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ティモ・ヴェルナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティモ・ヴェルナー
ライプツィヒでのヴェルナー (2020年)
名前
愛称 ティモ、ターボ・ティモ
ラテン文字 Timo Werner
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 (1996-03-06) 1996年3月6日(28歳)
出身地 シュトゥットガルト
身長 180cm[1]
体重 75kg[1]
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 トッテナム・ホットスパーFC
ポジション FW
背番号 16
利き足 右足
ユース
ドイツの旗 シュタインハルデンフェルト
2002-2013 ドイツの旗 シュトゥットガルト
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2013-2016 ドイツの旗 シュトゥットガルト 95 (13)
2014 ドイツの旗 シュトゥットガルトII 1 (1)
2016-2020 ドイツの旗 ライプツィヒ 127 (78)
2020-2022 イングランドの旗 チェルシー 56 (10)
2022- ドイツの旗 ライプツィヒ 35 (11)
2024- イングランドの旗 トッテナム (loan) 13 (2)
代表歴2
2010-2011  ドイツ U-15 4 (3)
2011-2012  ドイツ U-16 5 (2)
2012-2013  ドイツ U-17 18 (16)
2013-2015  ドイツ U-19 14 (10)
2015-2016  ドイツ U-21 7 (3)
2017- ドイツの旗 ドイツ 57 (24)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年6月7日現在。
2. 2023年4月18日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ティモ・ヴェルナーTimo Werner, 1996年3月6日 - )は、ドイツバーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト出身のサッカー選手プレミアリーグトッテナム・ホットスパーFC所属。ドイツ代表。ポジションはFW

クラブ経歴

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シュツットガルト

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2002年からVfBシュトゥットガルトのユースチームに所属、2013年にトップチーム昇格した。8月1日、UEFAヨーロッパリーグPFCボテフ・プロヴディフ戦でプロデビューを果たした[2]。17歳と4ヶ月25日でデビューを果たし、シュトゥットガルトでの最年少記録を更新した[3]。8月17日、バイエル・レバークーゼン戦でリーグ戦初出場を果たし、アイントラハト・フランクフルト戦で初得点を記録した。

ライプツィヒ

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2016年6月、シュトゥットガルトの2部降格に伴い、1部に昇格したRBライプツィヒへ2020年までの4年契約で完全移籍した[4]ブンデスリーガではオーバメヤンレヴァンドフスキに続いて4位となる21得点をあげる活躍を見せた。

2019年8月30日、ボルシアMG戦でブンデスリーガで初のハットトリックを決めた[5]。2020年5月24日、第27節のマインツ戦でもハットトリックをきめて、1シーズンで同一チームからハットトリックを2回記録した選手となった[6]。2020年6月18日にチェルシーFCへの移籍が決まった。

チェルシー

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2020年6月18日、チェルシーFCに2020-21シーズンより完全移籍で加入することを発表した[7][8]。背番号はライプツィヒ時代、チェルシーのレジェンド、ドログバと同じ11番。プレミアリーグ第5節、サウサンプトン戦でプレミアリーグ初ゴールと2ゴール目をマークした[9]UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでレアル・マドリード相手にゴールを決めチームの決勝進出に貢献した。UEFAチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・シティ戦では自身はスタメン出場を果たした。得点こそはなかったものの、チームは1-0と勝利し優勝を果たした[10]。公式戦通算51試合12ゴール15アシストとシーズンを通じて得点とアシストでチームに貢献したが、一方で多くの決定機を外し批判を受けるなど、課題が残る一年となった[11]

しかし、トゥヘル監督の就任後悪癖は改善され、ライプツィヒ時代での活躍もみせるようになってきた。また2シャドーや2トップの一角を務め、自慢のスピードで裏への抜け出しなどでバリエーションを増やした。2021年10月2日、サウサンプトンFC戦で2021-22シーズンのリーグ戦初ゴールを挙げ、3-1での勝利に貢献した[12]。2021-22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグでレアル・マドリード戦でゴールを決めたがチームは敗れ、準決勝に進むことができなかった。2022年4月9日に行われたサウサンプトン戦で自身2ゴールを記録し、結果は6-0で勝利に貢献した。チェルシーでは2シーズンで公式戦89試合出場で23ゴール21アシストを記録し、欧州や世界タイトル獲得に貢献したものの、絶対的なレギュラーとしては起用されなかった。

ライプツィヒ復帰

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2022年8月9日、古巣のライプツィヒと4年契約を結び、完全移籍で復帰した[13]。同年8月13日に行われた、第2節ケルン戦で移籍後初出場、初ゴールを決めた[14]。11月2日、チャンピオンズリーグのグループステージ第6節シャフタール・ドネツク戦で左足首を負傷し、その後に控えていた2022 FIFAワールドカップを欠場することとなった。負傷離脱する前までは公式戦16試合出場、9得点を記録していた[15]

