コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

テイルズ オブ ザ テンペスト

この記事は良質な記事に選ばれています
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。スッ (会話 | 投稿記録) による 2015年3月7日 (土) 12:25個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

テイルズ オブ ザ テンペスト
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 ディンプス
発売元 バンダイナムコゲームス
(ナムコレーベル)
プロデューサー 吉積信
ディレクター 小西輝彰(バンダイナムコゲームス側)
成田竹史(ディンプス側)
シナリオ 平詩野
沖俣陸
栗田真樹生
音楽 桜庭統
美術 いのまたむつみ奥村大悟(キャラクターデザイン)
シリーズ 『テイルズ オブ』 シリーズ
人数 1人
1 - 3人(ワイヤレスプレイ)
メディア DSカード
発売日 2006年10月26日[1]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 301,000本(出荷本数)[2]
205,541本(売上本数)[3]
テンプレートを表示

テイルズ オブ ザ テンペスト』(TALES OF THE TEMPEST、略称:TOT / テンペスト[4])は、ディンプスが開発し日本で2006年10月26日バンダイナムコゲームスから発売されたニンテンドーDSRPG(公称ジャンル名は「魂を呼び覚ますRPG」)。『テイルズ オブ』シリーズのエスコートタイトル(外伝作品)で、シリーズ初のニンテンドーDS用作品[5]

半人半獣の姿に変身する能力を持つ種族「レイモーンの民」が異端者として扱われている大陸を舞台に、少年カイウスが連れ去られたレイモーンの民である義父を助け出す旅に出、やがてレイモーンの民が異端者扱いを受けるようになった原因へと迫っていくというストーリーが描かれる。

開発にあたり、「コンパクト化した『テイルズ』はどうなるのか」というアプローチがされている。キャラクターデザインはいのまたむつみ奥村大悟が担当。戦闘システムは2004年に発売されたマザーシップタイトル(本編作品)第6作『テイルズ オブ リバース』同様の3ライン制[5]。メニュー画面の操作や料理システムなど、タッチペンを使ったニンテンドーDSならではの操作を取り入れている[5]。シナリオは10時間強ほどで終わる短いもので[6]、複雑に考えさせないストレートな英雄譚となっている[7]

2007年には小説版およびサウンドトラックが発売されている。小説版はキャラクターの内面を掘り下げた内容であり、サウンドトラックは本作品のBGMと、ゲーム本編のその後を描いたボイスドラマを収録している。

ゲームシステム

ゲームはフィールドマップと、フィールドマップ上に点在する街やダンジョンを行き来し、戦闘を交えながら進んでいく。フィールドやキャラクターは3Dポリゴンで描かれている。フィールドマップは6つあり、フィールドマップの端の方まで移動するか、端にあるダンジョンを介すことで別のフィールドマップへ移ることができる。フィールドマップや街・ダンジョンは下画面に表示され、キャラクターの移動はボタンだけでなく、下画面のタッチでも行える。

昼夜の概念が存在し、昼か夜かによってフィールドマップ上に出現する敵や街の住人の位置が変化するといった違いが現れる。フィールドマップ上ではアイテム「テント」を使用することで、HPとステータス異常を回復できる。また、キャラクターたちの会話を聞くことができる「キャンプスキット」が始まり、これにより料理のレシピや称号が手に入ることもある。キャンプスキットはストーリー上で必ず発生するものもある。

戦闘

名称は3on3-LMBS(3・オン・3-リニアモーションバトルシステム)と言い、3つのライン上でアクションゲームのような戦闘が行われる。3on3とは「3ライン」「3D」の意味[8]。ニンテンドーDSのタッチパネルとダブルスクリーンを活かして、技の使用やアイテムの使用がシームレスにバトルと結合している[8]術技の使用には「TP(テクニカルポイント)」を使用する。

本作品の技は「特技」「必殺技」「奥義」の3つがあり、「特技」を出した後、さらに特定の特技を出すと「必殺技」が発動し、さらなる特技発動によって「奥義」を出せる。必殺技と奥義は単体で出すことはできない。プレイヤーキャラクターのうち、カイウスとフォレストはストーリーが進むと獣人化という能力を使用できるようになり、使用すると容姿が変貌し戦闘力が上がり、使用可能な技が「ビーストブロウ」のみになる。[注釈 1]

キャラクターの武器はアイテム「アーティフェイス」を使用することで強化でき、「エレメント属性」のアーティフェイスでは属性の付与や攻撃力の増加、「状態属性」のアーティフェイスでは相手を状態異常にする状態属性の付与が行える。両属性は同時に付けられるが、それぞれの属性は最初に付けたもののみ反映され、以降変更はできない。特定の武器はある程度強化を行うと「覚醒」し、別の武器に変化する。

