テア・フォン・ハルボウ
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テア・フォン・ハルボウ(Thea von Harbou, 1888年12月27日 - 1954年7月1日)は、ドイツの女性作家。夫のフリッツ・ラングにシナリオを提供した。
生涯
[編集]1888年、バイエルン王国タウパーリッツ・バイ・ホーフ(現在はバイエルン州デーラウに編入)の営林署長の娘として生まれ、文才を生かしベルリンで作家になる。1914年に俳優ルドルフ・クライン=ロッゲと結婚するが、後に離婚する。
1920年にユダヤ系の母を持つ映画監督フリッツ・ラング(ただし、本人はカトリック)と結婚して優雅な生活を送った。夫の多くの映画製作を助けるが、ドイツ国内の政情の変化で国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)を支持するようになったために、1932年に夫と離婚し仕事だけの付き合いになった。1934年にラングがアメリカへ亡命した後もドイツに残り、ナチス好みの小説を出版しつづけた。
戦後は短い抑留期間を経た後に映画界に復帰したが、ドイツが東西に分裂後の1954年、ベルリンでの上映会から帰宅中に転倒により負傷し、その後症状が悪化し死亡した。
主な作品
[編集]映画
[編集]- 死滅の谷(1921年)
- ドクトル・マブゼ(1922年)
- ファントム(1922年)
- 燃ゆる大地(1922年)
- 化石騎士(1923年)
- ニーベルンゲン(1924年)
- ミカエル(1924年)
- メトロポリス(1927年)
- スピオーネ(1928年)
- 月世界の女(1929年)
- M (1931年)
- 怪人マブゼ博士(1933年)
- 桃源郷(1934年)
- プロシヤの旗風(1935年)