テイルズ・フロム・ザ・トワイライト・ワールド
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『テイルズ・フロム・ザ・トワイライト・ワールド』 | ||||
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ブラインド・ガーディアン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1990年3月 - 5月 ハンブルク Karo Musik Studios | |||
ジャンル |
スピードメタル ネオクラシカルメタル パワーメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
No Remorse センチュリー・メディア・レコード ビクター音楽産業株式会社 | |||
プロデュース | カレ・トラップ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ブラインド・ガーディアン アルバム 年表 | ||||
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『テイルズ・フロム・ザ・トワイライト・ワールド』(原題:Tales from the Twilight World)は、はドイツのヘヴィメタルバンド、ブラインド・ガーディアンが1990年に発表したサード・アルバム。
解説
[編集]前作『フォロー・ザ・ブラインド』(1989年)に引き続き、ハロウィンのカイ・ハンセンがゲスト参加している。また、後にアイアン・セイヴィアーを結成するピート・シールクが、本作よりブラインド・ガーディアンの作品のレコーディング・エンジニアを務めるようになった[2]。
本作前に日本のビクター音楽産業株式会社(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)と契約し、ブラインド・ガーディアンの日本デビュー作にあたり[3]、オリコンでトップ40入りを果たした。
またアルバムジャケットデザインは、本作からアンドレアス・マーシャル(Andreas Marshall)が手掛けている。
本作のレコーディング終了直後に予定されていたヨーロッパ・ツアーは、トーマス ・"トーメン"・ スタッシュが肺の手術で入院したため延期。[3]。
リマスター
[編集]2007年にリミックス・リマスターされ、ボーナストラックが追加されたバージョンが発売。
また、2013年に発売された「ア・トラヴェラーズ・ガイド・トゥ・スペース・アンド・タイム(A Traveler's Guide to Space and Time)」という限定ボックスセットには、ミキシングを若干の調整を加えた新たなリマスター盤が収録。
収録曲
[編集]タイトル | 作詞 | 作曲 | 演奏時間 | 解説 | |
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1 | トラヴェラー・イン・タイム Traveler in Time |
ハンズィ・キアシュ | キアシュ、アンドレ・オルブリッチ | 5:59 | フランク・ハーバートの『デューン』シリーズが題材 |
2 | ウェルカム・トゥ・ダイング Welcome to Dying |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ | 4:47 | ピーター・ストラウブの『Floating Dragon』が題材 |
3 | ウィアード・ドリームズ Weird Dreams |
- | オルブリッチ | 1:19 | インストゥルメンタル |
4 | ロード・オブ・ザ・リングズ Lord of the Ring |
キアシュ | キアシュ、マーカス・ズィーペン | 3:14 | J・R・R・トールキンの『指輪物語』が題材 |
5 | グッバイ・マイ・フレンド Goodbye My Friend |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ、ズィーペン、トーメン・"ジ・オーメン"・スタッシュ | 4:16 | 映画の『E.T.』が題材 |
6 | ロスト・イン・ザ・トワイライト・ホール Lost in the Twilight Hall |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ、ズィーペン、スタッシュ | 5:58 | J・R・R・トールキンの『指輪物語』の中で灰色のガンダルフがモリアのバルログを倒した後、白のガンダルフに転生するまでの「世界の間」の時間が題材 |
7 | トミーノッカーズ Tommyknockers |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ | 5:09 | スティーヴン・キングの『トミーノッカーズ』が題材 |
8 | アルタイル 4 Altair 4 |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ | 2:26 | スティーヴン・キングの『トミーノッカーズ』が題材 |
9 | ザ・ラスト・キャンドル The Last Candle |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ | 5:59 | マーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマンの『ドラゴンランス』シリーズの中でも特に『ドラゴンランス(戦記)』と『ドラゴンランス伝説』が題材 |
CDボーナス・トラック | |||||
10 | ラン・フォー・ザ・ナイト(ライヴ) Run for the Night (Live) |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ | 3:44 | オリジナルは1作目に収録のライブヴァージョン。『ホビットの冒険』が題材 |
2007年リマスター盤ボーナストラック | |||||
11 | ロスト・イン・ザ・トワイライト・ホール(デモ) Lost in the Twilight Hall (Demo Version) |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ、ズィーペン、スタッシュ | 5:58 | デモヴァージョン。歌詞が若干異なる |
12 | トミーノッカーズ(デモ) Tommyknockers (Demo Version) |
キアシュ | キアシュ、オルブリッチ | 5:13 | デモヴァージョン。歌詞が若干異なる |
参加ミュージシャン
[編集]- ハンズィ・キアシュ - ボーカル、ベース
- アンドレ・オルブリッチ - リードギター、バッキング・ボーカル
- マーカス・ズィーペン - リズムギター、バッキング・ボーカル
- トーマス ・"トーメン"・ スタッシュ - ドラムス
ゲスト・ミュージシャン
- カイ・ハンセン(Kai Hansen) - ギター・ソロ(9曲目)とバッキング・ボーカル(6曲目)
※ハロウィン、ガンマ・レイ - ピート・シールク(Piet Piet Sielck) - エフェクト、バッキング・ボーカル
※アイアン・セイヴィアー、元サヴェージ・サーカス - マティアス・ヴィーズナー(Mathias Wiesner) - エフェクト、キーボード
- カレ・トラップ(Kalle Trapp) - バッキング・ボーカル
- ロルフィ・ケーラー(Rolfi Köhler) - バッキング・ボーカル
- "ハッキー"・ハックマン("Hacky" Hackmann) - バッキング・ボーカル
プロダクション
- プロデューサー、ミキシング、レコーディング - カレ・トラップ(Kalle Trapp)
- セカンド・エンジニア - ピート・シールク(Piet Piet Sielck)
- エグゼクティブ・プロデューサー - チャーリー・リン(Charly Rinne)
- レコーディングスタジオ - カロ・スタジオ(Karo Studio) / ミュンスター
- アルバムジャケットデザインとそのアイディア - アンドレアス・マーシャル(Andreas Marshall)
- 写真 - ブッフォ(Buffo)、チャーリー・リン(Charly Rinne)
脚注
[編集]- ^ ORICON STYLE
- ^ Piet Sielck - Awards : AllMusic - Credits
- ^ a b 日本盤CD(VICP-5235)ライナーノーツ(伊藤政則、1990年6月22日)
外部リンク
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