ツマグロスケバ
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ツマグロスケバ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ツマグロスケバ
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Orthopagus lunulifer Uhler, 1896 | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ツマグロスケバ |
ツマグロスケバ (Orthopagus lunulifer) はウンカに似たやや大きい昆虫で、羽は透明で縁が黒い。
特長
[編集]体長は7-9mmで、しかし翅端までを見ると11-15mmになる昆虫[1]。体の色は全体には暗褐色をしている。頭部は中央が前に少し突き出し、淡褐色だが多少緑を帯びることがある。頭頂部に3条の隆起した線があり、その中央のものが多少低く、また黒褐色の斑紋がある。複眼は暗褐色で、単眼は暗赤色、触角の節は淡い黄色に暗褐色の顆粒が多くある。前胸背は暗褐色で淡い色の細かい斑紋を散らし、中央には縦隆起がある。小楯板も暗褐色で、3条の隆起線があってその部分はやや色が薄い。前翅は透明で末端に幅広い帯があり、また前の縁沿いにも斑紋があり、それらはいずれも暗褐色をしている。この暗褐色の帯斑に無色の小さな斑紋を持つ個体がある[2]。後翅も無色で末端が暗褐色になる。
分布など
[編集]本州、四国、九州から南西諸島に分布し、平地に生息する[3]。
アカメガシワの枝先などで見られる[3]。その他の樹木の上にも出現し、秋に見られる[2]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 石井悌他編、『日本昆蟲圖鑑』、(1950)、北隆館
- 伊藤修四郎他編、『全改訂新版 原色日本昆虫図鑑(下)』、(1977)、保育社
- 伊藤ふくお、『セミと仲間の図鑑』、(2014)、トンボ出版