利までを買収することが出来なかったため、クラブが「ザ・ヴァレイ」の権利を取り戻したのは1988年であった。さらに、チャールトン・アスレティックが「ザ・ヴァレイ」に戻るには、なお難問が積み残されていた。「ザ・ヴァレイ」のスタンドは老朽化が著しく、取り壊した上での新規スタンド建設が必要だったのである。クラブはスタンド再建の建築許可を地元自治体であるグリニッジバラに願い出る。ところがグリニッジバラ議会は、「ザ・ヴァレイ」のスタンド再建に反対した。

そこで彼らは「ザ・ヴァレイ党」なる政党を結成し、1990年に行われたグリニッジバラ議会の議員選挙に出馬した。「ザ・ヴァレイ党」のスローガンは「Give us back our home!(俺たちに家を返してくれ!)」であった。彼らは60議席のうち58議席に候補者を立てて戦い、「ザ・ヴァレイ党」は15,000票(10.9%の得票率)を集め、議会に一定数の議員を送り込むことに成功した。

「ザ・ヴァレイ」のスタンド再建の可否は1991年に再審議され、4月には許可が下りた。この改修工事の間はブーリン・グラウンドウェストハム・ユナイテッドFCの本拠地)を間借り。そして1992年12月5日、チャールトン・アスレティックは「ザ・ヴァレイ」を再びホームスタジアムとして使用出来るようになった。「ザ・ヴァレイ」再整備にはチャールトンのサポーターたちがボランティアとして結集した。

サポーターズ・ディレクター

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クラブとサポーターの結びつきは極めて強く、チャールトン・アスレティック理事会においてはサポーター代表理事が存在する。これは1992年に始まった制度で、シーズンチケット購入者による互選で選ばれた人物が「サポーターズ・ディレクター」としてクラブの理事会に議席を得る。

現在のサポーターズ・ディレクターのベン・ヘイズは祖父の代からの「アディック(アスレティック党)」だという。

タイトル

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国内タイトル

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1946-47
  • フットボールリーグ・ファーストディヴィジョン(現チャンピオンシップ):1回
1999-2000
  • フットボールリーグ1:1回
2011-12
  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン・サウス:2回
1928-29,1934-35

国際タイトル

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なし

過去の成績

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シーズン ディビジョン FAカップ EFLカップ 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点数
1992-93 ディヴィジョン1 46 16 13 17 49 46 61 12位 3回戦敗退 2回戦敗退
1993-94 ディヴィジョン1 46 19 8 19 61 58 65 11位 5回戦敗退 2回戦敗退
1994-95 ディヴィジョン1 46 16 11 19 58 66 59 15位 3回戦敗退 2回戦敗退
1995-96 ディヴィジョン1 46 17 20 9 57 45 71 6位 5回戦敗退 3回戦敗退
1996-97 ディヴィジョン1 46 16 11 19 52 66 59 15位 3回戦敗退 3回戦敗退
1997-98 ディヴィジョン1 46 26 10 10 80 49 88 4位 4回戦敗退 1回戦敗退
1998-99 FAプレミアリーグ 38 8 12 18 41 56 36 18位 3回戦敗退 3回戦敗退
1999-00 ディヴィジョン1 46 27 10 9 79 45 91 1位 準々決勝敗退 2回戦敗退
2000-01 FAプレミアリーグ 38 14 10 14 50 57 52 9位 4回戦敗退 2回戦敗退
2001-02 FAプレミアリーグ 38 10 14 14 38 49 44 14位 4回戦敗退 4回戦敗退
2002-03 FAプレミアリーグ 38 14 7 17 45 56 49 12位 4回戦敗退 2回戦敗退
2003-04 FAプレミアリーグ 38 14 11 13 51 51 53 7位 3回戦敗退 3回戦敗退
2004-05 FAプレミアリーグ 38 12 10 16 42 58 46 11位 5回戦敗退 3回戦敗退
2005-06 FAプレミアリーグ 38 13 8 17 41 55 47 13位 準々決勝敗退 4回戦敗退
2006-07 FAプレミアリーグ 38 8 10 20 34 60 34 19位 3回戦敗退 準々決勝敗退
2007-08 チャンピオンシップ 46 17 13 16 63 58 64 11位 3回戦敗退 3回戦敗退
2008-09 チャンピオンシップ 46 8 15 23 52 74 39 24位 4回戦敗退 1回戦敗退
2009-10 フットボールリーグ1 46 23 15 8 71 48 84 4位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 準々決勝敗退
2010-11 フットボールリーグ1 46 15 14 17 62 66 59 13位 3回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 準決勝敗退
2011-12 フットボールリーグ1 46 30 11 5 82 36 101 1位 3回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 2回戦敗退
2012-13 チャンピオンシップ 46 17 14 15 65 59 65 9位 3回戦敗退 1回戦敗退
2013-14 チャンピオンシップ 46 13 12 21 41 61 51 18位 準々決勝敗退 2回戦敗退
2014-15 チャンピオンシップ 46 14 18 14 54 60 60 12位 3回戦敗退 2回戦敗退
2015-16 チャンピオンシップ 46 9 13 24 40 80 40 22位 3回戦敗退 3回戦敗退
2016-17 EFLリーグ1 46 14 18 14 60 53 60 13位 2回戦敗退 1回戦敗退 EFLトロフィー GS敗退 リッキー・ホームズ 13
2017-18 EFLリーグ1 46 20 11 15 58 51 71 6位 2回戦敗退 2回戦敗退 EFLトロフィー 3回戦敗退 ジョシュ・マゲニス 10
2018-19 EFLリーグ1 46 26 10 10 73 40 88 3位 2回戦敗退 1回戦敗退 EFLトロフィー
プレーオフ2019
GS敗退
優勝
ライル・テイラー 25
2019-20 チャンピオンシップ 46 12 12 22 50 65 48 22位 3回戦敗退 1回戦敗退 ライル・テイラー
チュクス・アネケ
11
2020-21 EFLリーグ1 46 20 14 12 70 56 74 7位 1回戦敗退 2回戦敗退 EFLトロフィー GS敗退 チュクス・アネケ 16
2021-22 EFLリーグ1 46 17 8 21 55 59 59 13位 3回戦敗退 1回戦敗退 EFLトロフィー 準々決勝敗退 ジェイデン・ストックリー 20
2022-23 EFLリーグ1 46 EFLトロフィー

