ツノシャクケイ
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ツノシャクケイ | |||||||||||||||||||||||||||
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ツノシャクケイ Oreophasis derbianus
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Oreophasis derbianus Gray, 1844 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ツノシャクケイ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Derby's guan Horned guan Load Derby's mountain pheasant |
ツノシャクケイ(角舎久鶏、Oreophasis derbianus)は、キジ目ホウカンチョウ科ツノシャクケイ属に分類される鳥類。本種のみでツノシャクケイ属を構成する。
分布
[編集]グアテマラ北部、メキシコ南部(ホンジュラスに分布する可能性もあり)
形態
[編集]全長75-85cm。翼長オス36.5-42cm、メス35.3-37.8cm。全身は緑色の光沢がある黒い羽毛で覆われる。上嘴の基部は羽毛で被われる。胸部は白い羽毛で被われ、羽軸は黒い。尾羽には白く太い横縞が入る。
頭頂には赤い骨質の突起があり、和名や英名(horned=角のある)の由来になっている。虹彩は白い。嘴の色彩は黄色。喉には羽毛が無く、赤い皮膚が露出する。
生態
[編集]標高1,525-3,350m(主に2,300-3,100m)にある下生えが繁茂した雲霧林に生息する。
食性は植物食で、植物の葉、果実などを食べる。地表で採食を行う。
繁殖形態は卵生。1羽のオスと3-5羽のメスが交尾を行うと考えられている。樹上に枯れ葉やコケを組み合わせた巣を作り、1回に2個の卵を産む。抱卵期間は34-36日。
人間との関係
[編集]生息地では食用とされる事もある。
開発や放牧、内乱による生息地の破壊、食用の乱獲などにより生息数は激減している。1970年代後半における生息は1,000羽未満と推定されている。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社、2001年、66、186-187頁。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥I』、平凡社、1986年、152、155頁。
- 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、35、165頁。
外部リンク
[編集]- CITES homepage
- The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2008. Oreophasis derbianus. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.2.