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ティルマン・トーマス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Rt. Hon.
ティルマン・トーマス
アメリカ、ホワイトハウスにて
グレナダの首相
任期
2008年7月9日 – 2013年2月20日
君主エリザベス2世
総督ダニエル・ウィリアムズ
カーライル・グリーン
前任者キース・ミッチェル
後任者キース・ミッチェル
個人情報
生誕 (1945-06-13) 1945年6月13日(79歳)
グレナダ、セント・パトリック教区ヘーミテージ
国籍グレナダ人
政党国民民主会議
配偶者サンドラ・トーマス
専業弁護士

ティルマン・ジョゼフ・トーマス: Tillman Joseph Thomas1945年6月13日[1] - )は、グレナダの政治家。2008年から2013年にかけて、同国の首相を務めた。国民民主会議(NDC)代表。

セント・パトリック教区ハーミテージ生まれ[1]モーリス・ビショップ政権下で2年間投獄された[1][2]。1984年12月にセント・パトリック東選挙区から下院議員に当選し、1990年まで法務副大臣を務めた。1987年にNDCに入党し、1990年まで副幹事長を務めた。1990年の選挙で再選されると労働副大臣に就き、後に労働・観光大臣に昇格した[1]

1999年総選挙でのNDC敗北を受け、翌年10月に党首に選出された。党首として臨んだ2003年11月の総選挙では新国民党(NNP)に1議席差で敗れ[3]、翌月野党のリーダーになった[4]

13年の野党暮らしを経て[2]、NDCは2008年7月8日の総選挙で15議席のうち11議席を獲得し、NNPに勝利した[2][5]。トーマス自身も自らの選挙区で再選した[6][7]。勝利の翌日にセント・ジョージ教区グランド・アンズのグレナダ貿易センターでダニエル・ウィリアムズ総督に対し宣誓を行った[2][5][7]。このなかで彼は「オープンで透明な政治」を誓った[2]

トーマスは17人の閣僚から成る内閣を組閣し、7月13日に国立競技場で宣誓した。トーマス自身は首相に加え法務、国防、情報、行政大臣を兼務することとなった。民間からも教育・人事大臣にフランカ・バーナディン、司法大臣にジミー・ブリストルを起用した[8]

5年近く政権を担当したのち、2013年2月の総選挙で、NDCはトーマス自身の議席を含む全15議席を失う壊滅的敗北を喫した。そのすべてをNNPが獲得し、キース・ミッチェルが首相に再任された[9]

映画出演

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公開年 タイトル 役名 脚注
2011年 南の島の大統領-沈みゆくモルディブ-
The Island President
本人 ドキュメンタリー[10]

脚注

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  1. ^ a b c d "Grenada has a new Prime Minister", GrenadianConnection.com, July 9, 2008.
  2. ^ a b c d e "New Grenada prime minister vows to boost economy, lower cost of living", Associated Press (International Herald Tribune), July 9, 2008.
  3. ^ Political Parties of the World (6th edition, 2005), ed. Bogdan Szajkowski, page 265.
  4. ^ "Grenada premier to name cabinet on 3 December", Caribbean Media Corporation news agency (nl.newsbank.com), December 1, 2003.
  5. ^ a b George Worme, "Thomas wins by a landslide in Grenada", The Nation (Barbados), July 10, 2008.
  6. ^ "A DECISIVE VICTORY: LET THERE BE NO DOUBT" Archived 2008年8月3日, at the Wayback Machine., GrenadaBroadcast.com.
  7. ^ a b "New prime minister of Grenada sworn in" Archived 2008年7月31日, at the Wayback Machine., Caribbean Net News, July 10, 2008.
  8. ^ Linda Straker, "Seventeen Member Cabinet Appointed in Grenada" Archived 2008年7月16日, at the Wayback Machine., CaribWorldNews, July 14, 2008.
  9. ^ Richard Lord, "Ex-Grenada PM ready to step down as NDC leader", Trinidad & Tobago Guardian, 21 February 2013.
  10. ^ [1]

外部リンク

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公職
先代
キース・ミッチェル
グレナダの首相
2008年 – 2013年
次代
キース・ミッチェル