2023-24シーズン、ロイス・オペンダの活躍や新加入選手らとの競争に敗れ、リーグ戦は先発2試合、出場8試合で2ゴールと不調に陥った。リーグ戦は2023年11月14日マインツ戦以来出場機会はなく、出場機会が激減していた。

トッテナム・ホットスパー

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2024年1月9日、トッテナム・ホットスパーFCへのレンタル移籍が発表された[16]

2024年1月14日のプレミアリーグ第21節マンチェスター・ユナイテッド戦で移籍後初先発初出場を果たすと、ロドリゴ・ベンタンクールの同点弾をアシストした。

代表経歴

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各年代の代表でプレーし、2012年にはU-17ドイツ代表としてUEFA U-17欧州選手権に出場した。ドイツ代表としては2017年3月22日に行われたイングランド代表との国際親善試合でデビューを飾り[17]、同年5月にFIFAコンフェデレーションズカップ2017の代表メンバーに選出された[18]。コンフェデレーションズカップ第3戦のカメルーン戦で代表初得点を含む2ゴールを挙げた。準決勝のメキシコ戦でもゴールを決め、大会通算4試合で3ゴール2アシストの活躍で優勝に貢献した。また、大会得点王にあたるゴールデンシューズを受賞した。

2018 FIFAワールドカップでは主力として選出されたが、グループリーグでは2試合に出場して得点は奪えず、グループリーグ第3節で韓国に0-2で敗戦し、韓国と共にグループリーグ敗退した。

前述のように2022年11月2日、この年のCLグループステージ第6節、シャフタール・ドネツク戦で左足首足首を負傷し、その後の検査で脛腓靭帯結合損傷と診断されカタールW杯の欠場が決まった[19]

個人成績

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クラブ シーズン リーグ リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 国際大会 その他 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
シュトゥットガルト 2013–14 ブンデスリーガ 30 4 2 0 - 2 0 0 0 34 4
2014-15 32 3 1 0 - - 0 0 33 3
2015-16 33 6 3 1 - - 0 0 36 7
通算 95 13 6 1 - 2 0 0 0 103 14
ライプツィヒ 2016–17 ブンデスリーガ 31 21 1 0 - - 0 0 32 21
2017-18 32 13 2 1 - 11 7 0 0 46 22
2018-19 30 16 4 3 - 3 0 0 0 37 20
2019-20 34 28 3 2 - 8 4 0 0 45 34
通算 127 78 10 6 - 22 11 0 0 159 95
チェルシー 2020-21 プレミアリーグ 35 6 4 1 1 1 12 4 0 0 52 12
2021-22 21 4 5 2 4 1 7 4 0 0 37 11
通算 56 10 9 3 5 2 19 8 0 0 89 23
ライプツィヒ 2022-23 ブンデスリーガ 27 9 5 5 - 8 2 0 0 40 16
2023-24 8 2 1 0 - 4 0 1 0 14 2
通算 35 11 6 5 - 12 2 1 0 54 18
トッテナム 2023-24 プレミアリーグ
通算
総通算 313 112 31 15 5 2 55 21 1 0 405 150
クラブ シーズン リーグ リーグ戦 合計
出場 得点 出場 得点
シュトゥットガルトⅡ 2013-14 3.リーガ 1 1 1 1
総通算 1 1 1 1


代表歴

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出場大会

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試合数

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  • 国際Aマッチ 57試合 24得点(2017年 - )[20]


ドイツ代表国際Aマッチ
出場得点
2017 10 7
2018 13 2
2019 6 2
2020 6 4
2021 12 6
2022 8 3
2023 2 0
通算 57 24

得点

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# 開催日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2017年6月19日 ロシアの旗ソチオリンピックスタジアム  カメルーン 2–0 3–1 コンフェデ杯2017
2. 3–1
3. 2017年6月29日 ロシアの旗カザンカザン・アリーナ  メキシコ 3–0 4–1
4. 2017年9月1日 チェコの旗プラハシノー・ティップ・アレナ  チェコ 1–0 2–1 ロシアW杯・予選
5. 2017年9月4日 ドイツの旗シュツットガルトメルセデス・ベンツ・アレーナ  ノルウェー 3–0 6–0
6. 4–0
7. 2017年11月14日 ドイツの旗ケルンラインエネルギーシュタディオン  フランス 1–1 2–2 親善試合
8. 2018年6月8日 ドイツの旗レバークーゼンバイ・アレーナ  サウジアラビア 1–0 2–1
9. 2018年11月19日 ドイツの旗ゲルゼンキルヒェンフェルティンス・アレーナ  オランダ 1–0 2–2 UEFAネーションズリーグ
10. 2019年6月11日 ドイツの旗マインツコファス・アレーナ  エストニア 7–0 8–0 UEFA EURO 2020予選
11. 2019年10月13日 エストニアの旗タリンア・ル・コック・アレーナ 3–0 3–0
12. 2020年9月3日 ドイツの旗シュトゥットガルトメルセデス・ベンツ・アレーナ  スペイン 1–0 1–1 UEFAネーションズリーグ
13. 2020年10月13日 ドイツの旗ケルンラインエネルギーシュタディオン  スイス 1–2 3–3
14. 2020年11月14日 ドイツの旗ライプツィヒツェントラールシュタディオン  ウクライナ 2–1 3–1
15. 3–1
16. 2021年6月7日 ドイツの旗デュッセルドルフメルクール・シュピール=アレーナ  ラトビア 6–0 7–1 親善試合
17. 2021年9月3日 スイスの旗ザンクトガレンAFGアレナ  リヒテンシュタイン 1–0 2–0 カタールW杯・予選
18. 2021年9月6日 ドイツの旗シュトゥットガルトメルセデス・ベンツ・アレーナ  アルメニア 4–0 6–0
19. 2021年9月9日 アイスランドの旗レイキャヴィークラウガルタルスヴェルル  アイスランド 4–0 4–0
20. 2021年10月12日 北マケドニア共和国の旗スコピエトシェ・プロエスキ・アレナ 北マケドニア共和国の旗 北マケドニア 2–0 4–0
21. 3–0
22. 2022年3月26日 ドイツの旗ジンスハイムライン・ネッカー・アレーナ  イスラエル 2–0 2–0 親善試合
23. 2022年6月14日 ドイツの旗メンヒェングラートバッハボルシア・パルク  イタリア 4–0 5–2 UEFAネーションズリーグ
24. 5–0