料理

食材を複数使用し、HPやTP、状態異常を回復するアイテム「料理」を作り出すシステム。調理方法には「レシピを選ぶ」「食材を選ぶ」という2通りの方法があり、後者にはレシピがなくても食材があればその料理を作れるという特徴がある(食材を間違えると失敗となる)[10]

調理にはタッチペンを使用し、「まないた」「フライパン」「鍋」と、それぞれの調理法によりタッチペンの動かし方が変わってくる[10]。制限時間内に規定数タッチペンを動かすと調理成功となり料理を入手できるが、失敗すると食材を失う[10]

1度料理を使用すると次の戦闘を終えるか宿屋に泊まるまで再度使用できなくなる[10]

料理を使用すると回復効果の他に、次の戦闘中のみパラメータアップなどの恩恵を受けられる「シークレット効果」が一定確率で発生する[10]

ワイヤレスプレイ

ワイヤレス通信により3人まで協力プレイが可能[注釈 2]。それぞれキャラクターを1人選びダンジョンに潜り、宝箱を入手することが目的。他のプレイヤーが戦闘中の場合、そのキャラクターに触れることで戦闘に参加することが可能。

物語内容

ストーリー

背景(100年前)

大陸アレウーラでは、半人半獣の姿に変身する能力や、空間エネルギーを利用するための空間言語「プリセプツ」の技術を持つ種族「レイモーンの民」と、獣人化能力を持たない種族「ヒト」が平和的に共存していた[13]。しかしレイモーンの民は繁栄により増長し出し、ヒトや自然を軽んじ争い合うようになる。レイモーンの宰相クベールはこの状況を悲観していた。

同じ頃、ヒトに取り憑き精神を乗っ取る生命体「スポット」の世界から、ウォールス・ガーナーが空間転移の実験の失敗によりアレウーラに現れていた。ウォールスはアレウーラと故郷を繋ぐ扉を開くプリセプツ「生命の法」を構築する。そして生命の法の実験を行うためクベールに接触し、民に良き心を取り戻させるには生命の法が必要であり、それを使うにはレイモーンの民の魂から生成される宝石「ペイシェント」が必要であるとそそのかす。クベールは数十万のレイモーンの民を犠牲にしてペイシェントを生成し[注釈 3]、これを使用して生命の法を行う。扉は現れたものの完全ではなく、生きたレイモーンの民を飲み込みレイモーンは一夜にして滅びた。崩壊したレイモーンの凄惨さから、人々は「獣人戦争」というレイモーンの民とヒトの戦争を想像するようになる[13][注釈 4]

ヒトがアレウーラの覇権を握った後、ウォールスは国王アレウーラ5世の体を乗っ取り、アレウーラと故郷が接近する100年後を待った。その間ウォールスは、クベールの生命の法により生成されたペイシェントを集め生命の法を行うため、教会に異端審問会を設置。レイモーンの民を異端者であるとして捕獲し始め、ペイシェントの情報を引き出すため監禁・拷問していた。[13]

本編

大陸アレウーラでは、半人半獣の姿に変身する能力を持つ種族「レイモーンの民」が「リカンツ」と蔑称され異端者として迫害されていた。ある日アレウーラの辺境にある村フェルンに手負いの騎士が現れ、村の少年カイウスに「ジャンナの大公に届けて欲しい」とカイウスの母の形見にそっくりな赤い結晶「ペイシェント」を渡し息絶える。その直後現れた黒い魔物「スポット」を、カイウスの養父ラムラスは獣人化して退ける。このことでレイモーンの民であることが露見したラムラスは異端審問官のルキウスとロミーに捕まり、カイウスの幼馴染である少女ルビアの両親はラムラスを庇ったことでロミーに殺される。ルビアは両親の仇を取るため、カイウスはラムラスを救うため首都ジャンナへと向かう。

道中2人は、異変調査のためアレウーラにやってきたセンシビア王国の王子ティルキス、その従者でレイモーンの民であるフォレスト、教会の僧兵アーリアらの協力を得てラムラスを助け出すが、ラムラスはロミーに殺される。やがてカイウスたちは、ジャンナ教会のトップである教皇が、死者を生き返らせるプリセプツ「生命の法」を行うためペイシェントを集めていたこと、生命の法の実験以降スポットが現れるようになったこと、ペイシェントがレイモーンの民の魂から精製されるものであることを知る。

カイウスたちは生命の法の手掛かりを得るため、レイモーンの民が暮らす村サンサを訪れるが、そこでフォレストの友人トールスがジャンナを襲撃しようとしていることを知り、自分たちが教皇との決着を付けることを約束してトールスを思い留まらせる。カイウスたちに敗れたルキウスは自身の過ちに気づいて改心し、教皇は正気を取り戻す。教皇は生命の法で妻を生き返らせようとしていたが、スポットに取り憑かれたことで異端者狩りの強化やペイシェントの収集を行うようになったのである。このことが明らかとなった直後に教皇はロミーの攻撃により倒れ、カイウスたちにクベールという人物に会うよう言い残し息絶える。