現所属メンバー

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2020年11月18日現在[1]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF ウェールズ クリス・ガンター
3 DF イングランド ベン・パリントン
4 DF イングランド アデデジ・オシラジャ
5 DF イングランド アキン・フェミウォ
6 DF イングランド ジェイソン・ピアース
7 MF ウェールズ ジョナサン・ウィリアムズ
8 MF イングランド ジェイク・フォースター=カスキー
10 FW イングランド チャクス・アネケ
11 MF イングランド アレックス・ギルビー
12 MF スコットランド アンドリュー・シンニー
13 GK イングランド ベン・エイモス
14 FW 北アイルランド コナー・ワシントン
15 MF イングランド ダレン・プラットリー
16 DF ウェールズ アダム・マシューズ
No. Pos. 選手名
17 FW イングランド オマル・ボーグル
18 MF イングランド アルフィー・ダウティー
19 MF イングランド アルビー・モーガン
21 MF イングランド マーカス・マディソン
22 DF オランダ イアン・マートセン
23 MF ウェールズ ディラン・レヴィット
24 DF イングランド ライアン・イニス
26 MF イングランド ベン・ワトソン
28 FW 北アイルランド ポール・スミス
30 GK オーストラリア アシュリー・メイナード=ブルワー
35 MF イングランド ジェームズ・フェニングス
40 MF イングランド ブレンダン・ウィレドゥ
48 DF イングランド チャーリー・バーカー

ローン移籍

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
5 DF イングランド アキン・フェミウォ (ノリッジ・シティ)
12 MF スコットランド アンドリュー・シンニー (ルートン・タウン)
22 DF オランダ イアン・マートセン (チェルシー)
No. Pos. 選手名
23 MF ウェールズ ディラン・レヴィット (マンチェスター・ユナイテッド)
28 FW 北アイルランド ポール・スミス (クイーンズ・パーク・レンジャーズ)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- MF トルコ エルフン・オズトゥメル (ブリストル・ローヴァーズ)
-- MF イングランド ジョージ・ラプスリー (ウォキング)
-- MF イングランド ベン・デンプシー (ウォキング)
No. Pos. 選手名
-- FW イングランド ジョッシュ・デイヴィスン (マンスフィールド・タウン)
-- FW イングランド チャールズ・クレイデン (ダリッジ・ハムレット)

歴代監督

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歴代所属選手

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脚注

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  1. ^ First Team”. チャールトン・アスレティックFC. 2020年11月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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