タイトル

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クラブ

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チェルシーFC
RBライプツィヒ

代表

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個人

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脚注

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  1. ^ a b Timo Werner”. RBライプツィヒ. 2023年1月2日閲覧。
  2. ^ Lineups Botev Plovdiv – VfB Stuttgart”. uefa.com. UEFA (1 August 2013). 1 August 2013閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ Timo Werner on the climb”. vfb.de. VfB Stuttgart (1 August 2013). 1 August 2013閲覧。
  4. ^ TIMO WERNER WIRD EIN ROTER BULLE!RBライプツィヒ公式HP 2016年6月14日
  5. ^ Twitter”. mobile.twitter.com. 2019年8月30日閲覧。
  6. ^ 21年ぶりの記録! ヴェルナーが同一チームから2度ハットトリック”. 超ワールドサッカー (2020年5月25日). 2020年5月26日閲覧。
  7. ^ ティモ・ヴェルナー獲得で合意”. チェルシーFC (2020年6月18日). 2020年6月18日閲覧。
  8. ^ チェルシーがヴェルナー獲得を正式発表!リバプールらとの熾烈な争奪戦を制す!”. サッカーダイジェスト (2020年6月18日). 2020年6月18日閲覧。
  9. ^ ヴェルナー、待望のプレミア初ゴールも「50%ハッピー、50%アンハッピー」”. ゴールコム (2020年10月19日). 2021年6月7日閲覧。
  10. ^ チェルシーが9年ぶり2度目のチャンピオンズリーグ制覇!ハヴァーツが決勝で大会初得点、1月就任トゥヘルが歓喜もたらす”. ゴールコム (2021年5月31日). 2021年6月7日閲覧。
  11. ^ 決定力不足に批判も…ヴェルナー「最悪な1年だったが、27点に関与した」”. サッカーキング (2021年5月28日). 2021年6月7日閲覧。
  12. ^ ヴェルナーが値千金の今季リーグ初ゴール! 10人のセインツを振り切ったチェルシーが連敗ストップ《プレミアリーグ》”. 超ワールドサッカー (2021年10月2日). 2021年10月2日閲覧。
  13. ^ ドイツ代表FWヴェルナー、ライプツィヒ復帰が正式決定!チェルシーから完全移籍で移籍金は40億円超に”. Goal.com (2022年8月9日). 2022年8月10日閲覧。
  14. ^ 独代表FWヴェルナー、古巣復帰戦で右足一閃のロングシュート弾 英喝采「再び自信が戻ってきた」”. www.football-zone.net (2022年8月14日). 2022年10月21日閲覧。
  15. ^ ドイツ代表に大打撃…ライプツィヒFWヴェルナーが左足首のじん帯断裂、W杯欠場に”. サッカーキング. 2023年1月7日閲覧。
  16. ^ スパーズ、ヴェルナーのレンタル移籍を正式発表!急務となっていたリシャルリソンのバックアップ確保に成功”. 超ワールドサッカー (2024年1月10日). 2024年1月10日閲覧。
  17. ^ Startelf: Werner-Debüt bei Poldis Abschied”. DFB - Deutscher Fußball-Bund e.V. (2017年3月23日). 2017年5月20日閲覧。
  18. ^ Löw: "The 2018 World Cup stands above all else"”. DFB - Deutscher Fußball-Bund e.V. (2017年5月17日). 2017年5月20日閲覧。
  19. ^ ドイツ代表FWヴェルナー、W杯欠場が決定…CLでの負傷により長期離脱へ”. GOAL.com (2022年11月4日). 2022年11月11日閲覧。
  20. ^ ティモ・ヴェルナー - National-Football-Teams.com

外部リンク

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