レイモーンの宰相だったクベールは、アレウーラの国王から生命の法を教わったという。国王が全ての黒幕であることを知ったカイウスたちは国王の元へ向かい、立ち塞がるロミーをルキウスと協力して倒す。スポットの世界から空間転移の実験の失敗によりやってきたという国王は、生命の法が実際は異世界同士を繋ぐ扉を開くものだったこと、クベールや教皇を使い生命の法の実験を行ったことをカイウスたちに語り、スポットの世界に繋がる扉を開く。カイウスたちは国王を倒し、カイウスの母の形見であるペイシェントを使用した生命の法で扉を閉じる。

3か月後、ジャンナではヒトとレイモーンの民による評議会が開かれるようになり、フォレストがレイモーンの民代表として出席していた。ティルキスはアーリアとともにセンシビアへ戻り、ルキウスは異端審問会を解散させていた。ルビアは僧になるための勉強をしたいと言い、カイウスは世界を見て回りたいと考えていた。カイウスはルビアとともに世界を回りたいと思いつつも言い出せないでいたが、ルビアの方から付いて行くと言い出す。2人は船に乗り込み、次の大陸へ出発する。

登場人物

パーティーキャラクター

カイウス・クオールズ (Caius Qualls)
- 高城元気
主人公。前向きな性格で、様々なことに悩むがすぐに立ち直る[7]。ヒトとレイモーンの民のハーフにしてレイモーン王家最後の生き残り。ハーフであるからか、レイモーンの民の証である痣「ザンクトゥ」がまだない[15]。15歳の現在に至るまでレイモーンの民であることは知らされず、アレウーラの辺境の村フェルンで養父ラムラスと2人で暮らしていた。母メリッサの形見として赤い結晶「ペイシェント」をあしらったペンダントを持っており、ある日、傷だらけの姿で村に現れた騎士からそれと全く同じ輝きを放つ宝石を託されたことから、カイウスの冒険が始まる。
ルビア・ナトウィック (Rubia Natwick)
声 - 門脇舞
ヒロイン。カイウスの幼馴染。おしゃまで勝気な性格[16]だが、少女らしい感情のゆらぎもある[7]。カイウスに対して淡い恋心を抱いているものの素直になれないでいる[17]。教会の僧である両親を持ち、彼女自身も近い将来、首都に赴き僧兵の修行を受けるはずだったが、レイモーンの民であるラムラスを捕らえるために現れたロミーに両親を殺され、仇討のためにカイウスと共に村を離れる。
ティルキス・バローネ (Tilkis Barone)
声 - 山崎たくみ
アレウーラ大陸の西に位置する島国「センシビア王国」の第四王子。王族らしい落ち着きさはないが、柔軟な思考を持つ[18]。パーティーのリーダー的存在で、全体の舵取りを担う[19]。昨今の祖国の天変地異の原因を突き止めるために、従者のフォレストと供にアレウーラの首都に赴き、その道中でカイウスたちと出会う。旅の中でアーリアに好意を持ち、旅が終わった後に想いを伝える。
フォレスト・ルドワウヤン (Forest Ledoyen)
声 - 乃村健次
レイモーンの民の大男。ジャンナ事件[注釈 5]にかかわった8人のレイモーンの民の1人で、処刑される前に牢屋から脱出し、センシビアに亡命。捕えられるも、ティルキスに見込まれ従者になった。アレウーラの地理に詳しく、水先案内人としてティルキスの旅に同行している。腕っ節と思慮深さから、仲間から厚い信頼を受けている[20]。だがジャンナ事件以後、ティルキスに会うまでは仲間を見捨ててしまった不甲斐なさから自暴自棄になっていた[21]。ジャンナ事件までは、レイモーンの民であることを誇りに思っていたらしい。
アーリア・エクバーグ (Arria Ekberg)
声 - 荒木香恵
教会の僧侶。教会に所属しながらも異端者狩りに疑問を抱いている。最近首都に現れるようになった魔物をジャンナ地下の下水道で一人で食い止めていたとき、カイウスと知り合う。フォレスト救出作戦の際「カイウスの友人なら私の友人だから」と言って仲間に加わる。これはアルバートのスパイとしてのものだったが、カイウスたちに同行するうちに疑問を持つようになり、また権力に取り憑かれたアルバートが最早自分の知るアルバートではないことに気づき、彼と決別する。
序盤では髪を頭の上まで巻き上げているが、中盤から髪を下ろす。小説版では、子供のときのイラストが掲載されている。

