ツイン・シティ400
ツイン・シティ400(Twin Cities 400)は、1935年から1963年までシカゴ・ノース・ウェスタン鉄道(Chicago and North Western Railway)が運行していた旅客列車。
概要
[編集]ツイン・シティ400は、1935年から1963年にかけてシカゴ・ノース・ウェスタン鉄道が、イリノイ州シカゴとミネソタ州ミネアポリス・セントポール間に運行した旅客列車。
運行開始当初、400マイルを400分で走行することで、「400」と命名された列車はアメリカ大陸で最高速の列車で、それは路線の改良と機関車の重油燃焼化・パワーアップ等により実現された。 その後ロチェスター400(Rochester 400)、ダコタ400(Dakota 400)等、他列車にも400の名が冠されるようになると、ツイン・シティ400に改称した。 1939年にはEMD E3A ディーゼル機関車2両一セットと軽量客車を導入し、車両の近代化を計かり、同じ区間を運行するシカゴ・バーリントン・クインシー鉄道 (Chicago, Burlington and Quincy Railroad、略称CBQ)のツイン・シティ・ゼファ(Twin Cities Zephyr)や、ミルウォーキー鉄道(Chicago, Milwaukee, St. Paul and Pacific Railroad、略称CMSP&P RR)のツイン・シティ・ハイアワサ(Twin Cities Hiawatha)と激しいサービス競争を展開したが、鉄道旅客の減少により1963年に運行を停止した。
シカゴ・ノース・ウェスタン鉄道の他の都市間列車も、1971年の アムトラックの発足に伴い運行を停止した。