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ティファニー・ヴァイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティファニー・ヴァイス
Tiffany Vise
フィギュアスケート選手
2011年スケートアメリカでのヴァイスとボルドウィン
生誕 (1986-02-02) 1986年2月2日(38歳)
アメリカ合衆国 オーロラ (コロラド州)
身長 152 cm
選手情報
パートナー ドン・ボルドウィン
所属クラブ ブロードムーアSC
引退 2013年4月
ISUパーソナルベストスコア
総合155.422011 GPスケートアメリカ
SP51.552011 GPスケートアメリカ
FS103.872011 GPスケートアメリカ

ティファニー・ヴァイス英語: Tiffany Vise, 1986年2月2日 - )は、アメリカ合衆国コロラド州出身の女性フィギュアスケート選手。パートナーはドン・ボルドウィンデレク・トレントなど。妹はフィギュアスケート選手のブリタニー・ヴァイス

国際スケート連盟主催競技会において4回転スローサルコウジャンプを初めて成功した。

人物

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2015年8月23日、パートナーのドン・ボルドウィンと結婚した[1]

経歴

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コロラド州オーロラに生まれ4歳からスケートを始める。ヴァイスはスピンおよびジャンプが時計回りであるため、しばしば多数派である反時計回りの選手と組み、互いに逆回転となる珍しいペアになる。

ノービス時代には、後にシングルの選手として頭角を現すライアン・ブラッドレイともペアを組んでいる。ジュニア昇級後ラウレアーノ・イバーラとペアを組み2002/2003 ISUジュニアグランプリに参戦、2大会ともに表彰台に上がるが2003年にペアを解散。新たにデレク・トレントとペアを結成し、2003年ゴールデンスピンで3位にはいる。

2005年に、トリノオリンピック予選を兼ねたカールシェーファーメモリアルで3位となり、翌2006-2007年シーズンよりISUグランプリシリーズに参戦を果たす。2007年エリック・ボンパール杯フリースケーティングでは4回転スローサルコウジャンプを世界で初めて成功させる[2]。2008年全米選手権で過去最高成績の4位となり、四大陸フィギュアスケート選手権国際スケート連盟主催選手権アメリカ代表に初選出される。

2008-09年シーズンをもってトレントが競技から引退。2009-10年シーズンからドン・ボルドウィンとペアを組み、2010年アイスチャレンジで2位にはいる。

2013年4月、引退を発表。引退後はショースケーターやコーチとして活動していく[3]

主な戦績

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大会/年 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13
四大陸選手権 8
全米選手権 11 13 9 6 5 4 8 8 6 9 10
GPロステレコム杯 6
GPスケートカナダ 5 5 5 6
GPスケートアメリカ 6 6
GPエリック杯 4 5
USクラシック 3
ネーベルホルン杯 5 7
アイスチャレンジ 2
シェーファー記念 3
ゴールデンスピン 3
JGP北京 2
JGPスケートスロバキア 3

詳細

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2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権オマハ 10
44.41
9
98.94
10
143.35
2012年11月9日 - 11日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 7
45.91
6
97.24
6
143.15
2012年10月26日 - 28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダウィンザー 7
46.47
6
94.74
6
141.21
2012年9月12日 - 16日 2012年USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 5
40.99
3
102.35
3
143.34
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年1月22日 - 29日 全米フィギュアスケート選手権サンノゼ 10
45.65
9
95.32
9
140.97
2011年10月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 7
51.55
6
103.87
6
155.42
2011年9月22日 - 24日 2011年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 7
43.59
6
89.06
7
132.65
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年1月23日 - 30日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 5
54.29
7
96.97
6
151.26
2010年10月11日 - 12日 2010年アイスチャレンジグラーツ 2
48.70
2
92.67
2
141.37
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月15日 - 16日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 9
51.88
7
97.74
8
149.62
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年1月18日 - 25日 全米フィギュアスケート選手権クリーブランド 8
51.16
7
97.75
8
148.91
2008年11月14日 - 16日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 6
46.48
4
93.52
5
140.00
2008年10月31日 - 11月2日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダオタワ 4
53.94
5
94.58
5
148.52
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年2月11日 - 17日 2008年四大陸フィギュアスケート選手権高陽 8
45.82
8
88.59
8
134.41
2008年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権セントポール 5
53.97
4
107.23
4
161.20
2007年11月16日 - 18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 4
56.06
3
109.70
4
165.76
2007年11月1日 - 4日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダケベックシティ 6
51.26
5
96.26
5
147.52
2007年9月27日 - 29日 2007年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 5
44.68
6
76.34
5
121.02
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年1月21日 - 28日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 4
58.44
6
97.02
5
155.46
2006年11月2日 - 5日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダビクトリア 5
49.50
5
100.96
5
150.46
2006年10月26日 - 29日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカハートフォード 7
46.86
6
84.33
6
131.19
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年1月7日 - 15日 全米フィギュアスケート選手権セントルイス 5
54.71
7
99.07
6
153.78
2005年10月12日 - 16日 2005年カールシェーファーメモリアルウィーン 3
46.27
2
92.02
3
138.29
2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年11月11日 - 15日 2003年ゴールデンスピンザグレブ 4 3 3
2002-2003 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2002年10月17日 - 20日 ISUジュニアグランプリ 北京北京 3 2 2
2002年10月3日 - 6日 ISUジュニアグランプリ スケートスロバキアブラチスラヴァ 5 3 3

プログラム使用曲

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シーズン SP FS EX
2012-2013 Open Arms
by Piano Classic Players
振付:フィリップ・ミルズ
映画『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』サウンドトラックより
作曲:ジェームズ・ホーナー
タイム・トゥ・セイ・グッバイ
指揮:エリック・カンゼル
振付:ダグ・ラドレ
2011-2012 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』サウンドトラックより
作曲:クラウス・バデルト
2010-2011 Mona Lisa OVERDRIVE
曲:ジュノ・リアクター
映画『ミッション』サウンドトラックより
作曲:エンニオ・モリコーネ
Time for Miracles
曲:アダム・ランバート
2009-2010 悲しき願い
編曲:サンタ・エスメラルダ
Mona Lisa OVERDRIVE
曲:ジュノ・リアクター
映画『ミッション』サウンドトラックより
作曲:エンニオ・モリコーネ
映画『トランスフォーマー』サウンドトラックより
作曲:スティーブ・ジャブロンスキー
2008-2009 Sweet Remembrance of You
作曲:ウィリアム・ジョセフ
Heroes
+ Return with Honor
作曲:ウィリアム・ジョセフ

脚注

[編集]
  1. ^ The Inside Edge: Move to Cali gets Miller motivated
  2. ^ 国際スケート連盟 - エリック杯2日目 (PDF)
  3. ^ The Inside Edge: New beginnings, grateful ends

参考文献

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外部リンク

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