敵勢力

ルキウス・ブリッジス (Lukius Bridges)
声 - 斎賀みつき
アレウーラの異端者狩りを強行する異端審問官で、顔をマスクで隠している。教皇の右腕として教会の僧侶たちを率いる。カイウスの双子の弟であり、素顔はカイウスと瓜二つである。カイウスの持つペイシェントを狙っている。罪のないレイモーンの民を拷問することに胸を痛めつつも父である教皇のため働いていたが、カイウスとの戦いの中で自身の行動に疑問を持つようになり、ジャンナ教会にてカイウスに敗北したことで自分が間違っていたことを確信する[22]。カイウスたちがアール山にてロミーと戦った際には、スポット化したロミーを確実に倒すためのプリセプツでカイウスたちに協力した。
ロミー (Rommy)
声 - 瀬那歩美
異端審問官の少女。元々は子供らしい性格だったが、教皇の行った不完全な生命の法によりスポットに体を乗っ取られたことで残忍な性格になっていき、最終的に完全なスポットと化した[23]。ルキウスと共にフェルンへ現れ、ラムラスを陥れるためにルビアの両親を殺害する。教皇に仕えているように見せかけ、実は国王に仕えており、教皇の動向を監視していた。国王のもとへ向かうカイウスたちの前に立ち塞がるが、ルキウスの魔法とカイウスの剣により死亡する。
キャラクターデザインは奥村大悟だが[24]、小説版ではいのまたむつみによるイラストが掲載されている。
アルバート・ミュラー (Albert Mueller)
声 - 麻生智久
首都ジャンナを警備している黒騎士団の団長。弱冠20歳ながら騎士団長まで上り詰めた剣術の達人で、戦闘ではティルキスと同じ技を使用する。ペイシェントと騎士についての情報を得ようとカイウスを狙い、アーリアをスパイとして送り込むが、意見の相違から彼女の手で倒される。
ロミー同様キャラクターデザインは奥村大悟だが[24]、小説版ではいのまたむつみによるイラストが掲載されている。小説版ではアーリアの目前で行われたティルキスとの一騎打ちの末、死亡する。また、兄のバージェスが登場する。
教皇
声 - 小林清志
カイウスの実父。ジャンナ教会のトップに位置する人物。妻であるメリッサを生き返らせるために生命の法を行ったが、スポットに巣食われたことで異端者狩りの強化やペイシェントの収集を行うようになる[25]。カイウスたちとの戦いで正気を取り戻すがロミーの攻撃により死亡する。名前は「ヴィンセント・ブリッジス」だが、作中ではスタッフロールに表示されるのみ。
国王(アレウーラ8世)
声 - 長克巳
物語の黒幕で本作品のラストボス。アレウーラの国王だが、正体は100年前に異世界から来たスポット「ウォールス・ガーナー」が子供だったアレウーラ5世に乗り移ったもので、以降国王に成り済ましていた[15]。スポットを呼び寄せ、カイウスたちの世界を征服するため生命の法を作り[26]、クベールをそそのかしペイシェントを生成させる。このペイシェントを集めるため異端審問会を設置、異端者狩りで捕らえたレイモーンの民からペイシェントの情報を聞き出そうとしていた[13]。また、教皇を使って異端者狩りの強化や生命の法の実験を行っていた[13]

その他

ラムラス・クオールズ
カイウスの養父。以前はレイモーンの王家に仕えていた騎士であり、メリッサの護衛の任を受けていた。15年前の異端者狩りの際にメリッサから生まれたばかりのカイウスを託され、以来カイウスの父として彼を育て上げた。フェルンがスポットの軍勢に襲われた際に獣人化したことにより、村人たちにレイモーンの民であることが知られ、ルキウスたちに拘束される。その後カイウスたちによって他のレイモーンの民と共に救出されるが、黒騎士団の襲撃に遭い、川を流れていき岸に上がった直後、ロミーのプリセプツによって無理矢理獣人化。獣人化したカイウスとの戦闘後、ロミーに魂を吸い取られ死亡。
トールス
レイモーンの民で、フォレストの友人。元々は争いを好まず、ヒトとの共存を願っていたが、ジャンナ事件[注釈 5]でヒトに絶望し、武力での制圧も辞さないようになる。ジャンナの襲撃を計画していたが、フォレストの気持ちを察し襲撃をやめ、カイウスたちが教皇のもとへ向かう際にスポットの足止めをする。フルネームは「トールス・テネレッツァ[27]」だが、作中では苗字は出てこない。

開発

シリーズ内において、据え置き機のメインストリームと携帯ゲーム機のメインストリームという2つの流れを作りたいという狙いがあったという。本作品はその文脈で開発され[28]、「コンパクト化した『テイルズ』はどうなるのか」というアプローチがなされている[29]

本作品は携帯機であることから出先でも気軽に遊べるRPGが目指されているが、ストーリーが新規のオリジナルのものであることから据え置き機のオリジナルタイトルと同等の扱いでもあるとされ、タイトルは「メジャー感」を意識して「世界で起こりうる争乱」「激しい出来事」といった意味を込め「テンペスト」と付けられた[7]。開発中の仮タイトルはDSでの1作目という意味で「TO#DS1」だった[7]。DSと絡めたタイトルとして「ドゥームサイン」(運命のサイン)という案があったが、「ドゥーム」という悪い言葉はアメリカ側の評判が悪かったという[7]

