ツァイト (タンジェリン・ドリームのアルバム)
表示
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2020年9月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
『ツァイト』 | ||||
---|---|---|---|---|
タンジェリン・ドリーム の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1972年5月 | |||
ジャンル | クラウトロック、エレクトロニカ、スペース・ミュージック | |||
時間 | ||||
レーベル | オール | |||
プロデュース | タンジェリン・ドリーム | |||
タンジェリン・ドリーム アルバム 年表 | ||||
|
『ツァイト』(Zeit、旧邦題『われら、時の深渕より叫びぬ!』)は、ドイツの電子音楽グループ、タンジェリン・ドリームによる3作目のアルバム。彼等の作品としては初の2枚組アルバムである。1972年8月にリリースされ、ピーター・バウマンをバンドに迎えた最初の作品となっている。副題は「Largo in Four Movements」。
概要
[編集]本作は、前2作に比べ、より緩やかで非旋律的、宇宙的なサウンドとなっている。『オール・ミュージック』誌は本作を、「タンジェリン・ドリームに於ける『スペース・ミュージック』の最も純粋な表現であり、この2枚組アルバムは、一つの旋律から次の旋律へとたゆたうように満ち引きしていく。クラシック的な構造を取り、1つのテーマが文字通り溶けるに連れて、次のセクションへと進んでいくように構成されている」と評した。批評家はしばしば、本作をダーク・アンビエントの最初期の例として評価している。
同じドイツのバンドであるポポル・ヴーのフローリアン・フリッケがモーグ・シンセサイザーの演奏で、4人のチェロ奏者が冒頭の「輝けるプレアデスの誕生」にて、それぞれ参加している。
なお、「Zeit」はドイツ語で「時」を意味する。
曲目
[編集]全トラックに於いてエドガー・フローゼ、クリストファー・フランケ、ピーター・バウマン作
サイド 1
- 輝けるプレアデスの誕生 - "Birth of Liquid Plejades" 19:54
サイド 2
- めざめゆく未明の宇宙 - "Nebelous Dawn" 17:56
サイド 3
- 超自然の起源 - "Origin of Supernatural Probabilities" 19:34
サイド 4
- ツァイト(時) - "Zeit" 16:58
パーソネル
[編集]タンジェリン・ドリーム
- エドガー・フローゼ - オーディオ・ジェネレーター、グリス・ギター
- クリストファー・フランケ - キーボード、シンバル、VCS3アナログ・シンセサイザー
- ピーター・バウマン - オルガン、ヴィブラフォン、VCS3アナログ・シンセサイザー
旧タンジェリン・ドリーム
- スティーヴ・シュロイダー - オルガン(「Birth of Liquid Plejades」のアウトロ)
アディショナル・ミュージシャン
- フローリアン・フリッケ - モーグ・シンセサイザー(「Birth on Liquid Plejades」)
- ザ・ケルン・チェロ・カルテット - チェロ(「Birth of Liquid Plejades」のイントロ)
クレジット
- ディーター・ディエクス - レコーディング・エンジニア
- エドガー・フローゼ - カバー・アート
- モニーク・フローゼ - カバー&スリーヴ・·フォトグラフィー