ツモリチサト
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ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)は日本のファッションデザイナーの津森千里が1990年に立ち上げたファッションブランド[1]。
概要
[編集]イッセイミヤケグループの株式会社エイ・ネット(A-net)が運営するブランド。
主に成人女性を対象とし、モードブランドとしてパリコレクションに商品を出展している。
ブランドコンセプトは「デザイナー津森千里が好きなもの、興味のある事を、自由な発想で素直に表現したブランド。ガーリィでセクシー、大人のためのファンタジーがあふれる、ハッピーなテイストを提案していきます」。なお、メンズの商品展開もあるが、ショー展開はしていない。
2019年4月、株式会社エイ・ネットは津森千里とのライセンス契約満了に伴い、同社による「ツモリチサト」ブランド事業を終了すると発表した[2][3]。日本国内は2019年春夏シーズン、海外は2019年秋冬シーズンまで展開する。国内ショップは2019年7月中旬から8月末をもって全店閉店し、公式オンラインショップ「HUMOR(ユーモア)」での販売も順次終了する[4]。
津森千里は今後自身の事務所ティー・シィー(T.C)でのデザイン活動を行い、ブランドの再スタートも検討するという。ティー・シィーが契約している下記のライセンスシリーズについては継続する[5][6]。
ライセンスシリーズ
[編集]ブランドのデザイナー名表記が小文字表記のシリーズはライセンスによって展開されているものである。
- tsumori chisato SLEEP、tsumori chisato bit(ワコール)
- tsumori chisato BATHROOM(内野)
- tsumori chisato watch(セイコーインスツル)
- tsumori chisato CARRY(コランド)
- tsumori chisato chapeau(林八百吉)
- tsumori chisato WALK(モーダ・クレア)
- tsumori chisato WA(京都丸紅)
略歴
[編集]- 1990年 - 津森千里デザインスタジオを設立、TSUMORI CHISATO誕生。
- 1995年 - 東京の青山に路面店を開く。
- 1999年 - クレプリ・ツモリチサト(Creperie TSUMORI CHISATO)を発表。パリのマレ地区に海外1号店をオープン。
- 2002年 - 第20回毎日ファッション大賞を受賞。
- 2003年 - メンズラインを発表。パリコレクションデビュー[7]。
- 2008年 - 東京の銀座に路面店ツモリチサト・ゴールドを開く。ドレスライン、ツモリチサト・ドレス(TSUMORI CHISATO DRESS)を発表。
- 2010年 - ブランド20周年を記念してザ・リッツ・カールトン東京にてパーティーを開催、東京でも7年ぶりにショーを開催[8]。
- 2011年 - 猫にフォーカスしたディフュージョンライン、キャッツ・ツモリチサト(cat's TSUMORI CHISATO)を発表。
- 2015年 - ブランド25周年を迎える。
- 2019年4月 - 株式会社エイ・ネットがブランド事業終了を発表[9][10]。
店舗展開
[編集]- TSUMORI CHISATO AOYAMA - 東京都港区南青山4-21-25 しんびようスクエア
- TSUMORI CHISATO GOLD - 東京都中央区銀座1-4-9 田村ビル 1F
- TSUMORI CHISATO MINAMIHORIE HUMOR SHOP内 - 大阪府大阪市西区南堀江1-11-1 三共四ツ橋ビル 1F
その他の店舗
[編集]- 北海道・東北 - 札幌丸井今井、仙台三越
- 関東・甲信越 - 新宿マルイ、新宿伊勢丹、新宿小田急、池袋西武、池袋東武、有楽町マルイ、日本橋三越、新潟伊勢丹、木更津アウトレット、あみアウトレット
- 北陸・東海 - 静岡伊勢丹、HUMOR SHOP JR名古屋高島屋、名古屋松坂屋
- 関西 - 梅田阪急、梅田大丸、京都伊勢丹、HUMOR SHOP 藤井大丸、りんくうアウトレット、神戸三田アウトレット
- 中国・四国 - 広島そごう、高松
- 九州・沖縄 - 博多阪急、岩田屋、大分トキハ
海外の店舗
[編集]- 香港 - HONG KONG、SILVERCORD SHOP、FESTIVAL WALK SHOP
- 台北 - TAIPEI SHOP
- シンガポール - SINGAPORE SHOP
- モスクワ - MOSCOW SHOP
かつて存在した路面店(FLAGSHIP)
[編集]- 代官山店 - 東京都渋谷区猿楽町11-1 ラ・フェンテ代官山1F
脚注
[編集]- ^ “11月12日はツモリチサトの誕生日です”. FASHION HEADLINE (2013年11月12日). 2018年3月17日閲覧。
- ^ TSUMORI CHISATOブランド事業に関するお知らせ2019年4月3日 株式会社エイ・ネット
- ^ TSUMORI CHISATO よりお知らせ2019年4月3日 TSUMORI CHISATO(株式会社エイ・ネット)
- ^ 「ツモリチサト」ブランド事業終了、エイ・ネットが発表2019年4月3日 FASHIONSNAP.COM(株式会社レコオーランド)
- ^ エイ・ネットが「ツモリチサト」事業を終了2019年4月3日 WWD(大杉真心)(株式会社INFASパブリケーションズ)
- ^ ツモリチサト、エイ・ネットでのアパレル事業終了へ 浴衣などのライセンス商品、デザイン活動は継続2019年4月4日 ハフポスト日本版(生田綾)
- ^ 2003年10月13日、2004春夏コレクションを発表。
- ^ ルックはパリコレクションのショーのものと同内容。ただし、モデルとヘアメイクは異なった。[要出典]
- ^ “エイ・ネットが「ツモリチサト」事業を終了”. WWD JAPAN. WWD (2019年4月3日). 2019年4月16日閲覧。
- ^ 女子SPA!編集部 (2019年4月5日). “A-net「ツモリチサト」終了でアラフォーに激震。個性的なお洋服が苦戦するワケは?”. 女子SPA!. 扶桑社. 2019年4月16日閲覧。