キャラクターデザインは本作品でシリーズへの参加が5度目となるいのまたむつみが担当しており[30]、画面上のキャラクターとイメージを合わせるために、頭身を低く描いている[31]。アルバート、ロミー、国王のデザインは奥村大悟が担当[24]

プロデューサーである吉積信は『テイルズ オブ ジ アビス』の開発終了後、すぐに本作品の制作に移行したという[32]

シナリオ担当は平詩野(現・平舞喜歩[33][34]、沖俣陸[35]、栗田真樹生[7]。沖俣は途中からシナリオ制作にかかわったという[35]。『テイルズ オブ リバース』・『テイルズ オブ ジ アビス』と、国や人間関係が複雑に絡むタイトルが続いていたため、本作品はキャラクター・物語ともにストレートなものになっている[36]

BGM担当者は桜庭統。桜庭にとっては本作品が初のDS作品だったことからBGM制作には苦労したという[35]。また、DSは音の制約が多いため、BGMは音の少ないポップなものが向いていると考えたが、本シリーズはRPGを代表する作品であることから、壮大な感じを出すようにしたという[35]

ハードの特性上キャラクターを喋らせることが厳しく、発声は技名や料理時に留まっている[35]

オープニングムービーはCGとプロダクション・アイジー制作のアニメーションで構成される[37]

シリーズのプロデューサーを務める馬場英雄は本作品について、キャラクターデザインやストーリー、システムなどはきちっと煮詰めて開発されたことは間違いないとしながらも、表現し切れなかった部分や、初のDS用作品であることによる技術的な問題点も多数あったとし、次のDS用作品『テイルズ オブ イノセンス』では本作品での反省を活かしていると語っている[38]

2014年に公開されたインタビューにおいて馬場は、本作品のリメイクを長い間議論していたが今のところは予定がないことや、本作品のリメイクを望む声が多数あることを明かしている[39]

発売まで

2005年12月、本作品が2006年に発売されることと、開発度が30%であることが明らかにされた[40]

2006年1月には、本作品のテーマソングがmisonoの「VS」であることが明かされた[41]。misonoは『テイルズ オブ シンフォニア』のテーマソングを担当したday after tomorrowのボーカルであり、「VS」がソロ活動デビュー曲となる[41]。misonoは本作品のイメージソング[42] / CMソング[43]である「ラブリーキャッツアイ」も担当した。また、開発進行状況が50%であることも発表された[44]

2006年2月には発売日が2006年4月13日に決定したと発表され[45]、設定資料やいのまたむつみのインタビュー記事が掲載されている「オフィシャルファンブック」が手に入る予約キャンペーンが行われた[46]。しかし「さらなるクオリティアップのため」という名目で6月8日に延期[47]。その後さらに2006年内と変更され、予約キャンペーンも一時中止された[48]。2006年6月にはシリーズの2006年度のラインナップ発表会が行われ、本作品の予約キャンペーンを再構築中であると発表[49]。その後発売日が2006年10月26日と決定し、予約キャンペーンも再開している[50]。また新たな予約特典として、DS用ソフトを入れられ、DSの画面を拭き取ることもできる「フキフキ巾着」が追加された[51]。延期についてはプロデューサーの吉積信が「全て私の責任」と謝罪している[52]

評価

ゲームレビュー
評価者 点数
Cubed3 8/10[53]
週刊ファミ通 28(7,7,7,7[3])/40[54]
ファミ通DS+Wii 30(8,7,7,8)/40[55]

本作品は301,000本を出荷している[2]。発売初週には8.8万本を販売した[56]。発売10日では105,288本を販売し、「人気シリーズの完全新作としてはややさびしい印象」とコメントされた[57]。2007年12月30日まででの集計では、205,541本を販売している[3]

DENGEKI DS Style』ではストーリーについて、序盤の展開などを「シリーズとして納得のいく仕上がり」としている。またオープニングについて、アニメーションが良い出来であることや、歌付きであることを評価しているが、会話メッセージや戦闘中のHit数が上画面に表示されることに抵抗があるとしている。[58]

ITmediaのレビューでは「シリーズの魅力がギュッと詰まっている」と評価された[59]。『ゲーマガ』では、シリーズ伝統のバトルシステムやオープニングソングといった、リッチなスペックのハード向けの要素がすべて搭載されていることが見事と評価されているが、それらの要素は従来作品からの簡素化が行われており、その簡素化が積み重なった結果、据え置きの従来作品と比べると物足りないものとなっていると指摘されている[60]

ファミ通DS+Wii』では4人のレビュアーがそれぞれ8,7,7,8点をつけ、40点満点中30点を得た。戦闘システムを「よりアクション性が高まった印象」「テンポがよく気持ちいい」、ストーリーを「魅力的」と評価しているが、マップが広いために目的地がわかりにくいことや、シリーズ経験者でなければシステムを理解しにくいといった点が不満点として挙げられている[55]

