ツベタナ・クリステワ
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ツベタナ・クリステワ(Tzvetana Kristeva、1954年 - )は、ブルガリア出身の日本文学研究者、国際基督教大学名誉教授[1][2]。日本名は十文字華子[3]。
経歴
[編集]ブルガリア・ソフィア生まれ[4]。1978年、モスクワ大学アジア・アフリカ研究所日本文学科卒業[5]。1980 - 81年、東京大学文学部国語・国文科研究生[5]。1984年、ソフィア大学博士(文学)[5]。
ソフィア大学東洋語・東洋文化センター日本学科主任教授[5]、中京女子大学教授[5]、東京大学大学院人文社会系研究科客員教授[5]を経て、国際基督教大学教授[5]。2000年「涙の詩学 王朝文化の詩的言語」で東京大学より博士(学術)を取得[3][5]。
1986年、『枕草子』の翻訳でブルガリア文化省より文化賞(翻訳部門)受賞[6]。1990年、太宰治『斜陽』の翻訳でブルガリア翻訳者連合賞受賞[6]。2021年、古典の日文化基金賞芳賀徹記念・古典の日宣言特別賞を受賞[2]。
邦文著作
[編集]主著
- 『水茎の跡』(ブルガリア語)ソフィア大学出版会、1994年
- 『涙の詩学 王朝文化の詩的言語』名古屋大学出版会、2001年、ISBN 978-4-8158-0392-6。
- 『心づくしの日本語 和歌でよむ古代の思想』ちくま新書、2011年
共著
- ドナルド・キーン共著『日本の俳句はなぜ世界文学なのか』弦書房、Fukuoka Uブックレット、2014年
編著
- 『パロディと日本文化』(笠間書院、2014年)
脚注
[編集]- ^ “文化基金賞に「子の会」 古典の日、組踊普及発展に寄与”. 琉球新報デジタル. 2021年10月26日閲覧。
- ^ a b “古典文学に選ばれた使命感 ツベタナ・クリステワさん”. 中部経済新聞 愛知・岐阜・三重・静岡の経済情報. 2021年10月26日閲覧。
- ^ a b “法政大学国際日本学研究所 | 【研究所訪問】ツベタナ・クリステワ氏の本研究所訪問(2019年7月16日)”. 2021年10月26日閲覧。
- ^ “ツベタナ・クリステワ”. 図書出版 弦書房. 2021年10月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ツベタナ・クリステワ”. www.chikumashobo.co.jp. 筑摩書房. 2021年10月26日閲覧。
- ^ a b “I クリステワ ツベタナ (KRISTEVA Tzvetana I) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2021年10月26日閲覧。