ティム・インゴルド
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ティム・インゴルド(Tim Ingold, 1948年 - )は、イギリスの社会人類学者。アバディーン大学教授。
1966年にケンブリッジ大学に入学。当初は菌類学者であった父親と同じく科学分野に進んだものの、次第に科学研究に懐疑的となり、大学のチューターの勧めで人類学を学び始めた経歴がある[1]。
人間と動物、進化という概念、人間にとっての環境の意味など、従来の文化人類学の枠組みを大きく越える思索を続け、世界的に注目されている。[2]
著書
[編集]- "The Perception of the Environment: Essays in Livelihood, Dwelling and Skill", Routledge, 2000/11, ISBN 978-0415228329
- "What Is an Animal?", Routledge, 1994/11, ISBN 978-0415095563
- "Key Debates in Anthropology", Routledge, 1997/02, ISBN 978-0415150200
- "The Appropriation of Nature: Essays on Human Ecology and Social Relations", Manchester University Press, 1989/3/16, ISBN 978-0719023507
- "Companion Encyclopedia of Anthropology", Routledge, 1994/01, ISBN 978-0415021371
- "Appropriation of Nature: Essays on Human Ecology and Social Relations", Manchester University Press, 1987/2/24, ISBN 978-0719018626
- 『ラインズ 線の文化史』工藤晋 訳、左右社、2014年、ISBN 978-4865281019
- "Lines: A Brief History", Routledge, 2007/6/14, ISBN 978-0415424271
脚注
[編集]- ^ “科学者の傲慢さにとうとうブチギレ…自然科学の世界にガチンコの喧嘩を売った人類学者の「覚悟」”. 現代新書 (2024年6月24日). 2024年6月25日閲覧。
- ^ 金子, 遊(1974-) 水野, 友美子(1983-) 小林, 耕二(1969-) (2017.10). メイキング : 人類学・考古学・芸術・建築. 左右社. OCLC 1089622371