GAME SIDE』ではカイウスとルビアの淡い恋物語のようなやりとりを評価しているが、10時間強で終わってしまうストーリーの短さについて不満を述べている。また戦闘において、ステータスが上画面、戦闘が下画面に表示されるために、ステータスと戦闘を同時に追いづらくなっていることを指摘している。[6]

テイルズ オブ イノセンス』のプロデューサー大舘隆司は、コンパクトなテイルズとして作られた本作品が、必ずしもユーザーに満足して貰えるものではなかったということを語っている[61]

作品の分類への反応

本作品の発売前、制作サイドではない一部媒体では「『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』のような外伝的な作品ではなく本格的なシリーズ作品[62]」「本編[63]」「正伝[64]」と、本作品を外伝ではないものとして紹介していた。発売後の2007年7月20日、シリーズにはマザーシップタイトル(本編作品)とエスコートタイトル(外伝作品)という区分けが発表され[65]、本作品はエスコートタイトルに分類されることとなったが、gameinformerでは本作品が元々本編作品だったということを前提とした上で、この区分けの理由を本作品の品質が低いものだったからではないかと推測している[66]

関連作品

小説

テイルズ オブ ザ テンペスト
スーパーダッシュ文庫集英社)より刊行。著者は金月龍之介イラストいのまたむつみ松竹徳幸。ゲーム本編を綴った「テンペスト」、本編では語られなかった「ジャンナ事件」に関わる人々を描く「セイクリッドシャイン」を交互に展開している。「小説ならではの魅力」として、キャラクターの内面の掘り下げが行われている[67]

関連商品

書籍

テイルズ オブ ザ テンペスト ファステストガイド
ゲーム序盤から中盤までの解説や、キャラクター紹介、システム解説、データを収録[68]
テイルズ オブ ザ テンペスト 公式コンプリートガイド
メインストーリーやサブクエストなどの攻略、設定資料集、いのまたむつみや開発者のインタビューを収録[68]
テイルズ オブ ザ テンペスト パーフェクトガイド
エンディングまでの攻略情報、データ、人名・用語辞典を収録[69]

サウンドトラック

「テイルズ・オブ・ザ・テンペスト」オリジナル・サウンドトラック
2007年2月21日発売[68]。サウンドトラックとドラマCDの2枚組。ドラマCDはゲーム本編のエンディングでカイウスとルビアが乗り込んだ船での出来事を描いている。脚本はゲーム本編のシナリオ制作も担当した沖俣陸[35]

他のシリーズ作品との関連

テイルズ オブ ハーツ(2008年12月18日発売)
マザーシップタイトル第11作。貴重品「白いマフラー」を入手するとカイウス、「大輪の髪飾り」を入手するとルビアを戦闘中に援護キャラクターとして呼び出せる。呼び出すとカイウスは「ビーストブロウ」、ルビアは「レイズデッド」を使用する。
テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2(2009年1月29日発売)
シリーズキャラクター共演作品。カイウスとルビアがプレイヤーキャラクターとして登場。本作品以降、カイウスは獣人化時の技「ビーストブロウ」を、ルビアはイベント習得の「セイクリッドシャイン」を強力な術技である「秘奥義」として使用可能。また『テイルズ オブ ザ テンペスト』本編では、シリーズの他作品において使用されているスキット用の専用キャラクターイラストが存在しなかったが、本作品以降の関連作品では用意されている。
テイルズ オブ バーサス(2009年8月6日発売)
シリーズキャラクター共演作品。カイウスがプレイヤーキャラクターとして登場。
テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版)(2009年9月17日発売)
マザーシップタイトル第10作の移植版。カイウスの衣装がラピード、ルキウスの衣装がフレンのコスチュームとして登場。
テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3(2011年2月10日発売)
シリーズキャラクター共演作品。カイウスとルビアがプレイヤーキャラクターとして登場。
テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ(2012年2月23日発売)
シリーズキャラクター共演作品。カイウスとルビアがプレイヤーキャラクターとして登場。
テイルズ オブ ザ ワールド タクティクス ユニオン(2012年7月2日配信)、テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア(2014年10月23日発売)
シリーズキャラクター共演作品。『タクティクス ユニオン』ではルビア、『レーヴ ユナイティア』ではさらにカイウスがプレイヤーキャラクターとして登場。
テイルズ オブ ハーツ R(2013年3月7日発売)
マザーシップタイトル第11作のリメイク版。カイウスの衣装がシングのコスチュームとして登場。

脚注

注釈

  1. ^ 発売前には、メニュー画面から獣人化を選択し獣人化したまま戦闘に入ることができるとされたが[9]、製品版ではこのシステムは採用されていない。
  2. ^ 当初は最大4人でプレイ可能とされていたが[11]、後に3人までと改められた[12]
  3. ^ ゲーム中では触れられていないが『パーフェクトガイド』では、ウォールスはペイシェントの生成方法を編み出し、さらにレイモーンの民の魂がペイシェント生成に効率がよいことに気づいたとされ、その生成方法をクベールに教えたとされている[13]
  4. ^ 『テイルズ オブ クロニクル』では、クベールが行った生命の法のせいで国が滅びたということを隠すために捏造された歴史が、獣人戦争であるとされている[14]
  5. ^ a b ゲーム本編より14年前に起きた事件。仲間が迫害される状況を見かねた8人のレイモーンの民が国王に直訴するが6人が処刑された、というもの。

出典

  1. ^ 『テイルズ オブ クロニクル』106頁。
  2. ^ a b 『テイルズ オブ』シリーズ全世界累計1,000 万本突破!” (PDF). バンダイナムコゲームス (2007年12月11日). 2012年9月21日閲覧。
  3. ^ a b c 『ファミ通ゲーム白書2008』エンターブレイン、2008年、391頁。ISBN 978-4-7577-4272-7 
  4. ^ 『テイルズ オブ クロニクル』3頁。
  5. ^ a b c 電撃PlayStation Vol.502』アスキー・メディアワークス、2011年、41頁。 
  6. ^ a b GAME SIDE Vol.13』マイクロマガジン社、2008年、59頁。 
  7. ^ a b c d e f g 『公式コンプリートガイド』184頁。
  8. ^ a b Tales of the Tempest テイルズ オブ ザ テンペスト”. バンダイナムコゲームス. 2013年1月26日閲覧。
  9. ^ バンダイナムコゲームス、DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」獣人化関連情報を公開”. GAME Watch (2006年4月26日). 2012年4月29日閲覧。
  10. ^ a b c d e 『公式コンプリートガイド』8-9頁。
  11. ^ バンダイナムコゲームス、DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」仮面に包まれし謎の人物ルキウス・ブリッジス登場”. GAME Watch (2006年3月31日). 2012年10月10日閲覧。
  12. ^ バンダイナムコゲームス、DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」3人同時プレイが楽しめる「ネットワークアドベンチャー」の情報を公開”. GAME Watch (2006年9月29日). 2013年4月19日閲覧。
  13. ^ a b c d e f 『パーフェクトガイド』216-217頁。
  14. ^ 『テイルズ オブ クロニクル』107頁。
  15. ^ a b 『公式コンプリートガイド』178頁。
  16. ^ 『テイルズ オブ 大全』384頁。
  17. ^ 『公式コンプリートガイド』168頁。
  18. ^ 『テイルズ オブ 大全』386頁。
  19. ^ 『公式コンプリートガイド』185頁。
  20. ^ 『公式コンプリートガイド』172頁。
  21. ^ 『テイルズ オブ 大全』389頁。
  22. ^ 『公式コンプリートガイド』176頁。
  23. ^ 『テイルズ オブ 大全』638頁。
  24. ^ a b c ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2013年2月号』40頁。
  25. ^ 『テイルズ オブ 大辞典』511頁。
  26. ^ 『公式コンプリートガイド』177頁。
  27. ^ 『公式コンプリートガイド』179頁。
  28. ^ 「携帯ゲーム機」の枠を超えたテイルズ―『テイルズ オブ イノセンス』開発スタッフインタビュー”. インサイド. p. 2 (2008年1月29日). 2015年3月7日閲覧。
  29. ^ Creator's Voice”. 2007年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月7日閲覧。
  30. ^ 『公式コンプリートガイド』180頁。
  31. ^ 『DENGEKI DS Style Vol.1』62頁。
  32. ^ Gpara.com:Interview:隠さずに表現すること。『テイルズ オブ ジ アビス』は描きたかった『テイルズ オブ』の形。吉積プロデューサーインタビュー”. Gpara.com (2006年2月28日). 2014年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月18日閲覧。
  33. ^ 表紙”. 2007年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月18日閲覧。
  34. ^ ドラマCD『Eternal Legend ~継承の系譜~』上巻 8月31日発売”. プレセペ (2007年6月10日). 2014年10月18日閲覧。
  35. ^ a b c d e f 『テイルズ オブ ザ テンペスト オリジナルサウンドトラック』ライナーノーツ。
  36. ^ 『DENGEKI DS Style Vol.1』70頁。
  37. ^ 『DENGEKI DS Style Vol.1』60頁。
  38. ^ ニンテンドードリーム 2007年10月号』毎日コミュニケーションズ、2007年、18-19頁。 
  39. ^ AnimagiC 2014: Our interview with Hideo Baba”. JPGAMES.DE (2014年8月3日). 2015年2月7日閲覧。
  40. ^ 『テイルズ オブ』シリーズの最新作が早くも判明!”. ファミ通.com (2005年12月16日). 2013年4月17日閲覧。
  41. ^ a b 『テイルズ オブ ザ テンペスト』テーマソング発表!ジーパラドットコム:”. Gpara.com (2006年1月13日). 2013年4月17日閲覧。
  42. ^ misonoの『テイルズ オブ』タイアップ楽曲を収録したCDが発売中”. 電撃オンライン (2009年6月17日). 2013年1月26日閲覧。
  43. ^ misonoが「TOS」テーマソングを約6年ぶりに熱唱――テイルズ オブ フェスティバル 2009 (3/3)”. ITMedia Gamez. p. 3 (2009年7月27日). 2013年1月26日閲覧。
  44. ^ Gpara.com:チョウComingSoon 期待の新作紹介:テイルズ オブ ザ テンペスト”. Gpara.com (2006年1月31日). 2014年1月8日閲覧。
  45. ^ ナムコ、「テイルズ オブ」シリーズ最新作DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」4月13日に発売決定”. GAME Watch (2006年2月1日). 2010年6月3日閲覧。
  46. ^ ナムコ、DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」。料理システムと冒険を共にする3人の仲間を紹介”. GAME Watch (2006年2月24日). 2013年4月17日閲覧。
  47. ^ ナムコ、DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」発売日を6月8日に延期”. GAME Watch (2006年3月1日). 2012年4月29日閲覧。
  48. ^ ニンテンドーDS期待のソフト『テイルズ オブ ザ テンペスト』発売延期!”. ファミ通.com (2006年4月5日). 2010年6月3日閲覧。
  49. ^ 「テイルズ オブ」シリーズ「2006年度ラインナップ発表会」詳報”. GAME Watch (2006年6月20日). 2014年9月7日閲覧。
  50. ^ バンダイナムコゲームス、10月26日に発売日が決定!!DS「テイルズ オブ ザ テンペスト」”. GAME Watch (2006年8月25日). 2012年10月10日閲覧。
  51. ^ ニンテンドードリーム 2006年11月号』41頁。
  52. ^ Gpara.com クリエイターズ・ファイル:『アビス』開発秘話を公開! ナムコ・吉積信さん”. Gpara.com (2006年3月27日). 2013年4月17日閲覧。
  53. ^ Tales of the Tempest Nintendo DS Review #1 - Cubed3” (2006年8月12日). 2013年3月25日閲覧。
  54. ^ テイルズ オブ ザ テンペスト [DS]”. ファミ通.com. 2013年4月2日閲覧。
  55. ^ a b ファミ通DS+Wii 2006年12月号』エンターブレイン、2006年、66頁。 
  56. ^ 『最新完全版 DSソフトオールカタログ 08SUMMER』104頁。
  57. ^ ニンテンドードリーム 2007年1月号』毎日コミュニケーションズ、2006年、164頁。 
  58. ^ 『DENGEKI DS Style Vol.1』121頁。
  59. ^ 持ち運び便利になった「テイルズ オブ」シリーズ最新作は“愛”を材料とすべし (2/2)”. ITmedia (2006年11月7日). 2013年3月12日閲覧。
  60. ^ ゲーマガ 2006年12月号』ソフトバンククリエイティブ、2006年、185頁。 
  61. ^ 「携帯ゲーム機」の枠を超えたテイルズ―『テイルズ オブ イノセンス』開発スタッフインタビュー”. インサイド. p. 4 (2008年1月29日). 2015年3月7日閲覧。
  62. ^ これは外伝ではない――新展開を迎えるシリーズ最新作「テイルズ オブ ザ テンペスト」”. ITmedia (2005年12月16日). 2010年2月23日閲覧。
  63. ^ ITmedia +D Games:持ち運び便利になった「テイルズ オブ」シリーズ最新作は“愛”を材料とすべし (1/2)”. ITmedia (2006年11月7日). 2013年12月30日閲覧。
  64. ^ ゲーマガ 2006年8月号』ソフトバンククリエイティブ、2006年、42頁。 
  65. ^ マザーシップタイトル「テイルズ オブ イノセンス」はニンテンドーDSで――PS2、PSP、Wiiでも新作を発表 (1/4)”. ITmedia (2007年7月20日). 2013年1月26日閲覧。
  66. ^ The Tales Games We Missed”. gameinformer (2014年5月2日). 2015年3月3日閲覧。
  67. ^ 金月龍之介『テイルズ オブ ザ テンペスト 嵐の章』スーパーダッシュ文庫、2007年、239頁。ISBN 9784-08-630337-8 
  68. ^ a b c d e f g テイルズ オブ ザ テンペスト 関連商品|バンダイナムコゲームス公式サイト”. バンダイナムコゲームス. 2013年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
  69. ^ a b テイルズ オブ ザ テンペスト パーフェクトガイド”. エンターブレイン. 2013年12月22日閲覧。

参考文献

外部リンク